サクラ便利屋サービスは「法律に触れなければなんでもします」がウリ。

医師のノートンは、海岸の遊歩道で見かけた美貌の娘に、一瞬にして心を奪われた。その名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”。

謎の訪問者の来た夜は、あらしが吹き荒れていた。

糞ったれな世界に、刃をーー。戦国時代。

蔵王トンネルを通過中の東北新幹線「やまびこ17号」のグリーン車1A席で、男が殺された。

事務所のあるビルの取り壊し、親友や恋人との不仲…あと四カ月で40歳を迎えるわたしの身辺は憂鬱なことばかりだった。

古ぼけた時計店の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。そこには、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて…。

六十年に一度、皆が伊勢神宮へ向かう、おかげ参りの年。六つになる姪の結に、大坂の大店の跡取りになる養子話が舞い込んだ。

衝撃の展開に目が離せない、急展開の第二部 音大附属高校の二年生に進学した津島サトルは、ヴァイオリンの練習に励む南枝里子の姿に触発され、チェロで芸大を目指す決意をする。

大好評!ショートショート・アンソロジー第5弾。今回も多数の作品を収録したプレミアムな一冊。

『このミステリーがすごい!』大賞作家が贈る、1作品10分間で楽しめるベスト・ショート・ミステリー集、待望の第2弾!海堂尊や柚月裕子、中山七里、七尾与史、乾緑郎など話題の作家をはじめ、新進気鋭の2013年第11回『このミス』大賞受賞者まで、31名が勢ぞろいし

両親を失い、伯父の家に引き取られた綾乃。

古今東西、書物にまつわる小説は枚挙に遑がないが、近年は、古書を題材にした作品が注目されている。

ある日、大学生の真壁りんは、祖父の死を知らされた。

仏・ランス大聖堂の南塔から男が転落、地上八十一・五メートルにある塔は密室状態で、警察は自死と断定した。

左耳から聞こえる歌声の謎、桃子の特殊能力の秘密が、遂に明かされる!?超常現象に襲われるヒロインが、役者気取りの元ヤンが、無愛想なイケメンが、事件・事故の「謎」に挑む新感覚ミステリ!洗い出せるのは、私たちだけ。

紀伊国坂で右腕を切り落とされた死骸が見つかった。南町奉行所の稲葉七十郎は中間の清吉とともに駆けつけ、事件の探索に入った。

中央線沿線の韮岡で青酸中毒死体が発見された。被害者は、証券会社の経理部に勤める原田京子であった。

神奈川県瀬谷区の山林で、白骨化した死体が発見された。死体は、十年前に都内で失踪した右翼の大物。

人生負け犬気味の男子高校生・直央の前に現れた、一分の隙もない謎のイケメン一色は“イメージ・コンサルタント"だというが……それって具体的には何をする仕事? 地方都市を舞台に、依頼人たちが関わってしまった事件を解決に導きながら、息苦しそうな彼らの毎日を少しでも

ネテスハイム公・雨宮透華は「切り札」たる守護者を召喚して告げた。「雨宮羽玖。

お伊勢参りを終えた師崎と半田の参宮客たちが、帰途、波間に漂う若い女を見つけた。

ロンドンに出たまま消息を絶った娘の行方を探す父親の手紙に動かされ、ロジャー・シェリンガムが調べてみると、劇場でコーラスガールとして働いていた彼女は、数週間前に絹のストッキングで首を吊って死んでいたことが判明する。

今なお読み継がれるシャーロック・ホームズ物語。

日本で最初に世界遺産に登録された白神山地は、青森県から秋田県にまたがる広大な森林地帯であり、ブナの原生林は秋が深まるごとにその美しさを増す。

聖人の亡骸が眠る地への巡礼に加わったフィデルマ、そこで修道女の遺体が見つかり捜査をすることに……「祝祭日の死体」。

コールセンターで働くイチカは平凡な日常を静かに過ごしていた。

禁足地の森に造られた霊園。森を深い霧が包む時、誰かが消える。

銀座の花師・佐月恭壱のもう一つの顔は絵画修復師。

父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。秋葉家を襲った一家惨殺事件。

己が命、武士の矜持のみに賭す 大ヒット「風の市兵衛」の著者の新たなる代表作! 日当わずか八十文。

18世紀末。フランスでは革命に名を借りた狂気が横行していた。

時間がないです、私、殺されます――錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で突然、爆発するように血肉を散らして死んだ。

百年の間、外部に様子が伝えられたことのない宮殿より取材許可を得て、伝説の島を訪れたミチルとウォーカロンのロイディ。

加賀温泉郷のホテルで、男が心臓マヒで死んだ。三カ月後、同じホテルで、また男が心臓マヒで死んだ。

小森夏佳は、マリーナの責任者。

元ボクサーのジョーはヴァンクーヴァーの高級ホテルで警備責任者を務めている。

旅先から戻ったケネディは、燃え落ちるアパートを前に呆然とした。

3人組アイドル・ユニットの一番手が、死体で発見!捜査するのは、長身でスタイル抜群の伊原すみれ刑事。

鬼才・中島哲也監督による最新映画『渇き。

パリからロンドンに向かう飛行機のなかで、金貸し業を営む女性が変死体で発見された。

ホラーの巨匠が紡ぐ、<BR>この世で最も恐ろしく最も完璧な悪夢。

小説を愛してやまない文芸編集者の澤野逸郎は、文芸誌“小説○○”の編集長になった。

父さんが、弟が、次々と消えていく。だれかが私の記憶を消そうとしている…。

敵藩の奸計で高須藩が改易となる。男たちは荒野に死し、女たちだけが残った。

頽廃的な生を謳歌する同性愛者の競売人リルケ。

鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。

あなたの会社やマンションは大丈夫? 誰もボタンを押していないのに、必ず3階で止まるエレベーター。

ヴェラ・マッケイの娘アニーは、とつぜん40度以上の高熱と目の痛みに襲われ、ローズロウン病院の救急治療室に運び込まれた。

旅に出られる。人に会える。

失われたボルシェヴィキの金と消えた男の謎を追って歴史の暗部をさかのぼる話題の第一級スパイ・ミステリー

アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。

世のため人のためならば、貧乏でも浪人暮らしが性に合うという曽我平九郎、剣は強いし情にも厚い。

その日、各地に雨が降り、悪意や殺意が浮かび上がった。 雨が降り始めていた。

有名教育評論家の認知症を抱える母の世話、防犯カメラに映る子供の万引き犯の保護、不気味な大声が響き渡る病院の祈禱・・・・・・脛に傷持つ青年が営む便利屋に舞い込む依頼は、なぜかいつも謎に満ちていて⁉福ミス受賞作家による連作ミステリー。

本書は法然上人の若き時代に光を当てた書で、法然と同じ岡山県美作出身の著者による書である。

芦村節子は旅で訪れた奈良・唐招提寺の芳名帳に、外交官だった叔父・野上顕一郎の筆跡を見た。

小学校時代の同級生ピーターズが病死したという新聞広告を見たわたし、アルバート・キャンピオン。

誰でも年をとることからはまぬかれない。

あたし(雪村奈々)の通う如月高校で、奇妙な事件が起こったのは、全校生のための映画会があった日。

事件の始まりから幕引きまで約半日。ヴァルクール警部補の活躍で事件は短期間で解決したかと思われたが……。

1代で財をなした早川卓次は熱烈なSLファンでもあった。

ある殺人事件で証言をしたふたりの男女が、相次いで突然の死に至った。

1961年のロサンゼルス。

少年少女がつぎつぎに自殺する。しかし、その動機が判明しなかった。

現場に残された血まみれのナイフと、胴体を切り裂かれた人形―。リンダの脳裏には、三年前の忌まわしい光景が焼きついていた。

母のスミエに紹介されて、向かった先は風格のある寄せ棟造りの立派なお屋敷。

「大事な話があるの」ある日ママが言った。なんと「あなたの妹は魔女なの」だって。

“チェス・チーム”―それは、高度な訓練を積んだ隊員たちによる特殊部隊だ。

今から六十年前に帝国陸軍が村に配備した九六式カノン砲。あの日村が滅びたことを子どもたちは知らない。

饒舌な弁護士だが私生活では空回りが多い兄と、社交が苦手な頭脳派チェスプレイヤーの弟。

19世紀初頭。英海軍に徴集された天涯孤独の少年トビーは、交戦中に遭難し、見たことのない船に救出される。

デビュー30周年を記念した京極夏彦のファンブック。

“「同期の男全員と寝てみたんだけど」”そう切り出した幼馴染の真意は？（新川帆立「深夜のファミレス同期会」） “私が家に帰ると、夫が私と不倫していた。

日本各地で猛威を振るう未知種のアゲート蜂。人間に寄生し、羽化する際に命を奪うことで人々に恐れられていた。

あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。

デニスと政治家の確執が続くうちに事件は急展開し、娘は他殺体で発見された。

オーストリア文学の旗手ペルッツの多彩な創作活動の全貌を伝える。

江戸城を警護する御鉄砲百人組の頭で、家禄九千五百石の筆頭旗本・横田真行。

熟年雑誌の読者モデルをつとめる鈴木夫妻が失踪した。

スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。

天領の豊後肥田、私塾咸宜園の塾主である広瀬旭荘は二度目の妻・松子を迎えた。

南見弦楽四重奏団の初公演がいよいよ開演となったが、どこか様子がおかしい。

夏休み、麻衣子は、ついに海外旅行初体験。

大学時代の同人誌仲間に誘われ、五年ぶりに水戸に集まった五人の男女。しかし、一人の男の姿が欠けていた。

妻を人質に取られ、逃亡した神殿騎士を探す旅に出た鍜冶屋の男。

「おまえは出来は悪いが、うちの娘だ」 思いつめたら突き進む“跳ねっ返り”女性警察官の真情。

ドイツ・ミステリ大賞第一位に輝いた傑作ブラジル・サスペンス! 国境近くの街で無為に暮らす俺は、ある日、郊外の川に自家用機が落ちるところを見た。

「あんた、あいつに瓜二つだ」飲んだくれの役者ロディングがロンドンの街頭で出逢った孤児のファラー。

私はいつだって、昨日の続きを生きているだけだった。なにもない日常、名前のない毎日。

神戸にあるフランス菓子店“ロワゾ・ドール”に、西富百貨店の武藤という男性が訪れた。