(アンソロジー)
古書ミステリー倶楽部2
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「古書」云々のタイトルが目に付いて、入院中の病院図書館で手に取った。 あまり日本のミステリーを読むことがなく、作品や作家に不案内だったけれどこの小品集は興味深く楽しく読むことができた。 今年初めだったか、人に薦められて、ビブリオ書房のシリーズを楽しんだが、やはりストーリーの点で栞子さんとバイトの男子 店員(主人公かな)の関係の描き方に、若い読者向けの作品の印象が強く感じられたのが、この作品集では人間関係の扱い も老若男女深みが感じられて、より好ましい作品群だと思う。 具体的な作者や内容は、他のレビュアーが詳しく書かれているので、加えることもありません。乱歩や山田風太郎の文章が 雰囲気もあり、私には好ましく感じました。 古書好き・ミステリー好きの本読みの方へ薦めます。(第一集が図書館には見当たらなかったので、古書店で文庫の棚を…) | ||||
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前作の古書ミステリー倶楽部が好評だったため、続編が出ることになりました。監修はミステリー文学資料館、 新保博久さんと山前譲さんが編集されています。収録作品は下記のとおりです。 1:口絵(江戸川乱歩) 2:アンゴウ(坂口安吾) 3:凶漢消失(泡坂妻夫) 4:姿なき怪盗(横田順彌) 5:愛書家倶楽部(北原尚) 6:猫舌男爵(皆川博子) 7:春本太平記 随筆 ある古本屋(山田風太郎) 8:異説・軽井沢心中(土屋隆夫) 9:亡き者を偲ぶ日 林雅賀のミステリ案内(乾くるみ) 10:橅館の殺人 随筆 カーの欠陥本(中井英夫) 11:欠陥本(菊池秀行) 12:五本松の当惑(逢坂剛) 1:乱歩が作家としてデヴューする前、古本屋を営業していたことはよく御存じだと思いますが、その看板の下絵です。 2:安吾は、不連続殺人事件など推理小説をかなり書いています。なお、タイトルのアンゴウは、安吾、暗号、暗合の3つの意味があり、 2冊の同じ本が存在するところから推理が始まります。 3:泡坂さんは元々マジシャンですが、その特質を生かした作品です。江戸時代の奇術書に推理小説風の物語が挟まっていましたが、 未完、そして、その中に書かれていることから類推して(このあたりが面白い)、解決編を考えますが・・・・ 4:ある古本屋で完本からその一部が次々と抜き取られ、最後は箱だけ残されます。果たして、犯人の意図は? 5:凄い稀覯本の収集家の伯父が死亡します。残された本は、自分に残されると思っていましたが、 すべて愛書家倶楽部へ寄贈するとの遺書が残されていて、私はある手段を用いてその倶楽部に潜入します。 これは面白いです。私も愛書家倶楽部に入りたいです!! 6:冗談小説です。日下三蔵さん、千街晶之さん、山田風太郎さん など実在の人物も登場します。しかし、梨ってどんな拷問器具? 7:作中、四畳半襖の下張、バルカン戦争、蚤の浮かれ小噺 等の超有名艶本の抜粋が登場します。 8:有島武郎の情死事件を題材にした小説です。 9:古書を購入しに行った家の本棚はきれいに整理されていましたが、3冊だけ違う本が入っていて・・・最後は少しほろっとします!! 10:本編も面白いがエッセイも中々面白い!確かにカーにはこの手の作品が多いですね!! 11:実際こんなことはないと思いますが、最近はネット小説という手があります。 12:これは面白い!!本をテーマにしたユーモア小説、コンゲーム小説!逢坂さんやりますね!! 前作より少し落ちるかなという気がしますが、しかし、佳作、秀作がそろっています。選者の慧眼に拍手!!! | ||||
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