悲素



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初公開日(参考)2015年07月
分類

長編小説

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悲素 上 (新潮文庫)

2018年01月27日 悲素 上 (新潮文庫)

一九九八年、和歌山市内の夏祭りでカレーを食べた住民六十名以上が中毒症状を呈し、四名が死亡した。県警から、毒物中毒の第一人者である沢井直尚九州大学医学部教授のもとに、協力要請が入る。現地入りした沢井は、事件の深刻さを前に誓う―本物の医学の力で犯罪をあぶりだすと。被害者たちの診察と診療録の解析の果てに浮上する、小林真由美の保険金詐取疑惑と過去の事件、戦慄の闇。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

悲素の総合評価:8.41/10点レビュー 41件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

悲素の感想

現役医師である作者が、実在の事件を題材に描いた作品です。
医師仲間から「和歌山カレー事件」の鑑定資料を託された、というのだから驚きだ。
ただ、ルポルタージュっぽく、捜査、裁判と同じ事の繰り返しが描かれていてかなり冗長に思えます。
鑑定資料をベースに「小説」にして欲しかったなぁ。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(8pt)

悲素の感想

ドキュメンタリー風に書かれている。どこまでが現実の出来事として読めばいいのかちょっとわからないけれど、当時の報道を少し思い出したりした。現実に今同じ和歌山で資産家が覚せい剤で急死する事件が起きている。この本に
書かれているように和歌山県警は再び大変な苦労をしょい込んだことになる。この本で犯人とされる女性はカレー事件が起こる10年以上も前から犯罪を重ねていた。夫が営むシロアリ駆除の会社で使っていた人間を借金を餌に保険を
掛け捲りヒ素や睡眠薬を飲ませていた。ぞっとする女である。密かに和歌山県警の依頼を受けた医師が犯人の会社で働いていた人物を診察し、警察が執念で集めた古いカルテなどを分析してヒ素を体内に取り込んでいる事実を解明していく。
本筋のカレー事件を追うのではなく、従業員が何人もヒ素や睡眠薬を飲まされ入院したことで、何社にも掛けた保険から驚くほどの金額の入院給付金を受け取っていたり、死亡した人もいて億の単位の保険金を手に入れていた事実を解明していく。
当時社会的にヒ素についてのモノを言える人物はいなかった。医師であり大学教授のこの人物が数少ないヒ素や毒物についての研究をしている人だったことで警察の依頼を受けた。当然従業員が診察をうけた医師なども症状からヒ素が関係している
等とは誰も気づかない。膨大なカルテを当たり証拠として採用される意見書を作成していく医師の苦労が始めから最後まで描かれている。合間に毒物についての人間の歴史とそれを使った遥かな昔の毒殺事件が書かれているのも興味深く読める。
淡々とした文章に見えるが怖い話でその浸透力は半端ない。


ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.39:
(5pt)

まるでルポルタージュの様な本

まるでルポルタージュの様に細部に渡って書いてある本です。丁寧に被害に遭われた方の経過など書き込まれていて面白かったです。本人が無実を一貫して訴えているので動機は不明で不可解な事件ですが、カレー事件の前の保険金詐欺事件なども詳しく書かれていて読みごたえがありました。
悲素 上 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悲素 上 (新潮文庫)より
4101188262
No.38:
(4pt)

帚木先生

まだ読み始めていません。
でもははきぎ先生の作品に外れはありません。
目を閉じて情緒豊かな文章を振り返ると、まさに自身がその場に立っているかのごとくイメージできるほどリアルです。語彙不足と感じる方にお勧めです。
悲素 上 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悲素 上 (新潮文庫)より
4101188262
No.37:
(5pt)

迅速な対応で綺麗!

ネットでの中古本購入は初めてでしたので、直接見ていないので心配していましたが、とても綺麗な状態でお安く買えて大満足でした!
悲素 下 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悲素 下 (新潮文庫)より
4101188270
No.36:
(5pt)

『九仞の功を一簣に虧く』なのか?

箒木さんの著書を何冊も読んでいるが、本作も素晴らしい作品。特に、他のレビュアーの方も書かれているように、主人公退官時に送られた担当刑事の礼状は読んで涙を禁じ得ない。それゆえにWikipediaにあるように夫への誘導尋問問題、司法取引疑惑が本当にあったとしたら残念至極であり、本作にも出てくる『九仞の功を一簣に虧く』と言わざるを得ない。Wikipediaに登場する小寺検事とは、本作では『寺内検事』として登場しているようだが(喜多検事かもしれないが?)、誘導尋問、司法取引が無かったのであれば、堂々と反論して欲しい。それが出来なければやはり、『九仞の功を一簣に虧く』なのか?本作主人公のモデルになった九州大名誉教授井上尚英先生も浮かばれないのではないだろうか?
悲素 下 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悲素 下 (新潮文庫)より
4101188270
No.35:
(5pt)

詳細な症例報告

筆者が医師であることから、ヒ素の中毒症状が、詳細に描写されている。
悲素 上 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悲素 上 (新潮文庫)より
4101188262



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