QED ~ventus~ 御霊将門
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謎解き要素はない、サブ的シリーズとなります。 事件も起きることは起きますが殺人はありませんので。 ただし、犯罪は絡むことは絡んでおり だんだんと狂気へと変わるさまはおっかなさを感じました。 花見目的でのデート(?)+1はいつの間にか花見を逸し 将門のに関することへの度へと変化していきます。 何かと呪いとかいい印象では語られない人ですが それがもしも先人の手に寄って歪曲されたものであったら? タタルの豊富な知識は様々な先入観を拭い去ります。 実はこの作品、将門以外にもあるスマホゲーに出てくる キャラクターが取り上げられています。 なのでそれをプレイしている人はニンマリできるかもしれませんよ? | ||||
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対応早く、説明どおりの商品でした。 | ||||
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歴史関連の資料をあさっていて、なんとなくこのシリーズを見つけて読んでみたんですが、 キャラのつくりかたがなんていうかもうちょっと深みを持たせてもよかったんじゃ?と思いました。 普段から歴史系のものには学術系、信長のシェフ、信長協奏曲、バサラ、戦国無双、など アカデミック〜ゲーム、マンガ系まで食べつくしてるんですけども、 本作では一部の記述におそらくは史実とどうも違うところが散見されていて、 主人公は博識な設定だけにそれは残念でした。 家康が江戸に入ったときにまだ葦の生い茂る土地で、というのは当時の鎌倉幕府以降の発展を考慮すると およそありえない話で、これは家康系のつくりごとなのは明白なので・・・。 そして、あくまで笑い飛ばす「つくり歴史もの」としてとらえるとき、 BASARAや戦国無双ほど突き抜けてはいないし、信長のシェフや協奏曲ほどにはつくりこまれていない印象を受けました。 しかし、ラインナップを見るに、これだけ広い歴史をカバーしているのはたしかに秀逸で、これからを期待したいです。 個人的には、内容の専門性があと二段階ほどあがって、せめて大学レベル以上になっていればもっと楽しめたのですが、 売れる部数との兼ね合いから、ギリギリのラインかもしれないと思いました。 沙織さんの「レキジョ」としての度合いが、なんていうか少し触れた程度に留まっているのが残念です。 | ||||
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春の週末、奈々、沙織の姉妹がお花見にかこつけて、靖国神社へ。実はガイド役のタタルと姉を何とかくっつけようという妹の魂胆ですが、知ってか知らずかタタルは靖国神社から、筑土神社、神田明神、とたどり、浅草にまで戻って、将門の首塚を含む大怨霊のイメージを洗い直していきます。 二日目は水戸の水街道をめぐり、最後は将門を敵視するという成田山新勝寺へ、これまた強行軍。 ひたすらタタルの高説を拝聴しながらのロードノベルというべきventusシリーズですが、今回も「怨霊」将門のイメージがしだいにはがされてゆき、将門の首が飛んで戻ってきたとか、首塚のたたりとか、おどろおどろしい俗説を脱ぎ捨てた真説・将門は、おおらかで度量の大きな憎めない英雄であったことを、いつもながら矢継ぎ早に繰り出す史料、神社の配置、合祀の祭神の組み合わせ、参道の形状などから、タタルが割り出してゆきます。相づちを打つ役割に徹する姉妹ながら、歴女である沙織のお茶目な雰囲気が、この学習旅行に活気を添えています。 この巻も、小説というより、新説の壮大な開陳に徹してしまっていますが、それなのに、将門や秀郷といった史実の人物がなまなましく立ち上がってきて、「面白うてやがてかなしき」余韻をもにじませるのが、本シリーズの醍醐味であり、高田流の味わいなのだと思いました。前の龍馬もこの将門も、読み終えたあとでは、生き生きとぬくもりのある(そしてさらに大いなる)人物になった気がします。 現代ミステリの部分としては、前の『熊野の残照』から登場した女流薬剤師の神山が新勝寺をめぐっている場面が、タタルたちの旅と交互に描かれ、最後に合流、ここで神山をめぐる犯罪か、と思われたものが解けますが、ちょっと脱力するほどあっけないです。 しかし一般的な意味でのミステリの完成度を求めるのではなく、QEDシリーズを読みたい読者なら、今回も将門像が書き換えられるスリルを味わえるとともに、次巻『河童伝説』へのおどろおどろしい期待もふくらみます。 | ||||
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高田祟史のQEDシリーズの中で、殺人事件が発生しない小説。 テーマは平将門の怨念はないこと。その検証として、成田山が実は平将門の祟りを封じる寺ではなく、彼を祭っている証拠があること。首塚の祟りはでっちあげであって、むしろGHQや当時の日本政府が、首塚周辺の地下に建造した秘密の退避所を隠すために怨念話を作ったということ。たしかに、首塚には、結界はなく、なぜこのような話があるのか謎であったが、その答がわかった。ゆえに、十分に楽しめたので、星3つとする。 蘊蓄か旅行ガイドのような小説であるが、私の住んでいる近所の話であり、サラリーマンの聖地である新橋も登場し、成田山にはときどきでかけることもあって、私にはなじみのある場所もあって、小説を読みながら映画のように映像が浮かんだ。 一度、この小説に沿って、将門をゆかりの地を歩こうと決めるきっかけとなった。ひとつ気になったのは、一言神社は一言主神社のことだろうか。 | ||||
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