新世界崩壊 上小野田警部の恥辱の事件



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.50pt (10max) / 2件

7.43pt (10max) / 7件

Amazon平均点

4.50pt ( 5max) / 4件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []B総合:1644位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

27.67pt

57.67pt

6.67pt

64.33pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2010年09月
分類

長編小説

閲覧回数5,056回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数11

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

新世界崩壊 (講談社ノベルス)

2010年09月07日 新世界崩壊 (講談社ノベルス)

美女・シンディはある組織に属し、ニューヨークを拠点として特殊な任務を遂行している。あるとき彼女は組織の命でターゲットである男をニューヨークの密室で殺害後、瞬時にロンドンに移動。またあるときはアメリカの東海岸から西海岸へ瞬間移動し殺人を繰り返す!彼女は何者!?そして世界崩壊を企む謎の組織の実態とは。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

新世界崩壊 上小野田警部の恥辱の事件の総合評価:8.50/10点レビュー 6件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

新世界崩壊 上小野田警部の恥辱の事件の感想


 ニューヨークの一室でシンディは特殊な任務を遂行する。 ある時はイギリスとアメリカ、ある時はニューヨークからサンフランシスコと瞬時に移動して殺人を行う。 FBIに出張してきた上小野田警部はシンディに“理想の犯人”の匂いを感じ、彼女の住む坂の上の館で対決を挑むが・・・。 英米同時進行の二段プロットに刮目せよ!!

 上小野田警部シリーズの二作目。この作品の前のバカミスが三崎黒鳥館なので、バカミス作者としてもう限界突破していて本作も驚天動地のアイディアが光ります。 もうやりたい放題ですよ、★は8つ。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

りーり
9EDFH0HC
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

脱力した。。。世界崩壊。

前バカミスの三崎黒鳥を読んでいたので、
ある程度の身構えをしつつ手に取りました。

今回も何かが仕掛けられている事は明らかな文体。
おかしい。不自然すぎる。一体何が仕掛けられているのだ?
とヤキモキさせる読書感は健在。

文体以外にも特徴的なのは、
ノベルスの上下2段を活用し、
上段がアメリカ、下段をイギリスを舞台に
物語が同時進行する手法。

これは『本』に価値を持たせている事や、
文庫化して販売経路を増やす事が念頭にない作品づくりには
敬意を表します。

新世界が崩壊する真相が明かされた時は、
バカミスと身構えているにも関わらず失笑と脱力。

また、その後の作者の努力に驚き、
最終章「もう1つの崩壊」で
物語を別世界に構築した様は色々な意味でゾクっとしました。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(3pt)

驚愕の! とまではいかなかった……

事件がどういう世界で起きているのか、という仕掛けについては予想どおりだった。
お願いだから違っていてくれと期待して最後のページをめくったが、やはり予想どおりのまま物語は終わってしまった。
バカミス中のバカミス、という先入観のもとで読んだせいかもしれない。
バカミスと知らずに読めばよかった。でもそれなら怒ったかもしれない。

そのあたりにバカミスの物悲しさを感じる。

一方、著者が仕掛けた膨大な文字上の伏線についてはもちろん分からなかった。
文庫化不可能、の意味がよく分かった。
この仕掛に対する著者の執念には感服する。
しかし、その感想としては、だからなに? しか出てこない。

そのあたりにもバカミスの物悲しさを感じる。

でも全体としては楽しく読めたし、垣間見られる哲学的考証など感心させられる箇所も多々あった。
新世界崩壊 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:新世界崩壊 (講談社ノベルス)より
4061827405
No.3:
(5pt)

あらすじを鵜呑みにしないで下さい

倉阪氏の紙の碑に泪をに続く上小野田警部シリーズ第二弾。一作目もバカミスだったが、本作はそれを遥かに凌ぐバカミスとなっている。
裏表紙の粗筋を読むと、世界規模での同時犯行不可能トリックに主人公も組織も国際的で何とスケールのでかそうなミステリーなんだ!とこの作者の著作を未読の方は思われると思うが、その期待を落胆などという表現では表しきれない真相が待っています。バカミスだと思わずに真剣に読んでしまった人は確実に本投げつけると思いますが、これがバカミスです。バカミスとは何ぞやという答えが本書と言えるでしょう。
新世界崩壊 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:新世界崩壊 (講談社ノベルス)より
4061827405
No.2:
(5pt)

バカミスの金字塔 三たび

「四神金赤館銀青館不可能殺人」「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」につづく、バカ・ミステリの大傑作です。(「紙の碑に泪を」はいまひとつバカ度が足りません)
いま「傑作」という言葉を使いましたが、それは、バカミスという枠の中では極めて傑出した作品である、という意味であり、普通に評すれば、珍作または怪作(あるいは病気作)ということになるでしょう。帯やカバー裏の惹句を鵜呑みにした読者が、怒って本を投げつけたり引裂いたりしないか心配です。
「文庫化不能の大仕掛け」を施したページ数は前作より減少しましたが、三つの暗号童話もあったりして、内容的に不足はありません。しかし何よりも凄いのは、中心となるアイディアのバカバカしさです。行くところまで行ってしまった前作から、さらに一歩踏み外した感のある今回のオチに、拍手喝采したくなりました。愛読者としては大満足の仕上がりです。ベストセラーになるはずもない、こんな作品を、たいへんな労力を費やして完成させた作者には、毎度の事ながら、感服せずにはいられません。
暗号解読の鍵が不可能犯罪トリックと有機的に結びついているところが見事であり、全篇に張り巡らされた伏線や文章技巧の数々を、余すところなく解説し尽した70ページにわたる解決編は、迫力十分で読み応えがありました。
最後に、カバー裏のあらすじ紹介はひどすぎます。犯罪事件が解決されることによってある組織が壊滅し、結果、一つの世界が崩壊するストーリーなのに、「世界崩壊を企む謎の組織」とはなんですか? 他の部分にも無神経で不適切な表現がみられ、編集者もちゃんと読んでいないんじゃないかと疑いたくなります。

新世界崩壊 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:新世界崩壊 (講談社ノベルス)より
4061827405
No.1:
(5pt)

くくく倉阪鬼一郎がまたやったー!

と大喝采してしまった一冊。堂々と本書がバカミスであることは謳われているので、疑念の余地なく楽しませて頂きました。…引っ繰り返るかと思った! 大胆過ぎる、そして緻密過ぎる伏線。本書のタイトルではないですが、もう冗談でなくこの事件の真相は、(色んな意味で)世界が根底から覆されるような衝撃を秘めています。例によって中盤までは何かが仕掛けられているのは分かっているのに判然としない、「早く種明かししろよー」とむずむずして仕方がないのは、もう仕様ですね。上小野田警部、自業自得とはいえ、可哀想。
新世界崩壊 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:新世界崩壊 (講談社ノベルス)より
4061827405



その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク