安楽病棟



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初公開日(参考)1999年04月
分類

長編小説

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安楽病棟 (新潮文庫)

2001年09月28日 安楽病棟 (新潮文庫)

深夜、引き出しに排尿する男性、お地蔵さんの帽子と前垂れを縫い続ける女性、気をつけの姿勢で寝る元近衛兵の男性、異食症で五百円硬貨がお腹に入ったままの女性、自分を23歳の独身だと思い込む女性…様々な症状の老人が暮らす痴呆病棟で起きた、相次ぐ患者の急死。理想の介護を実践する新任看護婦が気づいた衝撃の実験とは?終末期医療の現状と問題点を鮮やかに描くミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

安楽病棟の総合評価:8.09/10点レビュー 33件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

誰もが身につまされるのではないか?

表4の紹介文に「終末期医療の現状と問題点を鮮やかに描くミステリー」とある通り、痴呆老人の治療と安楽死をテーマにした作品。読む人それぞれの立場に応じて様々な問題を突きつけられるであろう作品だ。
ミステリーとしては、痴呆病棟に勤務する若い看護師が患者の死因に疑問を持ち、治療以外の目的の医療が行われているのではないかと推理するというストーリーで、さほどの衝撃は無い。むしろ、老人たちが入院に至るまでの本人と家族の人生模様が語られる前半、新人看護師の目を通して痴呆老人看護の実態を生々しく描いた中・後半部分が、ノンフィクション・ルポルタージュ並みの迫力を持っていて読ませる。
ミステリーファンにというより、介護や高齢化社会に興味を持つ人にオススメ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.32:
(5pt)

現代の重要テーマを主題として取り上げた意欲作。

認知症病棟の入院患者とそれを取り巻く家族や病院職員の苦闘と悩みを綿密に描写。文庫本600頁のぶ厚さだがその筆力が読む者を退屈させず、一つひとつのケースが伏線となる一級のミステリーを構成。
安楽病棟 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:安楽病棟 (集英社文庫)より
4087456234
No.31:
(5pt)

帚木蓬生氏の切り口は絶妙

彼の小説はほぼ完読しています。今回unlimitedで読むことができうれしいです。人情味のある書きぶりで、心が温かくなるのですが、読後は宿題を与えられたような気がします。次の小説が楽しみです。
安楽病棟 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:安楽病棟 (集英社文庫)より
4087456234
No.30:
(3pt)

これらかの世の中、本気で考えねば・・・

年老いて自分の意思で生活ができなくなっても生きるということに、私自身は生きる意味を見出すことができません。家族や介護の方に迷惑をかけるのであれば安楽死という選択もあってしかるべきかと考えてしまいます。これからの世の中、このようなことが現実的に多く起きてくるのかと予想されます。遺族にとっても、生きながらえる立場にとってもお互いが軋轢のない人生の終焉を迎えることを考えていくことが大事だと思いました。
安楽病棟 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:安楽病棟 (集英社文庫)より
4087456234
No.29:
(5pt)

急速に進む高齢化の現在こそ読まれるべき一書

看護大学を出て痴呆(認知症)病棟に配属になった城野看護師と病棟担当医香月医師をめぐる、痴呆病棟の患者たちの生活と看護と介護、そして現在の日本では犯罪である「安楽死」の問題を読者に鋭く、深く問い続ける重い一書だった。団塊の世代があと数年で後期高齢者となる現在こそ、改めて読まれるべき本である。
安楽病棟 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:安楽病棟 (集英社文庫)より
4087456234
No.28:
(5pt)

戦慄の一書!

本作には、自分が何者かさえ把握できない登場人物が多く出てきます。
だからと言って、「生きている資格がない」ことにはなりません。
生死の自己決定を他人(ここでは医師)に、勝手に判断される筋合いもない訳です。
そんな当たり前が「滑り坂理論」を根拠に、呆気なく忘れ去られてします。
人の奥底に眠る狂気を再認識させられる、作品です。
安楽病棟 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:安楽病棟 (集英社文庫)より
4087456234



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