42.195 すべては始めから不可能だった



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42.195 (カッパノベルス)
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初公開日(参考)2004年07月
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長編小説

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42.195 (カッパノベルス)

2004年07月21日 42.195 (カッパノベルス)

無名のマラソン選手・田村健一の長男が誘拐され、奇妙な脅迫状が届いた。金銭の要求はいっさいない。警視庁捜査一課特殊犯罪捜査一係の喜多川警部は推理を重ねるのだが決め手が見つからない。犯人の目的はいったい何なのか?子供の命は!?無情にもレースは進む―。焦る捜査陣をあざ笑うかのように、奇妙な誘拐事件はますます不可解な様相を見せはじめる…。奇才・倉阪鬼一郎が満を持して放つ本格推理。 (「BOOK」データベースより)




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42.195 すべては始めから不可能だったの総合評価:6.67/10点レビュー 9件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

マラソンしてたらどこかに放り出された作品

 
 読者参加型のミステリー、フルマラソンのように区切られた42章、道中作者による給水ポイントという名のヒントも設けられてフェアな心構えは十分。 やっぱりスポーツだもの正々堂々を尊重しなくちゃですよね!!



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りーり
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No.8:
(4pt)

一筋縄ではいかないマラソンものミステリー

著者のライフワークであるマラソンを題材にした本格ミステリー長編。
マラソンを題材にしたミステリーというと鳥飼氏の激走 福岡国際マラソン―42.195キロの謎もあるが、本作は誘拐の脅迫でタイムを切れという謎の指示から事件が始まり、最初男性が走り、さらに女性が走るまで事件が解決しないという凝ったものになっている。
サスペンスと謎がリアルタイムで進行していき、最後には事件の真相が論理的に解決される。
この解決自体は比較的予想通りなのだが・・・・・・・・さらに最後の最後で驚愕の真相が明かされる!
さすがバカミスでも有名な著者のことはあり、ここまで非常に真面目に書いていたのに、それまでの作品世界をブチ壊すのをモロともしない悪ノリぶりである。この最後の落ちがなくても普通にミステリーとして成立しているのにわざわざこれをやってしまう著者のバカミス魂に賛否両論確実の作品だろう。
42.195 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:42.195 (カッパノベルス)より
4334075711
No.7:
(5pt)

結末を除けば、誰が読んでも抜群に面白い誘拐ミステリ

冒頭で魅力的な謎を提示して読者の心をしっかりと掴み、迫真のマラソン・シーンでグイグイと引き込みます。読者自身も競争に参加しているような気分で読み進めていくと、ゴール寸前になって、自分が参加していた競技がマラソンではなく、実は走り高跳びだったことを知らされる……そんな感じの作品になっています。
もちろん、作品中のマラソンはちゃんと正規のゴールにたどり着き、そこまでは、誰が読んでも楽しめるように書かれているのですが、最後の30ページほどで、何かが壊れます。
正統な本格推理小説を装って執筆されているので、この結末には面食らう人が多いと思います。怒って本を投げ捨てたくなる人もいるでしょう。
しかし、よく考えてみると、この「驚愕の真相」によって、奇妙な犯行が見事に合理化されていることに気付きます。「犯人はなぜ、そんな面倒なことをしたのか?」という疑問は、この作品では完全に解消されているのです。
42.195 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:42.195 (カッパノベルス)より
4334075711
No.6:
(4pt)

読者への挑戦

「読者への挑戦」への挑戦。
読者への挑戦をミスリードに使うという、
エコールドパリ殺人事件にも通じるなかなか
高度な試みがおこなわれています。
しっかりと伏線も張りめぐらされており、
(張り方は実に珍妙かつ狡猾、そして滑稽)
氏の作品の中では推理小説度がまだ高い
方ですかね。
最後にはしっかり笑えます。
副題も素敵です。
42.195 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:42.195 (カッパノベルス)より
4334075711
No.5:
(4pt)

読者への挑戦

「読者への挑戦」への挑戦。

読者への挑戦をミスリードに使うという、
エコールドパリ殺人事件にも通じるなかなか
高度な試みがおこなわれています。

しっかりと伏線も張りめぐらされており、
(張り方は実に珍妙かつ狡猾、そして滑稽)
氏の作品の中では推理小説度がまだ高い
方ですかね。

最後にはしっかり笑えます。
副題も素敵です。
42.195 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:42.195 (カッパノベルス)より
4334075711
No.4:
(4pt)

一見メフィスト賞っぽいオチですが…

身代金受け渡しの際に走らせるのはよくありますが、マラソンをテーマにしたミステリーというのはなかなかみません。タイトルのひねったつけかたは、倉阪鬼一郎らしくて好きです。こういう臨場感のある、ある種のリアルタイムものとしては『「巨人─阪神」殺人事件』などというものもありますが、本作ではこれとはまた違ったタイプです。「給水ポイント」とする作者からの挑発などの趣向は倉阪ミステリらしいですね。ミステリとしては犯人は実に堅実というか、(作者の挑発/挑戦状の中で犯人が複数犯と指定されていることもあって)驚きはそれほどなかったですが…。(光文社ノベルス初登場ということでもあるので)初めて倉阪ミステリを読む人にとっては意外な真相だと思いますが、倉阪ファンにとっては最後の給水ポイントで確実に分かると思います(最後の給水ポイントは親切すぎたんじゃないかなぁ…)。是非第2給水ポイントで真相を推理してみてほしいですね。
42.195 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:42.195 (カッパノベルス)より
4334075711



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