晴(はれ)やに、新しい命が生まれます！ もと町同心の優之進と愛妻のおはるが「晴や」を開店して初めて迎える夏。

東京・新橋にある「テツ」は鉄道ファンが集うこだわりの喫茶店。そこに持ち込まれるのは鉄道がらみの不思議な謎。

倉阪氏ならではの驚愕バカミスです。

「堕天使、占星術、魔術、騙し絵、迷宮、愛死、弦楽」各部屋に悪魔的な意匠をちりばめた館で奏でられる殺人組曲。

「4月9日(金)午前0:20にお越しください。お目にかかれるときを楽しみにしております。

せがれを偲ぶ職人が注文する料理は…… おきくと幸太郎の夫婦が営む「きく屋」は、大川端にある名店で、今は亡き大切な人との「おもいで料理」も評判だ。

「文字禍の館」。それは、ある大金持ちの変人が建てたという、一般非公開のテーマパークである。

家老の命で、心ならずも友を斬った鷲尾直十郎は、故郷を捨て、江戸で無為の日々を送っていた。

純愛ノワールの傑作、ついに刊行!圧倒的、1008枚!少年は少女と出会い、そして逃亡者となった。

ホラーを知り尽くした著者が、自信をもっておくる本格的怪奇小説の決定版!とにかく怖い!怪奇実話作家のもとに持ちこまれた一冊の日記帳。

安政四年。好色者で、かつ火事のたび大儲けする材木問屋の主人が殺される。

過去に怯えながら瀟洒な館でひっそりと暮らす少女。過剰なまでに彼女を守ろうとする執事。

第二作『蝿よ蝿よ、日輪はなぜ輝いてゐるのか。

巨大アミューズメント施設を取り巻く地域で、連続する通り魔殺人。

水だけでそばを食わせる究極のそば屋「無上庵」の店先にめんつゆを置き去る妖怪の正体(「無上庵崩壊」)、作家志望者が新進作家の名を騙ったがため立てた殺人計画(「郷土作家」)、スランプ俳人が素人の一句に天啓を受け発狂(「梅の小枝が」)など田舎ならではの怪事件!探

多方面で活躍する才人・西木遵が東京・八王子で殺害された。

学内のミステリーサークル「アルゴークラブ」は、赤田留美、羽根木透という二人の死者を出して、その活動に幕を下ろす。

無名のマラソン選手・田村健一の長男が誘拐され、奇妙な脅迫状が届いた。金銭の要求はいっさいない。

奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。

同族経営で百年の歴史を誇る光鳥印刷。校正者を務める辻堂怜子は、社が請け負った極秘文書を担当することになった。

「江戸に火盗改あり。長官、香坂主税あり。

瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。

若くして引退し、その後は一度も姿を見せず山形県に隠棲していた往年の名女優、美里織絵が死去。

浅草路地の鰻屋では、亡くなったおかみと娘が、一人残されたあるじを手伝っていた（「香り路地」）。

それは奇妙なマンションだった。女性専用で、セキュリティは万全、一見何の問題も無いように見える。

旧家の猪丸家に現れた記憶のない謎の女・葦子は、開かずの間だった蔵座敷で“狐狗狸さん”を始める。

手狭になったマンションを引き払い、思い切って一戸建てを購入することにした間庭夫婦は、郊外に中古物件を見つけた。

忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。

自らの限られた命を知った作家の守渡季里は、遺作の執筆を開始していた。

斧による一家惨殺事件。くりかえし芸術を模倣する現実。

江戸指物師・橋上清次は、嫁ぐ娘のために姫鏡台を造っていた。ほぼ完成しているそれが仕上げられることはない。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

軽井沢フィルを率いる美貌の指揮者・火渡樹理と難病を患う新進画家の緑川弦が出会ったとき、三代にわたり二家を縛る不思議な因縁が露になる。

極上の悪夢のための指定席 ホラーミステリー・アンソロジーから魔像（ファンタスマゴリア）が浮かび上がる！ 技巧の限りを尽くした鬼才の真骨頂。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

作家兼編集者の三津田信三が紹介された男、龍巳美乃歩が語ったのは、旧家、百巳家での迫真の実話怪談だった。

都内各地で首がさかさになった奇

奇妙な同人誌「迷宮草子」の恐怖！恐怖！　古書店で主人公は奇妙な同人誌を入手する。

倉阪氏ならではの驚愕バカミスです。

県立吹上高校は教頭も校長もその息子の新任教師も、可愛い女生徒とつきあう体育教師も、事故死した熱心な社会科教師とその妻も、軟式野球部員と監督も、PTAも、生徒会長も、ついでに町の小説教室講師(売れない作家)も、みな過剰な自意識を持てあます、怪しい輩だった。

自らの作品を呪物と化し、人々を襲った異端の芸術家・黒形上赤四郎。

風光明媚な「日本桜富士館」で催される、富士と桜を愛でる会。

世界を自分の色で支配しようとする異形の天才芸術家、黒形上赤四郎。

巷で“赤い球体”を見た人々が自我を失い、凶事を起こす事態が発生。

再び指揮者がヴァイオリンを弾きはじめる。照明はさらに暗く、遠近法が微妙に狂いだす。