赤い額縁
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作者が好きな人にはいいでしょう。面白くかいてあるかもしれません。ただ私はこのストーリーの背景に共感できないのですみません。読む人を選ぶのでしょうね。ごめんなさい。 | ||||
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読んだ者に災いをもたらすという本の話。 その本を参考に、一昔前に流行ったゲームノベルを書いている男、 翻訳を請け負った女性、本は周りにどんどん不幸をもたらしていく。 主人公は吸血鬼二人組なのだろうが、吸血鬼でなければならない理由がない。 「怖いだろう、怖いだろう」という感じだがその実まったく怖くない。 残念ながら期待はずれだった。 | ||||
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ホラー作家にしてメタ・ミステリを得意とする作者がそのエネルギーを全開して書き上げた(と思われる)作品。『迷宮 Labyrinth』に近いものがありますが、ホラー度は格段に上がっています。 海外の作家が書いたいわくつきの小説『THE RED FRAME』をホラー・ゲームブックの素材として使おうとネット上の古本屋サイトで購入・読んだ古地が陥る眩暈・怪奇世界。 そこに吸血鬼で20年後の古本屋開業を目指して本を買い込むゴーストハンターと黒川の章が挟まって、ページはめくられてゆきます(単純にストーリーが進んで行くと言い難いところが本書の凝ったところです)。 倉阪氏得意の暗号やアナグラムも大量に仕掛けられており、簡単なものから「こんなところにまで」という意表を突いたところまで、実に多彩。1作に仕込まれたアナグラムの数では清涼院流水『ジョーカー』に迫る勢いでしょう。 本作の「本格ホラー」たる所以は、解決編を経ても全ての謎が明かされない所にあります。たぶん京極夏彦的になら本作に出てくる要素を全て解体できる筈ですが(もちろん吸血鬼は除いて)、それをやらずに(それでいて手抜きではなく)、ホラーとしての精神的恐怖を残している点はさすが。内面からじわじわくる怖さは(作中に出てくるリチャード・ラムの呪いも)『リング』に近いかもしれません。 本格ミステリとして面白いのはアウトローの吸血鬼探偵という存在。善意や倫理・道徳に縛られない存在なので、金田一耕助のように連続殺人を途中で止めるという要請がありません。むしろ被害者が増えたほうが楽しい、というキャラクターは、ツッコミどころの多い新本格ミステリ界の突破口たるアイデアかもしれません(?)。 | ||||
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