八王子七色面妖館密室不可能殺人
- バカミス (26)
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八王子七色面妖館密室不可能殺人の総合評価:
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某書評で、密室本格ミステリーと称されていたので買いました。 しかし中身は完全にバカミス。 何が面白いのか分からなかった。 バカミスが好きな人には堪らないのだろうが、私は全く受け付けません。 無理です。 | ||||
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毎年恒例となっている倉坂氏のバカミスの最新作。 今回も謎の館での密室不可能状況の連続殺人が描かれる・・・・・が粗筋をうのみにしてはいけないのがこの一連のバカミスシリーズの特徴で、中盤にその連続殺人のバカバカしい真相が暴かれる。 さらに後半はこれまた恒例の全ページに仕掛けられた伏線言葉の謎とき。これも恒例で何回もやっているのだが、いい加減マンネリになるかというところをさらなる物量で押し切り、ここまでやられるともう脱帽である。 全く衰えを知らぬバカミスシリーズの一作である。 | ||||
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作者のバカミスを読むのは4冊目。構成の緻密さ、インパクトの強さではベストではなかろうか。7件も連続する「密室不可能殺人」のお話は全体の半分ほどで終わり、後ろの半分は例によって「記述上の仕掛け」の種明かしが畳み掛けるように続く。「密室不可能殺人」の謎解きはどちらかというと大味で、新しく読もうとする方は、後半に突入するまで我慢して読み継ぐことをお勧めしたい(なんだこりゃ、と途中で本書をぶん投げる方もなくはない、と思うので)。 全編にわたる仕掛けは、評者が数えただけでも18コ。数え方次第では、20コを超える(!)かもしれない。仕掛けだらけである。作者のバカミスの「アホげな仕掛け」は重々承知しており、その気になって眼光紙背を徹する気迫で読み込んだが、種明かしの前に「ん?」とばかりに気付いたのはたったの2つ。あとは説明されてびっくり、唖然・愕然・大笑いのトリックばかり。 しかも、おしまい近くで解明される最後の仕掛けはなかなかに感動的で、いい味を出している。何が感動的だったのか書くとネタバラシになるので抑えるが、読み終えて唖然・愕然・大笑いするだけでなく、しみじみと残るものがあった。プラスアルファの余韻を醸し出すことに成功したバカミス、といえそうだ。 | ||||
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七色に外壁を塗られ奇怪な館、倒錯的なテーマを持つ七つの部屋、 虹色の殺人劇などという惹句を見て、何も知らずに買ってしまった 人は面食らうことでしょう。しかしこれは、泡坂妻夫の名作に眩惑 されて妖しい世界へ迷い込んだ小説家の到達点を示す怪作であり、 いわゆる館ものの本格ミステリとは無縁の作品です。「七つの部屋 で連続する密室犯罪!」という帯の言葉を鵜呑みにしてはいけませ ん。確かに密室殺人が次々と起きますが、それはこの作品では些事 に過ぎません。不思議に聞えるでしょうが、これは、そういう作品 なのです。執筆不可能と思えるこんな作品を、何冊も書き続ける辛 抱強さは、偉大な才能なのだと思います。こんな作品を書き続ける のは職業作家として自殺行為に近いのでしょうが、それでもチャレ ンジを続ける日本一の変人作家に、心からの拍手を贈りたいと思い ます。 | ||||
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