エンブリオ



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    初公開日(参考)2002年07月
    分類

    長編小説

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    エンブリオ (上) (集英社文庫)

    2005年10月20日 エンブリオ (上) (集英社文庫)

    エンブリオ―それは受精後八週までの胎児。天才産婦人科医・岸川は、人為的に流産させたエンブリオを培養し臓器移植をするという、異常な「医療行為」に手を染めていた。優しい院長として患者に慕われる裏で、彼は法の盲点をつき、倫理を無視した試みを重ねる。彼が次に挑むのは、男性の妊娠実験…。神の領域に踏み込んだ先端医療はどこへ向かうのか。生命の尊厳を揺るがす衝撃の問題作。 (「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.36:
    (1pt)

    途中で止めました

    読んでてムカムカするんです。元々、エンブリオの続編となる本の原点となる作品。誰かが書いててくれて早速注文しましたが、続編は素晴らしかったです。記憶では。これは。。さすがに読んでて厳しいし、気持ちがとても暗くなります。コロナの時代に命がこんな風に。。な話しは鬱になるのて途中で止めました。こんな話が現実に存在するのか?将来、するのかもしれないし、既に何処かでされてるのかもしれない。人間の欲望は間違えるととても怖い。
    エンブリオ (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:エンブリオ (下) (集英社文庫)より
    4087478742
    No.35:
    (1pt)

    不快感しかない

    エンブリオの続編にあたる作品が好きだたのでこちらを知り、購入しましたが。

    。。とにかく不快感しかないです。吐き気がして、読む価値を見いだせずやめました。
    エンブリオ (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:エンブリオ (上) (集英社文庫)より
    4087478734
    No.34:
    (5pt)

    女医の生きざまに感動❗

    図書館で借りて読んだインターセックスをアマゾンで買ってまた読み返した❗つながりがとても面白かった❗女医の過去が衝撃的でその生きざまに感動した❗
    エンブリオ (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:エンブリオ (下) (集英社文庫)より
    4087478742
    No.33:
    (5pt)

    帚木蓬生さんの本は裏切らない!

    この中に書かれていることは、今、現実に行われているのではないだろうか?
    エンブリオ (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:エンブリオ (上) (集英社文庫)より
    4087478734
    No.32:
    (5pt)

    「男性の妊娠」の実現可能性と生命倫理

    この作品は生命倫理をテーマにした文学作品である。この本を読むきっかけとなったのは、私が元々、生命倫理に関心があったからということのほかに、「男性の妊娠」の実現可能性に関しても興味があったからである。
    岸川の倫理に反する医療行為は、不倫や浮気を経験した歌手がそのことをテーマに作詞や作曲した歌と同じような側面があると思う。不倫や浮気は、一夫多妻・一妻多夫制の社会を除けば、概して倫理に反した行いである。不倫相手の家庭を壊したり、他人の幸せを奪ったりする可能性もある。日本では、不倫された者は民法のもとに訴訟したり、慰謝料を請求したりすることもできる。しかし、浮気や不倫をする人は確かに存在し、その人たちは自分の犯してしまった罪や、現実を受け入れられないこともあるし、そのようなことから悲嘆に暮れることもあるだろう。また、そのような倫理に反する行いを経験していなくとも、不倫や浮気をテーマにした歌を好む者もいるかもしれない。そのような人たちの拠り所となったり、支えになったり、充足感を与えたりすることが不倫・浮気経験者の作る歌にはできるのである。
    倫理に反した岸川の医療行為にもまた、これと同じ側面があり、もちろん小規模の不幸や犠牲よりも、後に実現され得る多数の幸福を念頭に置いて行われている。岸川の「男性の妊娠実験」は、ホームレスの男性の腹部に腫瘍があると偽って入院させ、その男性の腹腔内に人口子宮を入れて人為的に妊娠させた上で、出産可能な状態まで胎児が成長した段階で、肥大した腫瘍の摘出手術と偽って男性の腹腔内から胎児を取り出すという、明らかに倫理に反した実験である。被験者となった男性が危険な状態になったり、最悪の場合、死亡したりする可能性もあるし、ましてや、男性の幸福を奪う可能性も十分に考えられたであろう。しかし、仮にこの実験が成功したとして、そののちのことを考えてみよう。近年では、セクシャル・マイノリティへの理解も進み、世界で性転換手術なども数多く施されている。生物学的には男性であるセクシャル・マイノリティの人たちの中には、妊娠して子供を出産したいという願望を持っている人がいることは想像に難くない。また、妻が病気を患うなど、何らかの理由で妊娠・出産ができず、夫である自分が妻の代わりを務めたいと思う男性もいるかもしれない。このような人たちにとって拠り所となるのは、「男性の妊娠実験」への挑戦と成功である。岸川の場合は、日本で公にこのような実験をすることができなかったから、法の盲点をついてこのような倫理に反する実験をせざるを得なかったのである。
    もちろん、私は倫理に反する行い全てを否定したい立場ではあるが、時効の制度があるように、当該人物が同じような過ちを繰り返さなければ、概ね、許すための努力をしようとするし、倫理に反する行いだったとしても、のちに多数の幸福をもたらすような行いであったとしたならば、皮肉だとは思うが、その行いも許そうと努めはする。もちろん、多数の幸福に至るまでの小規模の不幸や犠牲のことは決して忘れてはいけないことに変わりはない。
    また、作中では、岸川の患者に対する人柄の良さも過不足なく表現されている一方で、岸川の周りの情景や人物が淡々と描写されており、まるで、岸川の隠れた冷酷さまでをも、周りの情景や人物が表現しているような、はたまた、実際には露見していないのに、その冷酷さが周りの物体や人間に滲み出ているような、そのような印象を受けた。おそらく、これは岸川の裏の顔を引き立てるための手法なのだろう。また、変化の段階にある慣用句「足をすくう」を、「足元をすくう」として作中で使用し、この慣用句の変化がいかに日本社会に浸透しているかを、加えて、作者がこのような言語の変化にも柔軟に対応していることに対して良い印象を与えられた。
    総合的な評価として、この作品は、日本人として生命倫理について考える良い機会を読者に与え、なおかつ、文学的にも作者の工夫を凝らした文章表現や、現代日本語の変化に対する作者の寛容さも見受けられる作品であった。
    エンブリオ (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:エンブリオ (上) (集英社文庫)より
    4087478734



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