イケメン毒舌陰陽師・安倍祥明とアルバイトのキツネ耳高校生・沢崎瞬太が迎える占いの店「陰陽屋」は本日も営業中。

天才ピアニストの呼び声高い瀬川恭介は、突如として自分の教え子が殺害された事件の重要参考人となってしまう。

東京駅発の最終ひかり号グリーン個室に、毎晩美女が乗る。ある夜、そのひかり号個室で会社社長が殺された。

「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。

六代将軍家宣は、懐刀の新井白石の進言により勘定吟味役を復活、水城聡四郎が抜擢された。

北アルプスの白馬岳から唐松岳に縦走中、不帰ノ嶮という難所で滑落死した青年・笹村雪彦。

娘と二人だけの日々を過ごす「僕」のもとに残された、母親の思いを静かに綴る表題作、幼い頃の記憶を確かめる真夏の出会いを描いた「向日葵の迷路」など、精緻な筆致で喪失と再生を描く全五篇。

ペナントレース終盤、京神ハンターズは巨人・広島と激しい首位争いを演じていた。

時は元禄十年──江戸幕府五代将軍・綱吉の寵愛を受ける 高僧・護持院隆光には、ある陰謀があった。

東京谷中に居を構える白藤晴には、骨董品と浅からぬ因縁があった。そんな彼のもとに持ち込まれた骨董贋作にかかわるトラブル。

トルコ最大のダムがテロリストに爆破された!8500万立方メートルもの水が周辺の町村を飲み込んでいく。

迷犬ルパンと三毛猫ホームズ、ファン待望の共演。―事件は片山義太郎刑事の目前で起きた。

すべてを赦し、ただ一度、憎んだ 人々は彼女をこう呼んだ。時に蔑み、時に畏れながら、あれは「竜の姫」と。

202X年東京――。 暗い海、立ちこめる霧、かすむ湾岸地区。

アメリカ経済の中心地・ニューヨーク証券取引所。

印刷業者とぐるになって、完璧なニセ札造りに成功した桧山賢二と石渡謙吉のふたりは、ニセ札造りが事業として成立することを確信。

海をのぞむ美しい眺望で人々を魅了する“ジプシーが丘”。が、同時に呪われた地として皆から恐れられてもいた。

1966年竣工。地下1階から最上階まで全11階層。

地元弱小新聞の自称エース記者・折原けいに殺人容疑が?京都の裏情報を取材に来ていたフリーライターが毒殺され、接触していた彼女に警察が目をつけたのだ。

ヘンな大人が集まるヘンな建物には、ヘンな事件がよく似合う。

パピヨンの姿をした八百万の神・モノクロと暮らして四ヵ月。

管理社会の底辺に生きるサラリーマン木崎は、三倍の給料を保証され転職に応じた。

新見文蔵は播磨林田藩の下級藩士で槍の遣い手、料理上手でもある。

不法滞在の外国人が暮らす木造アパートで放火!現場に出動した新米消防士・大山雄大は“水をかけると広がる炎”に疑念を持ち、独自の調査を開始する。

フリーライターの大塚文乃は注目の画家、荒木一夫のルポを書くため、個展を訪ねた。

出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。

通勤ラッシュで混雑する朝の新宿駅のトイレで、血まみれの刺殺死体が発見された。

マルセイユ警察のベテラン警部が、考古学者をはじめとする連続女性惨殺事件の真相を探る。

わたしの名はウィラ。スタンフォードを卒後、ロー・スクールに通う33歳。

うらぶれた路地裏が冒険と発見に満ちていた子供時代を叙情豊かに描くデビュー短篇集。

「隼太ちゃん、あたしたち、また事件にめぐりあってしまったわ。」と、春菜が騒いだ。

「黒田左少将どのの猿楽の催しに貴公をお連れしたいのだが」。公儀目付役・稲生正英の言葉に多田文治郎は耳を疑った。

はね殺した男のバッグには200万ユーロ。失業中の二人組は被害者を沼に沈め、金を持ち去る。

京都三十三間堂の行事「通し矢」のさなか、若い女が矢で刺殺された。その際、彼女のアラーム時計が鳴っていたという。

九州肥後市で、市長選候補者の大曽根英隆が毒殺された、遺跡群に建設予定の大レジャーランド推進派と対立していた彼は、手帳に邪馬台国に関する奇妙なメモを残していた。

学校の高嶺の花、花井紗子が自宅の浴槽で死んだ。

完全無欠の絆を誇ったオレたち「錦組」も中学を卒業し、晴れて地元最凶の暴走族へ。

奇跡を起こせるのは、最後の最後まで奇跡を信じきったやつだーー 資金なし、経験なし、計画性なし。

最果ての島、利尻を舞台に、過去に繋がる事件の謎に挑む涼助ーー。

アメリカの静かな田舎町。

世界中を旅して、旅行記を発表しているアミティは、イギリスへ帰る途中に立ち寄った島で怪我をしたベネディクトという男性と出逢った。

心離れてしまった仲間たちと、ジャックの足跡を追い始めたセアラ。

謎を追う旅人・海庭良和が土地の謎・味の謎そして人の謎を探り彷徨い歩く。

法律事務所で事務職をしている高幡莉々子は仕事の一環で見始めた、ある動画チャンネルが気になって仕方ない。

松本城公園で殺人事件が発生した。被害者は都内の大手ディベロッパー社員、高杉聖一。

別々の場所で、別々の時間に眠りについた7人の男女。しかし気がつくと、彼らは同じ夢の中にいた。

正義感が人一倍強い青田菜緒は、幼い頃からの夢を叶え警察官に。

ユウの周りで相次ぐ子どもたちの自殺。いつしかそれは地球規模の広がりを見せてゆく。

「密命も今回かぎりに御免被りとうございます」と、大岡越前の密偵役を辞退して半年。

人生の節目に催される冠婚葬祭――冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。

大正三年、帝大講師の南辺田(みなべだ)廣章(こうしょう)と書生・山内(やまうち)真汐(ましお)は、信州・諏訪大社の麓に降り立った。

年老いた、子のない大富豪の豪邸。彼の誕生日に集まった肉親たち。

三重県湯ノ山温泉、伊豆半島小金崎海岸、中国山地の三次市、愛知県尾張旭市で、一三年間にわたり、寺院の僧侶が殺害される事件が連続して起きた。

「あの子に会って、お兄ちゃん!じゃないと今年のクリスマスは…」マジカルランドで致命傷を負うも、大量のライフと引き換えに一命をとりとめた魔女・かなめ。

マンションの一室に住むだけで、月給がもらえる。ただし、『隣人と必ず仲良く』しなければならない。

伊勢の鄙びた村から秘宝の鮑真珠を持参していた神職が、不審な墜落死を遂げる。

七歳の夏、ヘレンはあるゲームを思いつく。服装や髪型を双子の妹エリーと交換して、お互いになりすますのだ。

安曇野のホテルの一室で女性の扼殺死体が発見された、宿泊名簿から、同宿の男・日比野が容疑者として浮上。

脳を活性化する薬、MDT‐48。変死した男から錠剤を入手したのは売れない物書きエディ。

デパートで働くOL・高田梨絵は、厳しく支配的な母親の影響から、内気で自分に自信が持てないでいた。

ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。 死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。

1995年6月4日、奇しくも同じ日に起こった“事件"により、9歳の二人の少女は49日間、一人きりでの軟禁を余儀なくされた。

女の中には『母』と『魔』が棲む、事件の底に潜む様々な『女』の貌。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

高名な探偵小説家の邸宅で行われた推理劇。だが被害者役の人物は二発の銃声ののちに本物の死体となって発見された。

莫大な富を持ちながら孤独のうちに死んだ老女の秘められた過去。

ネットへの視覚的なアクセスを遮断する規制が敷かれた香川県からやってきた女子高生の大阪観光サイバーパンクの表題作、百合SFアンソロジーや『異常論文』へ書き下ろしとして発表された短篇群など、『元年春之祭』著者による知性と感情を揺さぶる小説全8篇

認知症を患った父親の為に、工業デザイナーへの道を断たれた水沢依奈はロボットメーカーに就職し、介護をこなしながら功績をあげていたが、突然の異動で特装機体開発室の秘書を命じられる。

富士山麓・樹海の洞窟で、奇妙な自給自足生活を送る元自殺志願者たち。

「四大琴」と呼ばれる古い琴があった。

深夜、11歳の少女ペニーが耳にした不審な物音。

精神科医で38歳の志木は、中学の同窓生、熊田の突然死の報に接した直後、一本の電話を受ける。

ロンドン、グローブ座。

大切な人からの言葉が沁みる、5つの感涙ストーリー。

謎めいた遺言状が引き起こす殺人劇。

ショコラトリーの2階に探偵事務所を構える志貴恵大（しきけいた）の夢は、いつか名探偵になることだ。

僕の通う大学の図書館には、九条薫子さんという、たいへん事務的な―しかし、凛とした美しい容姿と澄んだ声を持つ司書がいる。

狂気と逸脱をテーマに奏でられる短編集。

放談社週刊ミライ編集部の望来は、かつて指一本で勇名を馳せた達人を取材しに山に入る。

マンハッタンに雪が舞った夜、ウェルズは一人の著名な海外通信員に出会った。

たとえ神に見放されたとしても、科学は彼を裏切らない 科捜研トップと言われる鑑定技術力と幅広い知識、そして、信じられないほどの愛想のなさで警察内部でも有名人の土門誠。

舞台はアメリカの小さな町ブラックストーン。すべては、廃墟となって町を見下ろす古い精神療養所を壊すときから始まった。

かの名探偵シャーロック・ホームズの語られざる事件簿に、イギリス・ミステリ界の名手が挑む。

またまた失恋したユノキプロのイベントキャスター・葉月麻子、自棄っぱちで受けた仕事は、アイドルタレント・由岐千春の石垣島公演。

「何だって小生までそのパーティとやらに出席することが決定してるンだい!?」唖然・呆然・驚愕の河上君の声が、辺り一体に響き渡った、師走の帝都―。

事故が多発し、幽霊も出るという噂がある“魔の街道”。大晦日の夜、そこで人を轢いたらしいという中年男が出頭してきた。

1894年の冬、ロンドンの高級住宅街ウエスト・エンドで凶悪な殺人が発生した。殺されたのは、悪名高い劇評家。

ご存じホーギー・ミステリ本邦第3弾。元超売れっ子のコメディアン、ソニー・デイの自伝執筆のためにロスを訪れたホーグ。

“華のある同心ヒーロー”千坂京之介の活躍を描く第2弾。水死体となって発見された男に、高利で金を貸していた老女・おたき。

精神科医コンラッドは殺人罪で起訴された少女エリザベスを看ることになった。

千駄木すずらん通りの一番端にある、四代続くトトキ時計店。

1905年から始まる、アスタの残した膨大な日記―それはデンマークからイギリスに移住してきた彼女が、24歳の時から数十年にわたって書き記したものだ。

真夜中のバスに隠された殺人事件の真相、78回転のレコードが知るお笑いコンビの突然死、走る目覚まし時計…本格ミステリ作家クラブが厳選したアンソロジー。

近所に住む8歳の少女が失踪し、ひょっとすると自分の息子が誘拐しいたずらして殺したのかもしれないという不安。

わたしは騙し絵画家。人の目を欺く幻影を生みだすのが仕事だ。

結婚式の朝、新婦の父親が行方不明になった。