薫香のカナピウム



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    初公開日(参考)2015年02月
    分類

    長編小説

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    薫香のカナピウム

    2015年02月09日 薫香のカナピウム

    赤道直下の熱帯雨林、地上四十メートルの林冠部が〈カナピウム〉と名付けられた未来。 豊かなる生態系を誇る樹上には、多彩な生物が集まっていた。生命の坩堝たるこの場所で生きる少女たちは、枝から枝へしなやかに跳ぶ――。やがて〈巡りの者〉と出会った少女たちは恋を知り、ともに森を襲う試練と闘っていく。 日本SF大賞を受賞したSF巨編『華竜の宮』で人類滅亡の危機と闘いもがく人々を描き話題を呼んだ著者が初めて紡ぐ、たおやかなる少女のビルドゥングスロマン。(「BOOK」データベースより)




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    No.6:
    (4pt)

    じわじわと世界の種明かしがされていくのが面白い

    樹上で暮らす人々の話から始まっても、普通の森の中の民のような感じがしなくて不思議に思っていたら、突如宇宙にまで話が膨らんでいく。主人公の愛琉(あいる)と異なる部族や生物との関りや<巡りの者>の鷹風と所謂夫婦となるような関りもあり、穏やかに物語は進む。そして愛琉が巨人に出会い、世界の真相を知る。身の回りの狭い世界から地球全体、宇宙へと広がる展開が気持ちいい。
    薫香のカナピウムAmazon書評・レビュー:薫香のカナピウムより
    4163942068
    No.5:
    (4pt)

    異色の青春SF小説

    森に住む少女・愛琉(アイル)は、軽やかに樹上を駆け、仲間たちと青春を謳歌する。
    やがて「巡りの者」が現れ、伴侶を選ぶ季節が巡ってきた。が、彼女の周囲には異様な変化が。
    それは世界の在り様を変える大転換の前触れだった。

    ユニークな自然描写や様々な生き方の種族が登場するところは、たいへん読みごたえがある。
    ヒロインの素直さにも共感できる。
    ストーリーの牽引力と予想のつかない展開は大いに評価できるのだが、終盤があまりに唐突な印象を受ける。
    自然と共棲する素晴らしい世界には、管理者(オーバーロードと言ったほうがいいか)が存在する。
    これは冒頭数ページで明かされるので、書いてもいいだろう。
    で、管理者たちの意図が今一つ納得できない。というか、主人公たちの物分かりが良すぎるのだ。
    狩猟採集生活をしていた素朴な人がいきなりオーバーテクノロジーに出会ったら、
    茫然とするだけで冷静な判断などできないと思うが。

    疑問は感じるものの、爽やかな空想青春物語として楽しめた。
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    4163942068
    No.4:
    (2pt)

    発想、テーマにストーリーが追いつかないと感じました。

    熱帯雨林という自然そのものが話のメインテーマの一つになっていると思います。そのこと自体は本書を購入する動機でもありました。ただ、そのメインテーマに芯があまり感じられないうえに、メインテーマに沿ってうまくストーリーが練り上げられているとは感じませんでした。
    様々な出来事が次々と主人公たちの身の上に起こるのですが、それらがうまくつながって織物のようにストーリーが出来上がっているとは言えないと思いました。それらの出来事は確かに玉手箱のように読中の私を驚かせましたが、もう少しそれらをうまく構成できた厚みのあるストーリーであればよかったと思います。
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    No.3:
    (5pt)

    面白く読めました

    良かったです感動しました。この続きを読んでみたいものです。彼等の行く末を書いてください。
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    No.2:
    (4pt)

    瑞々しく情感・情景香る良作。

    魚舟獣舟シリーズで有名な上田さんの新作です。私が買ったものの帯には「たおやかなる少女のビルドゥングスロマン」と書かれていましたがおおむねそんな感じでした。
     SF的要素は近作も結構あるのですが、何より目だって魅力的なのは主役の少女のリリカルかつ迷いながらも気持ちよく成長していく新芽のような内面の描写、それから密林の背の高い木々の上で暮らす人々の文化風習景色、です。枝から枝へ跳びまわり、果実を採取し獣から逃げ、スコールで身体を洗い流す。一連の生活の描写がなんとも生の匂いというか、肌で触れるようなリアリティがあって惹きこまれます。

     他のレビューにもある通り、若干終盤部分は駆け足かと感じました。前半結構緻密に樹上での生活とその精神が描かれており、それがとても面白い部分であったので、尚のこと後半の展開の速さがちょっと残念に思えてしまいます。いや、充分面白いことは面白いのですが。「謎が残る」というレビューも見ましたが、私個人はあまりそういったことは感じませんでした。割とすっきりした読後感で、特にもやもやはしませんでした。

     読み始めると一気に挽き込まれる、この作者さん独特の面白さが今作にも詰まっています。どぎつくキャラ付けしているわけでもないのに、ついついその内面を、次の行動を、発言を知りたくて読むのがやめられないような、絶妙な人物たち。魚舟獣舟シリーズは名作ですがちょっとボリュームあるので、まだこの上田さんの本を読んだことない方などは、こちらから入ってもいいかなーと、そんなことも感じられた一作でした。
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