(短編集)
もどりびと 桜村人情歳時記
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淡々とした文章で、人の心を描く傑作と思う。 どの話も必ず最後は感動の涙が出てきてしまった。 と同時に俳諧の奥深さを教えてくれた。 | ||||
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人情物語のツボを心得た作者の短編連作。 著者は「のどか屋」シリーズを中心に、料理人を主人公に据え、料理の繊細な描写をひとびとの思いにかさね、ほっこりと暖かい世界を描いてきました。いくつかパターンはあるのですが、その中でも作者が得意とするのは「供養」のモチーフ。 亡くなった人への思いをこめた追善の料理を通じて、ひとつになるみんなの気持ち、そしてときには死者が生者を励ましに姿を見せることもあり・・・ 今回はこの「供養」モチーフでまとめた4編です。 謎のうなぎ屋、そば屋、つまみかんざし屋、そして菓子屋。そして、しんみりとせつない物語どうしをつなぐのは、若い俳諧師、桜村。 俳諧師を主人公にすえ、鎮魂の物語を、少し客観的に俳句で彩ったことで、俳人でもある著者の持ち味が活かされ、新シリーズになるのかなと思いましたが、最後の物語で打ち切られるようでもあります。 4篇とも著者がすでにいろいろなところで試みた定番パターンであるのに、それでも胸にしみて読まされました。 ちりばめられた俳句と、そしてそれぞれの職人仕事を感覚ゆたかに描きこんでいる筆致ゆえでしょうか。 短編ならではの凝縮度もあり、初めてこの著者の作品を読むのには、むしろ最適かもしれません。 | ||||
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