五色沼黄緑館藍紫館多重殺人



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初公開日(参考)2011年09月
分類

長編小説

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五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)

2011年09月07日 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)

絢爛なトリック! 拡散された伏線! 戦慄の終幕劇!! もはやアート! 鬼才・倉阪が放つバカミスの最終進化型! 某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催された。が、招待客はわずか4人。奇妙なムードの中、第一の殺人が!! 被害者は「怪物が……」と死の直前に呟く。連鎖し起こる不可能殺人! 衝撃の真相が待つ!!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.67pt

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人の総合評価:7.85/10点レビュー 13件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(9pt)

ミステリーを飛び越えてどっか行っちゃった話

 
五色沼黄緑館藍紫館――― 
落成パーティに招かれた文化人方々。 事情も呑み込めず密室状態になった屋敷で起きる急転直下の連続殺人の真相は? 

 仰々しいタイトルですが例の如くあのシリーズです。 全力で遊んでます。 ★は9つ!!

 

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラストの笑撃

気付いたら新刊が楽しみになってしまった作者のこのシリーズ。

作者の本を読むのが初めての方は、
いきなり本書から読んでも肌に合わないだけになる恐れがあるので、
『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』などのバカミスのシリーズを先に読み、バカミスに心を開いておく準備が必要です

登場人物達に言わせている作者の想い。
・ある種のバカミスを読むと元気がでる。
・マニア向けで版が少なくても希少価値がでる。
・文芸のなせる芸術。
などなど、
作品作りの想いが強く感じる、物語そっちの気の趣向の本です。

今回は趣向に凝り過ぎて物語に面白みがなかったのが正直な所です。
物語と仕掛けが密接していた三崎黒鳥館白鳥館の方が完成度は高い印象でした。

後半の事件の解決編を読んでいる最中でも今回は期待し過ぎたかな。
と低印象でしたが、最後良い意味で気持ちが吹っ飛びました。

いままでシリーズを読んできた人も翻弄する
三崎黒鳥館白鳥館、新世界崩壊の先を行ってしまった本書。

作者のバカミスにかける思いがここまで来ると感動的で、
歴史に残る作品作りっていいなと、不思議な心情になりました。
作者の走り続ける姿に拍手。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

桜もちの書評~五色沼黄緑館藍紫館多重殺人~

*****
いつも書いてるあらすじ略。
*****

倉阪鬼一郎の館シリーズ(勝手に命名)第3弾ってことで読んでみた。
とりあえず、
「四神金赤館銀青館不可能殺人」だとか
「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」だとか
「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」といった
怪しげなタイトルがついてる段階でかなり疑うよね。
ナンじゃこりゃ?って。そしてこのシリーズの場合、それがそのまま最後の感想になるわけだ(いい意味で)。
それを抜きにしても大満足の内容。

どれか1冊読んだことがある人は、きっと疑いながらチェックしながら読んじゃうよね。
でもその読みかたってこのシリーズには合わないと思う。
ちょっと気になるなーって感じでサラッと読んで、最後にガッツリだまされるほうが断然楽しい。

このシリーズ本に対してみんなが『バカミス』っていう風に褒めてるのに対して、
倉阪鬼一郎さんが「そんなつもりで書いてない。真剣だ。」とコメントしてるのを何処かで読んで、あまりの労力に脱帽するとともに、その執念にある種の恐怖を感じるわ。畏怖って言うのが正しいのかな?
電子書籍とか他の媒体では味わえない、って言うところも個人的にすごくポイントが高い。

*****
楽しく読めた度 100%
*****

桜もち
I4XNTKTH
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(5pt)

天下のバカミス

同じような仕掛け本といえば泡坂妻夫さんの「幸せの書」があるが、この本は僭越ながらその名著を軽く超えている。

レビューには「バカミス」ならぬ「バカコメ」をしている輩も見受けられるが、ミステリとしてはそれを売りにしているのだから仕方がない。

直木賞や日本推理作家協会賞は今後も取れないかもしれない。しかし、このジャンルは最早倉阪鬼一郎という小説家によって行き着くべき場所に辿り着いた。
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)より
4061827979
No.9:
(5pt)

まさにバカミスの極致

偏執的なまでに積み重ねられた仕掛けに脱帽。まさに、そこまでやってくれるか!といったところ。
序盤、なんとなく文章がプロの作家にしては・・・と気になっていたのだが、それも読み進めていくうちに感動に変わる。むしろ、一冊の小説としてぎりぎり破綻をきたしていない技量は素晴らしいと思われる。
自分自身は、ミステリでもこれと言ってあれこれ推理しながら読むタイプではないので、素直に驚き笑いながら楽しめた。
かけがえのない読書体験が得られるか、ふざけるなと本を放り投げたくなるかは読む人次第。
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)より
4061827979
No.8:
(5pt)

倉坂鬼一郎の書くバカミスの中で一番好き

この人の書くバカミス全般に言えることですが、本格ミステリ好きの人にはお勧めしません。

あまり考えずに素直に読んでいくのをお勧めします。普通のミステリに疲れたり、頭を使いたくないほど疲れていたりする時に読むといいです。

作中内レべルの謎(館の正体)を見破るのは難しいと思います。ちょっとそれはアンフェアなんじゃないかと思った記憶がありますが、そこは個人的にどうでもよかったですしフェアさを期待もしていません。肝心なのはその先、メタレベルの謎解きです。いつもの地雷風仕掛けも、この人のバカミスを一度でも読んだことがあればまああまり驚きもしません。

しかし、最後の最後にどでかい一発ネタが襲い掛かってきます。勘のいい人、考えながら読んでいた人は途中で気づく確率が高いのでしょうが、僕のように何にも考えずに読んでいた人はそこで唖然とするでしょう。僕は唖然とした後に思わず吹き出してしまいました。くだらないけど面白いですし、予想外でした。最後の一発ネタでもうこの作品の悪いところが全て許せたし、僕の中でこの作品の地位がぐんと上がりました。

笑いたいとき、頭を使いたくないけどミステリ風の何かが読みたいときなんかにお勧めです。
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)より
4061827979
No.7:
(1pt)

人間失格

文章書くような人格は持ち合わせていない。こんな奴の本は買ってはいけないね。
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)より
4061827979
No.6:
(4pt)

【ちょっとバレ】バカミスと聞いて

「くだらねー」とぼやきながら、ニヤニヤと読了出来るものを期待したのですが・・・

まず手にとって、「こんなに薄いのに、なんで段組み?」・・・すでにここから術中にハマっていたわけです。
筒井氏の『残像に口紅を』に匹敵する(かも知れんない)文字配置上の制約・仕込みにまずビックリ。
なんか下手な文やなぁ~という印象が多々あったのですが、その制約ならば仕方のないところ。
”素人文士の作中作”って点にも、説得力出る気もしますし。
現実世界とは別次元とも言えるクライマックスシーンも割りとスリリングでございまして、
これはゲームの世界なら、映像化も出来るかな~と。

ただ、エピローグは要らんかったと思います。
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)より
4061827979



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