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廃用身
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廃用身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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例えば最後の描写の意味は? 優しさから?単に自分の功績を形にしたかった?趣味? 人は色々なので意味が分からず「読み手の解釈で」と言うのは良い。 ただ海外の作品や昭和の純文学に比べると娯楽本は文字数が少ない。 もう少し風景描写などで登場人物の心象などを表現して欲しいかな? まあ最近の日本の本はたいていこれだけど。 なので海外物か純文学に戻ります。 楽しくは読めたし「長生きしたくない」とは思ったけれどあまり何も残らなかった | ||||
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物語という観点から評価するならば、特段面白い部分は無かったように思う。 漆原の内面の歪み、もといサディズム嗜好は取ってつけたような感があった。 400pと比較的文量は多いが、文章自体は平易で読みやすいものだ。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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主人公は、漆原糾。医師。 彼は、老人医療のデイケアという場所で働き出す。 そこで目にした現実は、老人介護の過酷さと 老人虐待だった。 いつしか、彼は廃用身となった四肢を切断する 「Aケア」という方法を思いつき実践する。 しかし「Aケア」を世間一般に公表しようとする前に、 週刊誌により批判的な記事が出てしまう。 老人介護と老人虐待の問題について、 主人公の視点と「Aケア」という方法により描いた作品。 内容は非常にリアリティーがあり、 身近な問題として真剣に考えるに値する。 しかし、後半は主人公の二重人格的な性格が クローズアップされてしまい、 老人問題が霞んでしまった感がある。 (作中に「マスコミが敢えて話題を避けている」 という内容があったが・・。) | ||||
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見つけてから手を付ける迄なかなかに時間が掛かりました。読んだら絶対後味悪くて引っ張るぞ…が、目に入った以上読まずにはいられない…みたいなw 勝手に思い込んでいた「グロ」ではなかったです。むしろ「軽快」。滑稽味すらある。 5章にひと言。「医療者」と「患者」「介護者」の意識の乖離を感じます…。「介護者(身内)」が元々患者に「好意」が薄い場合、「人外」の形状になった人間は余計に「虐待」される気がします…。人の形を保ってる限りは、「虐待の後ろめたさ」があるでしょうが、異形となった時点で「後ろめたさ」もなくなってしまうんではないか…。介護者がプロへと変わる場合はともかく、引き続き「家族」が介護者の場合は、単純に物理的に楽になる事と、故に虐待が改善するっていうのは全く別の話だと思います。 ついでに、身内に「提案」するのを逡巡してたシーンは「そりゃ順番違うだろ!」って思いました。本人ボケてないんなら、本人の意思確認が先でしょう。先に身内が乗り気になって、本人がイヤなのに押し切られてたらどうするよ? 個人的には「身内の介護」はどっちにしてもどっちかがどっちかを「虐待」してる状態だと思います。介護者が患者を虐待してるのは分かり易いですが、年中無休で患者が「介護者」を使役するのはこれもまた虐待ではないかと。 「いつもすまないねえ」「それは言わない約束よ」 …は陳腐なやりとりではありますが、その精神が互いにないと成り立たない関係性で。 世の中、「どうにもこうにもとにかく生きたい」って患者もいるでしょうが、「そろそろ休ませて欲しい。ただ、もう痛かったり怖かったりするのはイヤだから楽にお願い」って患者もいますから…。こんな手間暇かける位なら、後者用の仕組み作って欲しいですねー。 | ||||
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現代作家らしく読み易く雑誌の特集記事を読んでいるかのよう抵抗なくページが進みます。 医療現場と言うよりその後の介護の合理化と、そのための環境の効率化を問題としている内容です。フェクションだから良いとわ申せませんが小説終盤にわショッキングそれ以上グロテスクな光景で終わっております。高齢化がますます進んで誰もが考えなくてわならない人生最後の生き様、奇麗事だけでわ到底解決出来ない訳ですので、このような問題表記で色々考えるのも良いのでわ あくまでも小説ですので事実誤認なされないよう・・・・・でも少し後味の悪い作品でした。 | ||||
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後輩(おとなしい外科系研修医)が、私が好きな作家です、読んでみて下さい、と貸してくれた本。フィクションと思いながら読み進め、途中で、認知症や、脳障害後遺症の老人達へのリアルな治療の描写などに、胸が苦しくなった。こんな医療や病院をあつかったルポなんか、愛読するなんて、危ない奴だ、必ずしもありえない治療ではなく、でも危険な考え方だ、週明けに、彼に本を返して、説教してやろう、と。そして、止めれず、後半の取材者の手記に読み進み、さらに現実感がつのり、ますます気分が悪くなって来た。主人公の幼少時代のエピソードや医学部時代のことなど、そして、臨床医としての姿、本当にいそうな人間で、事件の舞台も、自分が学生時代を過ごしたところであり、本の奥付には、この危険な医療を語る医師と出版編集者の略歴までさもありなん、に書かれてあり、すっかりだまされた。読後感は決して爽やかではなく(中途で出てくるネット小説や、主人公の子供の頃にかいた物語などが醜悪で、その夜悪い夢をみそうな)、実際の著者略歴はもう一枚、後ろに。それで、救われたような気がするとともに、よく考えたら、そんなこと或る訳が...と、納得。医者が趣味で、専門用語と知識で、病院の内側だけを書いたものではない、やられた、と関心した。今の世の中、でもかなり変になって来てるから、この悪夢が現実にならない事、祈りたい。超異色の切り口、はまったら中毒になる読者がいるかもしれない。 | ||||
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『破裂』でも著者の関心は高齢化社会だ。 進歩した医学が心身の不自由が生じても長生きをもたらす。 介護生活が10年20年と長引く生活。 実際介護はそんな美談で語ることばかりではなく、介護される側もする側にも 生まれるべきではない負の感情を呼び起こす。 この人のこの本は、小説でありながら切実に読者に訴えてくる。 故に、読後の気持ちは託された問題で重くなる。 不自由な手足を切断されても、長生きを望む人はいるか? 本当に長生きは幸福なのか? 人間が寿命をどこまでコントロールするのか? 出来れば『破裂』と合わせて読むことをお薦めします。 | ||||
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ある人がおもしろい本があるからとすすめてくれた。 その人はノンフィクションだと思っていたようであるが。 内容は結構グロテスクで、実際はそんなことになりえない 気もする。 物語の舞台はデイケアで同じ様な職種についているものとして とても考えさせられる内容であった。 | ||||
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ある人がおもしろい本があるからとすすめてくれた。 その人はノンフィクションだと思っていたようであるが。 内容は結構グロテスクで、実際はそんなことになりえない 気もする。 物語の舞台はデイケアで同じ様な職種についているものとして とても考えさせられる内容であった。 | ||||
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フィクションだと知っていながらも読み始めれば疑ってしまう、リアリティ溢れる形式で書かれた本書は、「廃用身切除手術」を、それがもたらす効用、引き起こす問題をフィクションとして描きながら、現実社会に提案しているように思える。 この本を読み終えたあなたは、Aケアカンファでどのような発言をするのだろう。 | ||||
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