播磨国妖綺譚 伊佐々王の記
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今回は長編なのでうれしさ倍増だけどもね。 薬草園で暮らす法師陰陽師の兄弟と弟の式のあきつ鬼に敵対するガモウダイゴと名のる都の陰陽師らしき人物。 猿楽師のお話がなんだか場違いのような気がしたが、活躍しないまま本書は終わった。 ガモウダイゴがもたらす災いとその目的にどう決着がつくのか、猿楽師は活躍するのか、あきつ鬼の行く末はどうなるのか。 そして次の巻はいつ出るのかでないのか。 | ||||
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室町時代、播磨国(はりまのくに)を舞台に、薬師(くすし)の律秀(りっしゅう)、僧の呂秀(りょしゅう)の法師陰陽師(ほうしおんみょうじ)兄弟が、強力な術を使う蒲生醍醐(がもう だいご)と名乗る陰陽師と対決する話が展開していきます。 ✡️ 第一話 突き飛ばし法師(ほうし) ✡️ 第二話 縁(ゆかり) ✡️ 第三話 遣(つか)いの猫 ✡️ 第四話 伊佐々王(いざさおう) ✡️ 第五話 鵜飼(うかい)と童子(どうじ) ✡️ 第六話 浄衣(じょうえ)姿の男 この中、本線から外れた異色の物語である第五話が、とても良かったです。猿楽(さるがく)の舞(まい)にまつわる不思議な物語。泉の水を酌(く)むような話の情緒、風情(ふぜい)が素晴らしく、心に沁みました。 話の終盤。ふと、吉野 弘の「生命(いのち)は」という詩が脳裏に浮かびました。 猫の姿をした神様・瑞雲(ずいうん)とともに、律秀、呂秀の兄弟が、地下の水脈を探し歩くシーン。わくわくしました。 また、彼ら法師陰陽師の兄弟がそれぞれに手にする守り刀の名前、これが素敵でしたね。本書の最後のほうに出てきます。 呂秀に従う式神(しきがみ)・〈あきつ鬼〉、謎の陰陽師が蘇(よみがえ)らせた巨大鹿・〈伊佐々王(いざさおう)〉も交えて、話は次の巻へと続きます。 つづくシリーズ第三作を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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