カンナ 天草の神兵
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第2弾。天草四郎についてです。 歴史については詳しくないし、そこまで興味もないのですが、難しいことは出てこないので、豆知識や都市伝説的に楽しく読めました。 ミステリについては最初から期待していなかったので、そんなものかな…という感じです。 | ||||
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1冊目読了後、間を空けずアマゾンで探してしまいました!カンナの魅力、恐るべし。 | ||||
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本書は、カンナシリーズ第2弾です。 本作の舞台は天草で、島原・天草の乱の真相や天草四郎時貞について独自の史観を交えて、構成されています。 テンポが良く、数時間で読み終える内容です。 ミステリー好きの方も、歴史好きの方も楽しめると思います。 | ||||
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この作者の他のシリーズより気軽に読めました。 歴史は勝者が作る(記録する)、、、、 その記録は本当なの? | ||||
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このシリーズは、神社の跡取りで忍びの血をひく主人公が、某文書を持って行方不明になった諒司を追いかける、というロードノベルの体裁をとっています。 行く先々の土地での歴史と、そしてそれに遠因を持つ、あるいは響き合うような現代の事件に出会う、という趣向。 のんびりした主人公と今回の相手役柏木竜之介、毎回それに同行する才媛の学生巫女の貴湖、三人の道中はQEDシリーズを思わせますが、謎解きがうまく三人に分散しているところが、桑原タタルのひとり解説より、ストーリーに溶け込んでいて読みやすいかなと思います。 ただ今回は本の厚みも薄く、ミステリ部分がやはり脆弱な感じがします。 エキゾチックさを漂わせる現地の教会や孤児院をめぐる殺人、そして容疑者と目された三人の男性の失踪は、天草四郎の謎を追う主人公たちとうまく絡み合うかに見えますが、後半での謎解きはあっけなく、ラストのオチも少し作りすぎで、ひと昔前の少女マンガのようです。 しかしながら、その薄さと非現実性も、カタコンベに閉じ込められた忍者の子孫ふたりの、天草四郎の正体の謎解きのシーンなどと重ねあわせられると、その重層性のむこうに当時の一揆の悲壮さの叫喚が聞こえてくるようで、天草の風土の描写とともに、なぜか心に焼きつけられます。 QEDシリーズもですが、著者にとって、現実のドラマ部分は、歴史のぶあつい闇と謎の上の薄皮のようなもので、その皮一枚下の時空間こそ語りたいものなのだろうと思います。このシリーズ、小説としてのバランスはQEDよりは良く、より大きな謎の枠の中で人を探すという設定もあって先を読みたくさせますが、それでもやはり彼らの行く先々の風土の物語こそが作者の真骨頂であり、(殺人事件はともあれ)歴史ドラマの深淵が人間の情念・怨念をはらみつつ現代にせりあがる迫力、それが魅力なのだと感じました。 またQEDシリーズが現代と、記紀神話にも通じる古代、の二層構造だったのに対し、このシリーズは中間にお庭番というか忍者の伝統という中間ラインも入っていますので、さらなる(三層構造の)楽しみも加わります。 ミステリとは別に、著者のファンとしては、やはりこの先も読みつづけてしまうだろうと思います。 | ||||
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