廃墟を満たす禍:妖怪探偵・百目2



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初公開日(参考)2015年04月
分類

長編小説

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妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)

2015年04月09日 妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)

牛鬼と死闘を演じ、かまいたちの風鎌を土に還した男。拝み屋・播磨遼太郎は、真朱の街の妖改たちにとって最も警戒すべき敵だ。百目と助手の邦雄は、その謎に包まれた過去を探ってゆくのだが…。一方、県警妖怪対策課の忌島は、播磨から想像を絶する話を明かされる。人間のみでなく妖怪をも食う恐るべき妖怪“濁”を倒すための計画とは?人気沸騰シリーズ第二弾!(「BOOK」データベースより)




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No.3:
(5pt)

妖怪と共闘する人間の悩みや負い目が描き込まれていて、読みごたえがあります。

人間と妖怪が共に暮らす〈真朱(しんしゅ)の街〉という世界を舞台に、悩みや負い目、複雑な過去の事情を抱えた登場人物、妖怪たちが活躍する話は、とても読みごたえがあって面白いっす。ページをめくりながら、この世界観やら登場人物(妖怪たちも含め)やらに親密さを感じ、その度合いが深まるのを覚えながら、読み進めています。

強い力を持った拝み屋・播磨遼太郎(はりま りょうたろう)の人物像の深まりだけにとどまらず、初めは脇役かと思われた警察署の忌島(きじま)、妖怪探偵・百目(ひゃくめ)の助手を務める相良邦雄(さがら くにお)の二人とも、それぞれの悩みや事情が明らかになるに連れ、親しみが増していくんですね。この辺りのキャラクターの描き方に、単なる妖怪、人間の戦争ものとはひと味違った話の面白味、旨味(うまみ)を感じます。

また、妖怪〈百目鬼(どうめき)〉である百目が、目玉のひとつを邦雄に貸し出して聴き取りさせたり、〈真朱の街〉の中心部にある妖怪楼閣(ろうかく)では空間が変にねじ曲がっているとか、そういう仕掛けが気が利いていて面白いです。

あと、妖怪〈うしおに〉がマスターをしている妖怪酒場の常連客について記された次のくだりに、思わずにんまりしてしまいました。
《そういう奴なら、とうの昔にうちの常連客になってるぞ。〈伯爵〉って呼ばれて皆から慕われている。ホラー小説のアンソロジーを編纂(へんさん)して、人間からも喜ばれているぐらいだ。》p.336
この〈伯爵〉なる人物って、【異形コレクション】シリーズの監修を務めていらっしゃる井上雅彦さんのことっすよね。上田早夕里(うえだ さゆり)さんのこの作品のそもそもの始まりとなった「真朱の街」(『魚舟・獣舟(うおぶね・けものぶね)』に収録)の初出が、【異形コレクション】シリーズ第40巻の『未来妖怪』だったことを考えると、この登場と紹介文には、「おっ! やるなあ。粋(いき)だなあ」と、拍手パチパチ
妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)より
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No.2:
(3pt)

バトルものになってしまった

連作短編として始まったのに、完全に妖怪戦争がテーマの長編になってしまった。
最強の拝み屋と最悪妖怪の決戦が描かれる。秘術を尽くした戦いは、それなりにスリリングである。
妖怪楼閣とか踊る化け猫の話は面白かった。
でも日常的な妖怪事件の話をもっと読みたかった。
妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)より
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No.1:
(5pt)

一転して大長編

一巻目の軽やかさはどこへやら、強力な拝み屋「播磨」と凶悪妖怪「濁」との対決を軸に、ピリピリした長編になった。 両者の直接対決は次巻以降に持ち越され、過去の因縁が掘り起こされている。 三段構えの対決の、第二弾の予兆で終わっている。  これはこれで力作だが、息が詰まるなあ。 一巻目の緩さも捨てがたい。 一大決戦は急がず、ゆるい連作モノも書いてほしい。 上田さんは作品に自らのめりこみすぎる傾向があるからなあ。 ユーモアがなくなってます。 ユーモアがない分、余裕もなくなっているように感じられますよう。
妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)より
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