■スポンサードリンク
廃用身
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
廃用身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 1~20 1/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の中に主人公の手記の本があるという独特な構成のスタイル。 物語は四肢麻痺の介護の問題と治療について多面的な切り口からの検討が入っている。 登場人物の証言は主人公との関係によって全く異なり、相手の勝手なねたみそねみや恋愛感情もあると貶める方向になる。どんな人だったかを引き出す証言は複数の人を取材する必要があると思った。 今後の少子高齢化問題の問題を先見の明をもって提起した作品。 何事にも陰と陽の側面とタイミングがあり、読み終えて爽快感はないが、オススメの内容です。 高齢者の脳血管障害や認知症の予防が大変重要だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元理学療法士です リハビリしながら、切ればいいのにって思ったことありますよ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「頭は私の廃用身」ってホラーかよ! 「忘れ物、ぼくの頭」を思い出したわ(というこわい話があるのです) 突っ走った医師の突っ走った末路。 忙しい人だなと思った。 にしても、もしAケアが善か悪かを問うているなら、ナンセンス。 西洋医学は合理性と繋がっていると思うが、合理性は倫理や善悪とは繋がっていないと思うから。 医学と善悪は交わらないもので、Aケアも、そのケース(本人・家族等)にとってどれだけ良いか(有益と見込まれるか)が問題で、それを第三者が鬼畜だうんぬん言う話じゃ無いよね で、世論は集団意思だから、流動的だし、医師本人の嗜癖なんて、もちろんどうでも良い。 じゃあ、実際のところ結局有益だったのかって、症例数は少ない(有益と見込まれて手術されてはいる)、あと、本人の意思を汲むのって難しいよね。 (申し訳ないから、本当は切りたくないんだけど、迷惑もかけたくないから)切ってください、の括弧書きを読むのは難しい。仮に精神科医を間に挟んで、その括弧が読めてもAケアがスタンダードになってしまえば、スルーされるのがオチだし。 にしても、なんで医者は死ぬことになったのか。 Aケアについて正しい順序ってやつを踏まず執拗に糾弾されたからか?ここまで突っ走れる人なら、国外に行って引き続き突っ走れば良いのに。そしたら本当にノーベル賞行きだったかも知れないよ?まあロボトミー手術みたく剥奪されるかも知れないけど...。よっぽどサドって言われたのがショックだったの? 毅然としていた奥さんが子どもを道連れにしようとしたのも解せないし。で、子どもの命は助かったけど廃用身って、トンチのつもりかいな。 (2021年3月読了、当時の感想に加筆) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進むうちに私の頭はこの話がノンフィクションになっていました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり、身体の一部を無くすと言うのは、凄く辛いことに感じます。何とか動かしたいと言うかすかな願望まで、根こそぎ破壊される気がして辛すぎました。そんなことも言えないくらい介護現場と本人が大変ということを言いたい小説なのだとは思いましたが、何となく本能が拒否してしまいました。 今、膝の半月板を取らなきゃいけないかもと言うことで日々悩んでいる自分には無理だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまり概要を見ずに読み始めたので、ノンフィクションと思い、本当にこんな画期的な医師がいるのか、今は存命だろうか、万一私や家族がのっぴきならない状況になったら、この先生に「ケア」してもらえるだろうか、と真剣に考えながら途中まで読みました。 中盤以降の急展開で、なるほどこれはフィクションであったか、と引き戻されましたが、しかし今後、超高齢化社会が来るのは確実ですし、介護の現場は現在でも相当に厳しいものだと聞きます。その部分の描写はまったくフィクションではないのですから、もし自分がその当事者になる時が来たら…と考えながら読むと、終始重い気持ちになりました。 漆原医師は確かに、隠されたサディズムが潔癖と完全主義を加速させた、表面的には高潔な人格者でも内心を解き明かしてみれば異常者とレッテルを貼られる人物かもしれません。 しかし、作中で何度か言及されているように、画期的で最先端な試み、特に人間の体にメスを入れるような外科手法はどれも、今では当たり前の事でも提示された当時は大変ショッキングでしたでしょうし、漆原医師のような「その時代には非難される異常なほどの開拓心」がなければ、為し得なかった領域でしょう。 これからの現実でも、「ただ生きていれば良い」と個人個人に介護の重荷を背負わせるのはやめ、感情的な忌避感や古い偏執を乗り越えて、「Aケア」や「Sケア」、そして作中冒頭で言及された安楽死についても、冷静かつ合理的な判断ができる成熟した社会になることを、望んで止みません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題材は面白いが…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
介護老人を往診で見ている内科医です。 レビューの評価が高い作品なので読んでみましたが、正直、不愉快! 医師がこの切り口で、何を問う?、何を論じたいのか?大変疑問に感じました。 脳梗塞後遺症の麻痺患者の麻痺側の手足の切断という衝撃ネタを、もっともらしく、 構成して作品にしていますが、これをネタにすること事態の違和感、おぞましさ を強く感じます。(日々、老人医療と接している人間として) 増して、四肢切断愛(Apotemnophilia)者の異常偏愛で物語を仕上げるのか、 それとも、介護問題に主軸を置き問いかけるのか? そこが明確でなく、どちらかというと前者に傾いた作品のため、読後感 極めて不快な作品です。個人的には、私に合わない、嫌いな作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コロナでのステイホーム時間に、この作者の作品6冊一気に読みました。 廃用身、無痛、は特に面白かった。 ドキュメンタリーおたくの私は「本当にこんなsensationalな事件あったかなぁ?」と、思わずググってしまった程 リアリティの有る表現でした。 お医者さんなのですね。 天は二物を与えるものなのですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三浦しおんのエッセイにおすすめの本として紹介されたので読んでみた。 考えさせられる。 高齢社会、みんな、いつかは高齢者になる。この本は他人事ではない。フィクションでありながらノンフィクションである。 いつ、自分の身体が動けなくなるか。 誰かの世話になるか。排泄。 自力できていたものができなくなる喪失。 喪失体験の連続。 そりゃー65年間も身体を使えばどこが痛くなるのは当たり前だろうー。 でも、誰かの世話にならないと生きていけない辛さ、惨めさ。 辛すぎる。 使えなくなったものを排除し、生活の質を高める。素晴らしいことだ。本当にそうか。排除すればいいのか。切断すればいいのか。 人間が生きるのに大切のは尊厳。 その尊厳はなにか。 答えはない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
例えば最後の描写の意味は? 優しさから?単に自分の功績を形にしたかった?趣味? 人は色々なので意味が分からず「読み手の解釈で」と言うのは良い。 ただ海外の作品や昭和の純文学に比べると娯楽本は文字数が少ない。 もう少し風景描写などで登場人物の心象などを表現して欲しいかな? まあ最近の日本の本はたいていこれだけど。 なので海外物か純文学に戻ります。 楽しくは読めたし「長生きしたくない」とは思ったけれどあまり何も残らなかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
同じ久坂部羊の悪医を読んで非常に衝撃を受けたのでデビュー作の本作を読みました。内容だけでなく、その作品としての構成にも驚きました。医療に関する知識があるほど興味深く読み込めると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めは、医者が介護についての現状の問題を書いているのかと思っていました。 後半に入りびっくり。 なかなか面白い構造です。 現状の医療ではこのようなことは行われているのでしょうか。 もし介護が軽くなるのであれば良いのではと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
介護の現場とその大変さを、少しかもしれないが理解できた。しかし、この手で本当にQOLが改善されるのであれば、手段の一つとしてありだと思うが、この検証が人道的な面から実施不可能と思われることが小説として成功している。QOLは何も患者だけにあるものではなく、介護をする人たちのQOLも考慮されなければならない。テーマは重く、他人事じゃない真剣さが要求され、一気に読むことができた。皆さんにもお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまり詳しくなく読んでみたら題材が題材で重い内容ですが興味深く読ませていただきました。電車の中で暇つぶしに読んでいたのですが通勤の読書が待ち遠しかったです。買ってよかった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前後半で書き手を分けて構成されている。前半はあまりにもリアルな医療現場の人々のやりとりがあるので、*Aケア*は久坂部氏が考案、実践したものとばかり思っていたが、物語途中、手足の切断手術の費用を保険診療で賄う為に保険点数の算定出来る病名をあてて手術を行うくだりで「こんな事書いていいのか?」という疑問が生じ改めて著者や発行者、発行所を確認すると「成る程そういうことか」と納得した。どういうことなのかは是非ご自分の目で確認して貰いたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語という観点から評価するならば、特段面白い部分は無かったように思う。 漆原の内面の歪み、もといサディズム嗜好は取ってつけたような感があった。 400pと比較的文量は多いが、文章自体は平易で読みやすいものだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄いです!これからの時代を先取りした小説だと思いました。読んで良かったと思っています。流石にドクターだからこその記述はあるものの 日本の将来を見据えての部分には鳥肌が立つような感動を覚えました。多くの人に読んでもらうべき一冊だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これを 面白いという人は 同じ作者の 無痛や第五番をつまらないと思うのでしょうね。 すごくつまらなくて 退屈で 途中でやめた!! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!