新世界崩壊 上小野田警部の恥辱の事件
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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前バカミスの三崎黒鳥を読んでいたので、 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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事件がどういう世界で起きているのか、という仕掛けについては予想どおりだった。 お願いだから違っていてくれと期待して最後のページをめくったが、やはり予想どおりのまま物語は終わってしまった。 バカミス中のバカミス、という先入観のもとで読んだせいかもしれない。 バカミスと知らずに読めばよかった。でもそれなら怒ったかもしれない。 そのあたりにバカミスの物悲しさを感じる。 一方、著者が仕掛けた膨大な文字上の伏線についてはもちろん分からなかった。 文庫化不可能、の意味がよく分かった。 この仕掛に対する著者の執念には感服する。 しかし、その感想としては、だからなに? しか出てこない。 そのあたりにもバカミスの物悲しさを感じる。 でも全体としては楽しく読めたし、垣間見られる哲学的考証など感心させられる箇所も多々あった。 | ||||
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倉阪氏の紙の碑に泪をに続く上小野田警部シリーズ第二弾。一作目もバカミスだったが、本作はそれを遥かに凌ぐバカミスとなっている。 裏表紙の粗筋を読むと、世界規模での同時犯行不可能トリックに主人公も組織も国際的で何とスケールのでかそうなミステリーなんだ!とこの作者の著作を未読の方は思われると思うが、その期待を落胆などという表現では表しきれない真相が待っています。バカミスだと思わずに真剣に読んでしまった人は確実に本投げつけると思いますが、これがバカミスです。バカミスとは何ぞやという答えが本書と言えるでしょう。 | ||||
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「四神金赤館銀青館不可能殺人」「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」につづく、バカ・ミステリの大傑作です。(「紙の碑に泪を」はいまひとつバカ度が足りません) いま「傑作」という言葉を使いましたが、それは、バカミスという枠の中では極めて傑出した作品である、という意味であり、普通に評すれば、珍作または怪作(あるいは病気作)ということになるでしょう。帯やカバー裏の惹句を鵜呑みにした読者が、怒って本を投げつけたり引裂いたりしないか心配です。 「文庫化不能の大仕掛け」を施したページ数は前作より減少しましたが、三つの暗号童話もあったりして、内容的に不足はありません。しかし何よりも凄いのは、中心となるアイディアのバカバカしさです。行くところまで行ってしまった前作から、さらに一歩踏み外した感のある今回のオチに、拍手喝采したくなりました。愛読者としては大満足の仕上がりです。ベストセラーになるはずもない、こんな作品を、たいへんな労力を費やして完成させた作者には、毎度の事ながら、感服せずにはいられません。 暗号解読の鍵が不可能犯罪トリックと有機的に結びついているところが見事であり、全篇に張り巡らされた伏線や文章技巧の数々を、余すところなく解説し尽した70ページにわたる解決編は、迫力十分で読み応えがありました。 最後に、カバー裏のあらすじ紹介はひどすぎます。犯罪事件が解決されることによってある組織が壊滅し、結果、一つの世界が崩壊するストーリーなのに、「世界崩壊を企む謎の組織」とはなんですか? 他の部分にも無神経で不適切な表現がみられ、編集者もちゃんと読んでいないんじゃないかと疑いたくなります。 | ||||
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と大喝采してしまった一冊。堂々と本書がバカミスであることは謳われているので、疑念の余地なく楽しませて頂きました。…引っ繰り返るかと思った! 大胆過ぎる、そして緻密過ぎる伏線。本書のタイトルではないですが、もう冗談でなくこの事件の真相は、(色んな意味で)世界が根底から覆されるような衝撃を秘めています。例によって中盤までは何かが仕掛けられているのは分かっているのに判然としない、「早く種明かししろよー」とむずむずして仕方がないのは、もう仕様ですね。上小野田警部、自業自得とはいえ、可哀想。 | ||||
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