殺し屋テレマン
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The Telemann Touch(1958年) 粗筋は写真で添付した内容紹介文をご覧いただくとして、この作品の特異性は、敵役であるテレマンのキャラクターにあります。なりわいこそ破壊工作員、時として殺し屋でもあるのですが、その物腰は仁義に厚いやくざのよう。倒すべき主人公デヴィッドに対して敬意をもって接し、一方で雇い主たる隣国の独裁者への義理も忘れない。デヴィッドも礼には礼で返しつつ、最後の銃剣による果し合いでは手を抜かない。作品紹介文では「西部劇のよう」と表現しています。 一方、ストーリー上のオモシロさは、デヴィッドの奮闘する姿でも油井が炎上するスペクタクルでもなく、イギリス本国の政界をも交えた政府高官や石油会社首脳たちの思惑が交差するくだりですね。本国への報告がうまいが保身第一の駐在公使、事務はからきしだが現場感覚に優れたその副官、デヴィッドの兄としてまた閣僚としてテレマン対策に知恵を絞る大臣、その他イギリス首相も含め、数人の手練れたちが交わす微妙な会話。独裁者が攻め入ってきたら、イギリスは派兵するのか?そのタイミングは、規模は? おりしも日本は自民党総裁選たけなわで、立候補者の同士集めはありとあらゆる手管で進められているはず。その会話の雰囲気は、こんな感じなのかなあ。。 最後に、もし重版の機会があれば、邦題は変えたほうがいいかもしれませんね。原題の直訳で「テレマンの流儀」ではどうでしょう? | ||||
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