廃用身
- 虐待 (178)
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| 映画が気になり、久坂部羊氏の作品を初めて読みました。 内容もフィクションと分かっているのにノンフィクションのように感じ、正直衝撃以外の言葉が見つかりません。 | ||||
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| 初めは実話かと思いました。凝った作りで一気に読みました。 | ||||
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| ただ、ドキュメンタリー風に描かれる介護状況についてのパートは退屈でした。 オチについてもある程度想像がつくものでしかなく、つまらない前半パートを乗り越えて得られるカタルシスはありませんでした。 | ||||
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| 廃用身は久坂部羊先生の造語だそうです。 Audibleで聴きましたが、漆羽という医者の手記から始まり、「これって久坂部羊の本だったよな?」と思い返し、自分が間違えたのではないかと表紙を見直したらやはり久坂部羊の小説でした。 本書は漆原という医者が書いたエッセイに見えて、これは本当の話ではないかと錯覚に陥ります。久坂部羊先生の処女作だそうです。天才だと思いました。 主人公はAケアという、動かなくなった患者の手足を切断します。これには効果があり、動けなかった患者が両足を失ったことにより、脚の付け根で移動できるようになったり、床ずれが解消したりする。 自分は合理的な手段だと思いました。 それでいて漆原医師の手記は独善的でいて、客観的には院内で全ての人に賞賛されていたかと言えばそうでもない。社会から大きなバッシングを受けます。 神の手などを読んだ感想から、前々から久坂部羊氏は命の判断が早い、長生きは罪である、のうようなことを書いてあり、近藤誠と考え方が似ていると感じていたら、やはり本書は近藤誠のような著者が登場しました。 最後はちょっとした奇跡が起こったりするのが、粋な感じでした。 | ||||
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| 本の中に主人公の手記の本があるという独特な構成のスタイル。 物語は四肢麻痺の介護の問題と治療について多面的な切り口からの検討が入っている。 登場人物の証言は主人公との関係によって全く異なり、相手の勝手なねたみそねみや恋愛感情もあると貶める方向になる。どんな人だったかを引き出す証言は複数の人を取材する必要があると思った。 今後の少子高齢化問題の問題を先見の明をもって提起した作品。 何事にも陰と陽の側面とタイミングがあり、読み終えて爽快感はないが、オススメの内容です。 高齢者の脳血管障害や認知症の予防が大変重要だと思いました。 | ||||
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