セント・イージス号の武勲
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小説としてのルール違反や(132頁)、帯と本文での表記の食い違い (トラファルガーとトラファルガル)など、形式的なミスが目立つ。 出版社が気づかないはずはないから、決して罪は軽くない。 「歴史海洋冒険小説」という宣伝文句もピンとこない。特に「冒険小説」というところは、 ビルドゥングスロマンという古典的な言い方のほうがふさわしい。 しかし何よりも残念なのは、「大海蛇」である。人間とコミュニケートして共生する 巨大海洋生物が出てくるのだから、上田早百里の読者なら全員、「魚舟」を連想する。 日本SF史上に燦然と輝くあの『華竜の宮』シリーズを、である。いやでも期待に胸が 高鳴るのであるが、本書の「大海蛇」は実に扱いが軽い。こんなとってつけたような 役割なら無いほうがマシで、むしろ全体のストーリーを乱してしまっている。 「大海蛇」を取っ払ってしまえば、意外にというかさすがにというか、読みどころがある。 18世紀後半、まだ帆船で行なわれていた海戦の様子は、史実に基づいて圧巻である。 それも、(軍人ではないため)一切史料に名の残らない乗船員の視点から描くあたりは、 著者の面目躍如である。 さらに、上田作品を読んでいつも心にずっしりと響くのは、単純な人物造型をよしとせず、 人間の複雑さから目をそらさない点であるが、本書でもその点は変わらず、光を放っている。 「だから人を助けに行くのか?罪滅ぼしのために」 「違うよ。そんな考え方はつまらない。人は殺し合うしかないときには殺し合い、 助けるしかないときには人を助ける。そんな馬鹿げた生き物なんだ。僕は馬鹿 げた生き物なりに、馬鹿げた人生を送りたいだけだよ」(292) | ||||
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小説、特に冒険小説のジャンルに軸するものは波瀾万丈がとりえ。 つまらない、 | ||||
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十分に楽しめました。 個人的には、『華竜の宮』、『深紅の碑文』、それから妖怪探偵・百目シリーズのほうが好きです。 | ||||
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