金のゆりかご
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金のゆりかごの総合評価:
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内容としては面白いものの、なんとか読者を欺こうという作家の意図が見える作品です。 あーでもないこーでもないと、ぐるぐる行ったり来たりして、やっとなんとか話を収拾した感じで、読み疲れてしまいました。もっと素直に結末にたどり着いても十分価値のある内容だったと思うと残念です。 | ||||
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読書家ではないので参考にならないかもしれませんが。最後まで一気に読めたので面白い本といえると思います。ただ結末は「??」という感じですこしもわっとしました。 1ケ月も経てばどんな本だったか細かいところは忘れてしまうような本で、また読みたいと思えるような本ではありません。 | ||||
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人間の命に軽重があってはならないってことをお題目にしてて、 そのお題目を守りづらくするためにいろんな障害と、幼児英才教育による 卓越した頭脳とを対比させてるんだけど・・・。 これだけ特異で込み入った設定だと俺ならどうする?みたいには読めない。 登場人物も、いかにも日本的な被抑圧的状況に置かれてばかりいてみんないらいらしてるし、 少年たちもまさしく受験レベルの競争で秀才になった人間の劣等感まみれの想像力が 描いた似非天才群像っていうか・・・。読んでて面白くないんだよなぁ。 天才ってのは徹底的にマイペースで、上機嫌で基本的にはやさしくて でも常識に照らし合わせたときに時に配慮が足らんということがあり、 結果的に周囲を傷つけたり挫折させたりってものかと・・・。知的に劣る存在を 見下すことにエネルギーをこれっぽっちでも振り向けるようなちっぽけなエゴの持ち主が はたしてブレイクスルーをもたらすのかな?成長がどっかで止まるとしたら脳の仕組み云々より、 俺は他のヤツより優れてるんだ、圧倒的な知性と業績でそれを証明し続けてやるんだっていう 生きる姿勢っていうか、勝手に自分で自分にかけてるプレッシャーじゃね? 周囲から浮いたり虐げられたりするのも、何かに没頭しすぎちゃうが故で、 人を見下す態度だったり、極端に貧弱だったりセックスアピールがなかったり ってことでいじめられちゃうのももういいよって。既視感ありすぎる。 んだから、T博士の、天才少年への接し方っていうのかな、持ち上げ方っていうのかな、 それが諸悪の根源じゃねーか、浅いよな。天才を作るならその辺もかなりデリケートな はずなのに、五感からの脳への刺激だけに傾倒しすぎっていうか、ホントに最先端? かなり幼稚な印象を受けた。トルストイは脳もメガネに過ぎないって書いてたけど。 あとがきではトンデモのない安心して読めるサイエンスミステリみたいな賛辞があったけど、 そういう次元ではないこじつけや安易なステレオタイプへの逃げはいろいろある気がした。 協調性を欠くいびつなエゴが醸成されるのは、幼児英才教育だけにはよらないでしょ。 金のゆりかごで天才育成って、それこそ5流のSFでもアウトな感じしますけど。 カバー画が藤田新策さんで期待して読んだが、ダメでした。 | ||||
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いじめについての部分には陰湿で不快で辟易しましたが読みやすくうまく騙されました。なかなかの大作ですが興味深く読ませていただきました。確かに頭の良さというのは高校くらいから伸び悩んだりしますね。私も小学生・中学生くらいまでは秀才でしたが高校でさぼりまくりとやればできるという勘違いで進路を誤りました。そういう意味ではなかなか教訓も得られます。苦手で興味の湧かない科目は意識して良い参考書や塾、家庭教師とか使わないと壊滅的にできない人になりますので、苦手科目も怠らず自分に相応の進路を早めに見つけて準備していかないと後々苦労します。そういう部分もえがかれていますのでためになります。 | ||||
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「このミス」だか「書店員」で選出されていたときにオビを読んで興味を引かれていましたが、そのボリュームに圧倒されてしまい、読むのを躊躇していました。が、最近図書館で見つけたので、つまらなかったら途中で読み捨てればいいやなんて思いながら読み始めたら、それは杞憂であることがすぐに分かりました。SFチックな要素も絡めながら進むストーリーは最後まで、まったく中だるみすることもなく一気に読ませます。恥ずかしながら多数の登場人物の人間関係をきちんと把握できていないかもしれないのですが、そんなことさえ気にさせないみごとなプロットの構成に翻弄されまくる快感に酔いしれました。 あ、それから小さなことだとは思いますがひとつ。”天才少年”たちが交わす会話が随所に見られますが、大人でもすぐには理解できないような難解な内容を喋っているのに、それが大人ではなく子供が喋っているんだということをしっかり感じさせました。単語の使い方や文末の助詞の使い方などが実に上手というか気配りされていて、不自然さがまったくありませんでした。こんな些細なことにも筆者の筆力を感じたのは私だけでしょうか。 | ||||
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