火星ダーク・バラード
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火星ダーク・バラードの総合評価:
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あるネットのレビューで「これ1冊でSFもミステリーもラブストーリーも楽しめる」と書いてあったので、期待して読んでみた。しかし期待し過ぎたせいか、途中から「それほどのものか??」という残念な印象になってしまった。SFであるのは間違いないが、「ミステリーか」と言われると「そうだとは思うがどうだろう」という印象。ラブストーリーという要素は更に低いと思いました。主役の女性と男性の年齢差が大きすぎるというのはありだが、男性の方は作者の設定年齢よりもだいぶ年配なキャラに見えたし、結局女性に対して恋愛感情持ったのか??とよく分からない状態のままだった。 | ||||
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舞台は人類が移民した火星。殺人犯を列車で護送していた治安管理局の水島は、猛獣に襲われるような幻覚を見る不思議な事件に遭遇した。その騒動で水島のバディである神月が射殺され、護送していた殺人犯は逃亡していた。水島は治安管理局から神月殺害の疑いをかけられ、真実を明らかにするために奔走する。事件の裏側には、総合科学研究所が研究している“プログレッシヴ”が大きく関与している。プログレッシヴは超共感生を持っており、他人の心を読み取るようなことや、人・物を考えた通りに動かすことができる。プログレッシヴのアデリーンは水島が事件に遭遇した列車に乗車しており、アデリーンは水島を探し、水島は事件の真相に迫るために行動を共にする。後半はSFというよりアクションがメインになる。水島のマッチョな行動とアデリーンの特殊能力を使いながら、人間の尊厳を問う行動に至る。火星都市の破壊などスケールも大きい。文句なしに楽しめる。 | ||||
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序盤はあらすじ通りの展開でSF+サスペンスとして引き込まれたが、中盤~ラストは今三。 一見して深みのありそうな部分は話が進んでもあまり掘り下げられず、派手な建造物ブッ壊しと、権力者を敵にしてヒロインを助けようと戦う主人公のハリウッド的内容に終わる。 せめてヒロインがもう少し魅力的なら…と思うが、メンタリティ的には普通のティーンエイジャーで、生き生きとした描写があるわけでもないため最後まで惹かれる部分は無かった。 | ||||
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デビュー作だ。03年に単行本が出たが、文庫では大幅に加筆されているらしい。 作者の意志による加筆だから、本書を決定版と考えていいだろう。 改訂前のバージョンも読んで見たいが、もう絶版だし。同じタイトルを古書で買い直すのもなあ。 近未来の火星都市を舞台とするハードボイルドである。 治安管理局の水島は、列車で犯人を護送中に怪現象に襲われて意識を失う。 気が付くと相棒は殺され、犯人は逃亡していた。水島は部下殺害の疑いで逮捕されるが、なぜかあっさり釈放される。裏に何があるというのか。真相と脱走犯の行方を求めて、水島は個人捜査を始めた。 好みド真ん中の設定に加えて、筆致がスピーディかつスリリングである。 主人公のやられっぷりと言いアクションの迫力と言い、久しぶりに本物のハードボイルドを読んだ。 大藪春彦か望月三起也か。 感心するのは、舞台を火星にしただけではなく、ちゃんとSFハードボイルドになっていること。 この展開はSFでしかありえない。 登場人物の造形が秀逸である。水島のストイックな信条に説得力がある。 謎多きヒロイン・アデリーンには声援を送りたくなるほど共感できる。 組織を動かす頭脳戦と問答無用のバイオレンスのバランスもいい。 怒涛のようなアクションと豊富なアイデアを満喫できる傑作である。 | ||||
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途中から、引き込まれていき一気に読めます。 私が読んだ文庫本と、単行本のラストは違うようですが、単行本も読んでみたくなります。 | ||||
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