朱塗の街:妖怪探偵・百目1
- 妖怪探偵・百目 (3)
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妖怪と人間の入り混じる街のお話。美人の百目が探偵として登場しますが、あんまり探偵っぽさが百目にもストーリー自体にも感じられない。シリーズになっているのでここから発展するのかもしれませんが、すぐに続きを!とまではいかなかった。どっちかといえばいかにも妖かしという、どんよりとしたグレーの空気感がある。可愛い妖怪たちがきゃらきゃら、ではありません。 | ||||
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人間と妖怪が共に暮らす〈真朱(しんしゅ)の街〉を舞台に、種(しゅ)が違う妖怪と人間の共生、闘争を描いていく物語。文庫本のシリーズで三巻あるうちの本書、第1巻は、登場人物ならびに妖怪たちの顔見せ的な序盤なんだけれど、面白いです。彼ら登場するキャラクターたちが魅力的で、スッと話に引き込まれていく、そんな面白さ。 まず、全身に百の眼を持つ百目(ひゃくめ)の、からりとした気っ風(きっぷ)が良いです。例えば、次のような描写に共感します。 《百目は牛鬼(うしおに)から助けられても、必要以上に媚びたりはしなかった。感謝の言葉を口にしても、返礼などは、まったく考えなかった。仕事を終えると飄々(ひょうひょう)と自分のねぐらへ帰り、気が向けば、またふらっと妖怪酒場に立ち寄った。》 p.26 あるいは、彼女の助手となる相良邦雄(さがら くにお)、彼の生き方を書きとめたこんな記述にほっとするのですね。《自分は強く明るく生きていくタイプではない。どちらかというと、日陰を好む人間だ。ふらふらとクラゲのようにこの世を漂い、場当たり的に流されていく。そんな暮らしが似合っている。》 p.63 このふたりが知り合う話は本書ではなく、著者の別の作品集に収録されています。『魚舟(うおぶね)・獣舟(けものぶね)』に収められた「真朱の街」が、それ。この短篇を読んだ後に本書を手にとった私、話にすっと入っていくことができました。本書の第一話のタイトルが「続・真朱の街(牛鬼篇)」となっているのは、そういう次第です。 この第1巻では、「序幕」以降の最初の三つの話までは割と軽い読み心地だったんだけれど、それがぐっと重量感のある読みごたえに変わるのは、第四話「炎風(えんぷう)」からかな。風鎌(かざかま)の名を持つ妖怪が主役のこの話以降、ぐぐっと作品世界に引きずり込まれる手ごたえを感じました。 本巻収録の最後の話、第五話「妖魔の敵」では、第2巻以降で活躍することになりそうな拝み屋・播磨遼太郎(はりま りょうたろう)のエピソードが描かれています。短い分量の幕間(まくあい)的な話ながら、一幅の絵でも見るような、これはなかなかに印象深い、趣(おもむき)のある佳品でした。 そうそう、第四話に出てくるアイテムで、〈紫桜(しおう)〉と名を持つ紫色の銃が、こいつがまた印象的なんですよ。なんせ、扱う人間の言うことを聞かないってんだからまあ、ただ者、じゃなくて、ただの銃じゃありません。この凶銃を持たされた県警の刑事・忌島(きじま)も、ちょっと気になる存在っすね。 とまれ、これは目が離せない展開だわ。ぞくぞくする読みごたえを感じつつ、次の第2巻に参りましょう。 | ||||
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良品、ありがとうございました。 | ||||
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妖怪事件を解決する連作短編集だ。第一話は、邦雄の自室に毎日他人の財布が置いてある。 金額は大したことないが、窃盗犯になるのは嫌だ。これは怪異なのか。 ほかに年に一度だけ神様が訪れる神社とか、行方不明の子供の乳歯が残らず送られてきたとか、 愉快なのから薄気味悪いのまで、様々な謎が登場する。この部分は洒落ていて楽しめる。 が、第五話で街が凶悪な妖怪に狙われているという展開になり、バトル物の色合いが濃くなっていく。 本書の中盤までは面白い。 | ||||
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物語として整合性がとれていない部分かあります。私には読むのが苦痛でした。 | ||||
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