オロロンの呪縛



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    初公開日(参考)1982年02月
    分類

    長編小説

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    オロロンの呪縛 (光文社文庫)

    2000年11月01日 オロロンの呪縛 (光文社文庫)

    過去を棄てた女・遠山崇子は、偶然出会った男と納沙布市の民宿に泊った。ところが何者かの力で、他の三名の宿泊者とともに、突如監禁されてしまう。脱出を図る五人の男女の行く手を阻む、姿なき敵の正体は?一方、妹の救出に北海道に飛んだ遠山直弘は、そこで某大国の恐るべき陰謀を知るが…。戦慄が疾る北の町を舞台に描く、西村バイオレンスの極致。 (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (3pt)

    ジワリ、ジワリと怖い

     1982年発表作品。題名のオロロンとは北海道地方に棲む海鳥の名前の事で、現在は絶滅寸前までに数が減っているという。「オロロローン」という鳴き声からオロロン鳥と呼ばれるようになったのらしい。その哀しい鳥の鳴き声からこの物語は始まる。
     知床半島の海辺で自殺を考えていた遠山崇子は、今は行きずりで知り合った男と二人で納沙布市の民宿に泊まっている。二人は民宿を出て小樽へ向かおうとしたが町を出られない。仕方がなく元の民宿に戻る。他にも三人の男女の宿泊客がいるのだが、全員が町を出られないと訴えた。町民たちが町を封鎖している。五人は民宿で幽閉の身になってしまった。一体、何故? 遠山崇子は隙をみて東京の兄へ電話で助けを求めた。弁護士である遠山直弘は妹の電話を心配し納沙布市へと来たが、妹の姿が見つからない。妹の行方を探っていると突然に襲撃を受け、彼も拉致・監禁されてしまった。
     北国の海辺を背景に暗く重たく物語が始まり、そして不条理な恐怖が襲ってくる。最初はなんだかおかしいぞという不安がだんだんと大きくなってきて、訳もわからない程の恐怖が襲い掛かってくる。日常のはずなのに非日常になっていく怖さ。とにかく謎。何故、彼らは北国の小さな町に幽閉されなければならないのか? 抵抗し脱走を試みると、何人もの追っ手が命を狙って追いかけてくる。その理由が判らないというのも怖さ倍増だ。最後にその謎の答えが日本政府の重要人物の口から一気に語られる。国家間レベルの謀略なのだが、そのスケールのあまりの小ささに、自分は却ってリアルさを感じてビックリした。西村寿行はうまいなと思った。
    オロロンの呪縛 (角川文庫 (6098))Amazon書評・レビュー:オロロンの呪縛 (角川文庫 (6098))より
    4041407508



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