(短編集)

嗤う名医



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    5.88pt (10max) / 8件

    Amazon平均点

    3.73pt ( 5max) / 26件

    楽天平均点

    3.33pt ( 5max) / 33件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    1pt
    サイト内ランク []D
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2014年02月
    分類

    短編集

    閲覧回数2,962回
    お気に入りにされた回数2
    読書済みに登録された回数11

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    嗤う名医

    2014年02月26日 嗤う名医

    “嫁”の介護に不満を持つ老人(「寝たきりの殺意」)。豊胸手術に失敗した、不運続きの女(「シリコン」)。患者の甘えを一切許さない天才的外科医(「至高の名医」)。頭蓋骨の形で、人の美醜を判断する男(「愛ドクロ」)。ストレスを全て抱え込む、循環器内科医(「名医の微笑」)。相手の嘘やごまかしを見抜く内科医(「嘘はキライ」)。本当のことなんて、言えるわけない。真の病名、患者への不満、手術の失敗。現役医師による、可笑しくて怖いミステリー。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    嗤う名医の総合評価:7.46/10点レビュー 26件。Dランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.26:
    (4pt)

    ブラック・ユーモアの短篇集

    久坂部さんの長篇は思いテーマを取り上げたものが多いけど、短篇は重いテーマをとろあげてもコミカルな筆致のブラック・ユーモアという感じで面白い。特に「名医」とされた医師の裏側を描いた「至高の名医」、「名医の微小」が面白かった。
    嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
    4087454762
    No.25:
    (4pt)

    短編小説 物語によって面白度合いは異なる

    専門的な医療用語にリアルな医療現場の内容が細かく描かれています。素人の私にはドラマやマンガのイメージを膨らませながら読んでいるので正確な理解をしているとは言いづらいですが、それでも想像を膨らませてくれるような描写です。
    また、短編小説内で一番面白かったのは”寝たきりの殺意”でした。世にも奇妙な物語に出てきそうなミステリー的な雰囲気で、なによりオチが印象的でした。映像化したら絶対におもしろいと思います。
    それ以外は、面白い物語もありますが、正直微妙な物語もありました。それも短編小説の醍醐味だと思いますので、時間があれば購読をお勧めいたします。
    嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
    4087454762
    No.24:
    (1pt)

    読むだけ無駄

    この著者は一定の筆力があり、そこそこ読ませるものを書ける人だと思う。あ
    まりに衒いがひどすぎるきらいがあるが、(私の勝手な名付けだが)「筆の悪達者
    な作家」。「廃用身」でも感じたが、かなりアクの強い表現を好み、なかなか他の
    作家が取り扱わないような題材で小説を書く。
     「廃用身」などは、もう少しで「身体障がい者差別」につながるようなことを、
    ギリギリの線で何とかエンタメ小説として成立させている。テーマでも著者以外
    にはなかなかストーリーが立てにくい、現代医療に関わるストーリーを描いてい
    る。

     医者との触れ込みだが、正直「まともな医者?」と疑うこともある。特に医師
    の労働条件(生産手段を自分で持っているので、通常の労働者の定義には入らな
    いが)に関しては、意味不明のことを上から目線で寝言を言う(医者に労基法を
    適用するのはおかしくて、超過勤務が当たり前らしいが、意味づけが説得力がな
    く、大きな声でがなり立てているだけ。かなり「権利」というものを勘違いして
    いる)。

     さて本書は、著者の医療をめぐる(と言うより医療に関係ない著作があるのだ
    ろうか)、取り立てて褒めるところもない雑文集。

     「寝たきりの殺意」。数ページで「落ち」が分かる。この類いの手法は使われ
    尽くしていて、「またか」とうんざりする。描写も薄く興趣がわかない。習作レ
    ベルの作品。

     「シリコン」。これも文字通りのストーリー。豊胸手術で酷い目にあう患者を
    面白おかしく描こうとして失敗。「運がとことん悪い」主人公のエピソードが、
    犬の糞とかカラスの糞とかが出てくる。説得力がなく、いい加減に幾つかの思い
    つきを出しているだけ。女性は誰でも胸が大きいのを望むと思っている単調な想
    像力。モデルさんを見てみれば、そうでないのはすぐに分かる。平面的思考と重
    みのないストーリー。

     「至高の名医」。漫画の「ブラックジャック」のような仕立てが好みらしい。
    糖尿病から肝硬変、胃がん、こんな医者が大病院の中にいる訳がない。文中でHIV
    感染に関する医師とも思われぬ誇大な恐怖心の描写がある。これはさすがに頂け
    ない。

     「愛ドクロ」。頭蓋骨で人の美醜を測る人。それだけの物語。何のつもりで書
    いたのかさえ不明。
     「名医の微笑」。よくあるストレスによる人間行動を笑うもの。味もない。
     「嘘はキライ」。面倒なので斜め読み。

     まあ、適当に書き散らした雑文をそのまま書籍化したもの。多分数日で書いた
    ものだろう。著者も偉くなった者で、内容の全くない雑文を(赤川次郎のように)
    推敲もなく上梓したのだろう。酷い作文を出版するなどは、「勇気」があります
    ね。

     ☆?   ある訳がない。  時間を返してほしい。
    嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
    4087454762
    No.23:
    (3pt)

    少し気持ち悪いかな

    読書録「嗤う名医」4

    著者 久坂部羊
    出版 集英社文庫

    p259より引用
    “「ほんとうさ。疋田教授は学会の基準地決
    定に影響力があるだろ。彼の一声で中性脂肪
    の基準値が一〇ミリグラム下がれば、薬の売
    り上げが億単位で伸びるんだ。だから、製薬
    会社からな」”

    目次より抜粋引用
    “寝たきりの殺意
     シリコン
     至高の名医
     愛ドクロ
     名医の微笑”

     医療や病院界隈で起こる事件を描く、短編
    小説集。全六編。同社刊行作文庫版。
     不便な体でありながらも、日課の運動をこなす男性。努力しても動かない下半身とあまり関係の良くない息子の嫁とのやり取りにいら立つが…。(寝たきりの殺意)

     上記の引用は、高名な大学教授の不正経理
    疑惑についての台詞。
    人の健康を左右する基準が、薬屋さんの儲け
    のために決められているのなら、基準値など
    というものは当てにせず、自分の体を自分で
    管理できるようになりたいところです。
     著者は出版当時、現役の医師であったそう
    で、実体験を元に書かれている部分もあるの
    でしょうか?リアリティのあるホラーといった
    味わいで、「世にも奇妙な物語」で映像化さ
    れそうな雰囲気です。面白いけれど少々気持
    ち悪く、後味もすっきりしない作品ではない
    でしょうか。

    ーーーーー
    嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
    4087454762
    No.22:
    (2pt)

    好みが分かれる作品

    医師にまつわる「もしも」のウラ面を想像した短編集。
    自分にはブラック、エログロが合わずすぐ売ってしまった。
    嗤う名医 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:嗤う名医 (集英社文庫)より
    4087454762



    その他、Amazon書評・レビューが 26件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク