(短編集)

リリエンタールの末裔



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初公開日(参考)2011年12月
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リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)

2011年12月08日 リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)

彼は空への憧れを決して忘れなかった―長篇『華竜の宮』の世界の片隅で夢を叶えようとした少年の信念と勇気を描く表題作ほか、人の心の動きを装置で可視化する「マグネフィオ」、海洋無人探査機にまつわる逸話を語る「ナイト・ブルーの記録」、18世紀ロンドンにて航海用時計の開発に挑むジョン・ハリソンの周囲に起きた不思議を描く書き下ろし中篇「幻のクロノメーター」など、人間と技術の関係を問い直す傑作SF4篇。 (「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.9:
(4pt)

ロマンに魅せられた人々

4作品が収録された短編集。

タイトル作は、大部分が水没した地球を舞台としており、著者の終末観につらなる作品である。4作品に通底するのは、ロマンに魅せられた人々、になるだろうか。

背中に鉤腕を有する青年の大空への憧れ『リリエンタールの末裔』、昏睡状態ものの内面を視覚化すると『マグネフィオ』、海洋探索装置とシンクロし変容したオペレーター『ナイト・ブルーの記憶』、高精度に時を刻む石『幻のクロノメーター』。

『幻のクロノメーター』は、18世紀ロンドンを舞台に、時計職人が手に入れた奇妙な石にまつわる物語。虚実入り混じったスチーム・パンク的作品。素晴らしい。
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)Amazon書評・レビュー:リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)より
415031053X
No.8:
(5pt)

「SFは苦手」と思い込み、読まないのはもったいない。

SFって、もっと尖った、
マニア向けジャンルだと、
ずっと思ってました。

上田早夕里さんの本を読むと、
SFとは、
すべてのジャンルの架け橋だと、
教えてくれます。

ファンタジーにも、
ミステリーにも、
ホラーにも、
純文学にもなりえると、
『魚舟・獣舟』で、
ガツンと教えていただき、
本作ではなんと、
伝記のような物語までも、
SFは内包できるのだと、
またガツンとやられました。

実在の人物もですが、
空想上の、それも、
『魚舟・獣舟』と世界を共有する、
自身の創作のなかですら、
伝記の味わいは出せるのだと。

これは、衝撃でしたし、
この味が出せる作家は、
そうそういないぞと、
感動しました。

さらに、
コメディぽいものや、
ラブストーリー、
料理などの職業ものまで、
著者様は手広くやられていると。

もう、全部買います。
今ちょっと、
積み本が300冊くらいあって、
さすがにもう積めないので、
減ったら買います。
ちゃんと新品で。
作家さんを応援したいですし、
自分だけの本にしたいので、
新品で買います。
そして新品で買ったからには、
ちゃんと客として、
感じたままをレビューもします。

ダメならダメと、
ハッキリいいます。
大好きな作家でも、
コテンコテンにけなすことも、
もちろんあります。

でもこの作品は、
素晴らしかった。
斬新で、個性的で、そして、
読ませる力がすごい。

アマゾンさん、
在庫の確保をぜひ、
お願いします。

最近、映画や漫画が、
少し、購入ソフトとしては、
過渡期の低迷を見せているので、
小説は、それも紙の小説は、
(データでなんて買ってられるか!)
今が売りどきだと思います。

ぼくも今、
一番買っているのが紙の本です。
それも文字表現の。

アマゾンさんは配送はヘタですが、
オススメはうまいので、
どんどんすすめてください。

積み本の先には、
後で買うリストが、
これまた270冊くらいあります。

いつになったら読み終わるんだ?

でも、
本が積まれているうちは、
読み終えるまでは生きていたいなと、
思わせてもらえるので、
どんどん今後も積みます。
そして、読んで楽しみます。
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)Amazon書評・レビュー:リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)より
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No.7:
(4pt)

「幻のクロノメーター」が秀逸だ

四篇収録の作品集である。表題作は「オーシャン・クロニクル」の世界で空に憧れる少年の話だ。
夢が拡がるようで閉鎖的な変な話だ。

『マグネフィオ』は昏睡状態の患者の脳波を視覚化し、
『ナイト・ブルーの記録』は深海ロボットと操縦者が感覚を共有する。
どちらも脳の拡張が新しい世界を開くというテーマだ。
現実の宇宙開発や深海開発は頭打ちだけど、こちらのほうがまだ望みがあるかもしれない。
『幻のクロノメーター』は架空の英国を舞台とする技術開発史だ。職人志望の少女が語り手である。健気でかわいい。架空歴史としてはやや反則ぽい要素もあるのだが、まっすぐな情熱と世間との争いがしっかり描かれており、
読みごたえがある。結末が大好きだ。本作のおかげで評価がドカンと上がった。
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)Amazon書評・レビュー:リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)より
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No.6:
(5pt)

個人的にはオールタイムベスト級の短編集

オーシャン・クロニクルシリーズの「リリエンタールの末裔」を読みたかったのがきっかけ。嬉しい誤算だったのは、どの短編作品も掛け値なしに面白かったこと。個人的にはオールタイムベスト級である。また、「リリエンタールの末裔」や「幻のクロノメーター」は男が一生をかける夢や仕事についての物語であり、単純な行動ではあるが男としてこのような生き方に共感を覚える。特に「幻のクロノメーター」については、途中から登場する一つの石が人類の文明を変えてしまうようなものになり、自分の想像をはるかに越える展開にセンス・オヴ・ワンダーを感じた。ずるいくらい楽しませる作品である。
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)Amazon書評・レビュー:リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)より
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No.5:
(2pt)

本のテーマはいいのかもしれないけど

なんだか説明ばかりを長々と読んでいる感じで私にはあまり向いていなかった。
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)Amazon書評・レビュー:リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫 JA ウ 4-1)より
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