波上館の犯罪



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初公開日(参考)2014年08月
分類

長編小説

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波上館の犯罪 (講談社ノベルス)

2014年08月07日 波上館の犯罪 (講談社ノベルス)

倉阪氏ならではの驚愕バカミスです。読者の思考を遙かに超えた場所に「仕掛け」られた謎とトリックが持ち味の作風が、本作ではさらにパワーアップ! ページを捲れば幻惑必至の恐るべきミステリ小説です。 とある半島の近海に浮かぶ小島に建てられた、白亜の洋館。波に浮かんで見えるその異様な建物は、波上館と呼ばれていた。館主の芸術家・波丘駿一郎が死を迎えた後、館では元妻の千波、元執事で千波の再婚相手となった間島、駿一郎の長女の香波らが、打算にまみれた暮らしをしていた。ある日、香波が何者かに自室で刺殺される。放浪の旅から呼び戻された次女の美波は探偵役に指名されるが、亡き駿一郎が犯人だとしか思えない殺しの手口に戦慄する―。解読不能の仕掛けに瞠目せよ。倉阪ミステリー最高傑作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.67pt

波上館の犯罪の総合評価:5.40/10点レビュー 5件。Dランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

波上館の犯罪の感想


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鼻毛のびのび
YLPLRW2J
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

いつもの

 
全ての文章が伏線になってる究極のミステリー。 幕間的な箸休めの作品ながら謎の手間がかかっている。
倉阪氏慣れしていると物足りないかもしれませんが、初めて体験するなら軽めでオススメな作品です。

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りーり
9EDFH0HC
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ある方向での究極の作品

読後、ついに念願の作品を完成させたんだな……。と感慨深くなりました。
物語の面白さについては正直好みとは違うのですが、歴史に刻まれる仕掛けの1つを作品に残した点で評価です。

著者言葉にある、
『すべての文章、いや、すべての言葉が伏線になっているミステリー』
このコンセプトを実現させる為にどんな方法をどう表現して物語に組み込んだらよいのか。その1つの解答が本書です。

作者初めての方の場合は、読んでもさっぱりかもしれないので、
導入のしやすさ、わかり易さという点で『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』を手に取ると良いと思います。

私は著者の作品は『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』から入った口ですが、その作品以前である5年以上前から、幾度となく作者の言葉で、作中すべてが伏線になっているミステリーが理想でそれを作りたい。という想いを読んできました。著者の写真や、参考文献まで伏線にした病的な作品も生まれていますが、『本』である事自体が絶対的な要素。電子書籍では表現できない、本と言う作品を作るという事の想いはとても感銘を受けたものです。

本書で使われている題材と仕掛けの選び方は見事に調和されていますし、過去作の『五色沼』『不可能楽園』では仕掛けを施す為に読み辛くなってしまった点が、本書では改善され質も上がっています。

ついに完成したんだな……と、感動しました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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未読の方はご注意ください

No.2:
(2pt)

こまった波動理論

バカミスではなく、シュールな味を追求した抒情ミステリといったおもむきである。
だれが犯人かはもやはどうでもよく、事故死した波丘の霊魂の存在、彼の突拍子もない
波動理論、娘・美波との一蓮托生ぶりなどが描かれる。
その波動理論とやらが高踏的すぎて一般には理解不能なのか、ただのバカうんちくで
人を煙に巻こうとしているのか判らないので、読者としてはこまってしまうのである。
さらに"波"をモチーフに随所、詩的表現をまじえ、著者の言う通奏低音として物語に
厚みを与えんとしている。
ミステリとしては、荒削りでまるで完成されていないように思われる。
すべてが伏線になっている小説といわれても、どうもピンとこなかった。
孤島の館から全世界へ向けて脳波をとばし、それを支配するなどという発想がバカミス的ではありますね。
いずれにせよ、まじめに考えてはいけないのかもしれない。
波上館の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:波上館の犯罪 (講談社ノベルス)より
4062990261
No.1:
(3pt)

毎年恒例の年末バカミスではないがネタはそのもの

倉阪氏が年末に出す恒例のバカミス路線のシリーズではなく、他シリーズの交響楽のシリーズとして出された作品である。
内容はもちろんバカミスではないので、ゴシックミステリー風味のシリアスなもの・・・・・だが、本全体に仕掛けれられたギミックが壮絶に凝りまくっていて、よくこれで長編を書こうとしたものだと無駄な努力に唖然としてしまうだろう。
今までのバカミスを読んできた人にはかなりこの仕掛けは分かりやすく、途中でほとんどの人が気づいてしまうかと思うが、気づいたら気づいたらでその後も読み進めずにはいられない。
ただ、やはりこのネタはバカミスでやった方が良かったと思われ、内容がシリアスでストーリーでのバカ趣向は皆無なため、このギミックの制約のため、ストーリーの面白さを犠牲にしている側面もある。
氏の作品を初めて読む人には唖然とするギミックだが、氏のファン特にバカミスのファンには今回は真剣勝負のバカミスではないため、今までの作品と比べるとおとなしいなと感じてしまうだろう。
波上館の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:波上館の犯罪 (講談社ノベルス)より
4062990261



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