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五色沼黄緑館藍紫館多重殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人の評価: 8.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.67pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラストの笑撃

気付いたら新刊が楽しみになってしまった作者のこのシリーズ。

作者の本を読むのが初めての方は、
いきなり本書から読んでも肌に合わないだけになる恐れがあるので、
『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』などのバカミスのシリーズを先に読み、バカミスに心を開いておく準備が必要です

登場人物達に言わせている作者の想い。
・ある種のバカミスを読むと元気がでる。
・マニア向けで版が少なくても希少価値がでる。
・文芸のなせる芸術。
などなど、
作品作りの想いが強く感じる、物語そっちの気の趣向の本です。

今回は趣向に凝り過ぎて物語に面白みがなかったのが正直な所です。
物語と仕掛けが密接していた三崎黒鳥館白鳥館の方が完成度は高い印象でした。

後半の事件の解決編を読んでいる最中でも今回は期待し過ぎたかな。
と低印象でしたが、最後良い意味で気持ちが吹っ飛びました。

いままでシリーズを読んできた人も翻弄する
三崎黒鳥館白鳥館、新世界崩壊の先を行ってしまった本書。

作者のバカミスにかける思いがここまで来ると感動的で、
歴史に残る作品作りっていいなと、不思議な心情になりました。
作者の走り続ける姿に拍手。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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