夫の刺殺容疑で逮捕された美人ピアニスト。

聖少女でもあり、聖少年でもある無道徳な明るさと空しさを持つ少年少女を生き生きと描いて、直木賞を受賞した「聖少女」と、「背後の影」「汚れた天使」「鋳匠」の四短篇

次々と興信所を訪れては、およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・平林貴子。

ニューヨークのマンハッタン総合病院で、不審な病気が流行しはじめていた。

鋼鉄のような筋肉をもつ殺し屋の「おれ」は、生きる気力を失った人々からの 依頼を受け、自殺に見せかけた殺人を請け負っている。

クラシックミステリー、日本初の女流探偵小説家。短編22本を収録。

日系アメリカ人のレイ・シムラは東京で働く英語教師。正月休みの旅先で、同宿のサラリーマンの妻が殺された。

高校最後の夏休み。元水泳部員の僕は、市民プールで監視員のバイトをすることに。

特殊な能力を持つララはある研究施設に監禁され、危険きわまりない薬の実験台となるが、そのせいで毎晩のようにエロティックな夢を見ていた。

ちょっとミステリアスで、あたたかくて、思わず涙する。ヤケな女流作家と謎の青年の不思議な出逢い。

名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズ。

岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。この地に昔から伝わる手毬唄が、次々と奇怪な事件を引き起こす。

恋人と別れ、突然実家に帰ってきた娘、梓。歳下のシングルマザーに親身になる母、祥子。

剣に将来を託し、武市瑞山の命ず

激動の幕末。

ある日、音もなく僕の部屋に姿を現した、正体不明の怪物。

高校時代以来の親友、三杉真衣子と鴨井由香子は、26歳になった今も仲良くつきあっている。しかし二人の気質は対照的だった。

犯人の逃走車両の前に思わず飛び出したのを集団自殺するネズミのようだと言われ、“レミング"と呼ばれる元刑事で現興信所の調査員ヴァリシュ。

アダムスベルグ署長は、古い連続殺人事件のひとつとしか思えない殺人事件の報に接する。

ジョニーとサムが殺しの容疑をかけられた!災難続きの二人の運命やいかに! おしゃべり時計をめぐる謎に迷探偵が挑む。

古典落語の名作「黄金餅」を彷彿とさせる怪事件が雪の東京で発生した！　落語界の大看板にして名探偵・八代目林家正蔵が謎に挑む痛快落語ミステリー第二弾！

わたしが小さな町の競馬場にやってきたのは、自分の過去を取り戻すためだった。

『このミステリーがすごい! 』大賞作家をはじめ大人気作家たちが競う累計88万部突破の「ショートショート」シリーズから、3分で読める驚きの物語を集めた傑作選です!

南平班の菅原警部補が雑木林で惨殺された。胸に刻まれた十字形は挑発かそれとも見せしめか。

根津峰子―20歳代後半、根津一族の跡取り娘で、お金も、教養も、おまけに色気までたっぷり備えた魅力的な彼女が、実は大泥棒。

カヌーイストが発見した白骨死体と日記。その日記から、死体は百年前の探鉱者と判明した。

現在、最重要のミステリ作家は?今もっとも危険なアメリカ作家は?答えはひとつ―ジェイムズ・エルロイ、“アメリカ文学界の狂犬”。

私、マユコ。大自然に囲まれた、カナダ生まれの14歳。

高知・海晃学院高校は野球の名門校として知られ、三年生のピッチャー・高橋武蔵はマスコミからも注目されていた。

雨の六本木。そのバーで偶然旧友と出会い、加賀郁夫の記憶はあの時代へと遡った。

飯倉菜子は16歳。女流ミステリーの大家・神乃瀬志帆を母に持つ。

香港大学に勤めるオカダ教授は、岩石を眺めてさえいれば幸せという地質学者。

アレックス・ロンズデールはシリコン・バレーのはずれにある町ラ・パロマで生まれ育った16歳のハイスクール2年生。

保守的な上司、部下の反発―前任者が急死し、売春婦殺しの捜査を引きついだジェイン・テニスン主任警部は孤立無援だった。

企業のトラブル請負という仕事をめぐって最愛の恋人・雪江と師を続けて亡くした西澤奈美は心の整理がつがす空虚な日々を送っていた。

「叶雪を呪詛ってたのは、てめえか」陰陽師ひるこ―清純アイドル叶雪を夜ごと淫魔に変貌させていた老婆が、ついに精神ダイバー毒島獣太の前に出現した。

東京に住む奈緒子のもとに、連絡が入った。夫の商社員・明月達夫が、赴任先のサンディエゴで殺されたという。

東京・丸の内、人影もまばらな高層ビル街で、老婆の絞殺死体が発見された。

スリにあっても気づかず、「わしは最近まで頭の病気で座敷牢にいたからな」と自嘲する浪人・福は内福太郎。

トミーは、幼いころに家族に連れられて命がけで故国を脱出、アメリカに亡命を果たして以来、成功をもとめて奮闘してきた。

「──待たせたな、人間(ニンゲン)」バグ少年 meets AI少女。

フランク・ミナは、ぼくらの兄貴で、父で、恩人で、ボスだった。

憧れの図書館司書となるべく、アイルランドの片田舎タムドラムにやってきた青年イスラエルを待っていたのは、図書館閉鎖という無情な現実だった。

戦国の世に、奴隷として海を越えた少年。

映画館でバイトを始めた恵介。そこで出会った映写技師のルカは、一歩も外へ出ることなく映写室で暮らしているらしい。

ゆめ姫は将軍家の末娘ながら、市井の町家に住まって、“夢治療処”を開いている。

新藤憂子は女性脚本家。30代に入ってから仕事も結婚も手に入れ、今まさに油がのろうとしていた。

父親の工場が倒産、高校も停学中の中井ケンジは、廃屋で謎めいた少年ツキオと出会い、奇妙な事件に巻き込まれる。

ふいに大きな水音がした。鯉四郎は思わず腰を浮かせた。

『神様の御用人』浅葉なつ による新シリーズ『神と王』第二巻! 丈国の建国十年を祝う式典への招待状が斯城国王・琉劔のもとに届いた。

累計40万部突破、大人気「猫弁」シリーズ最新作! 冴えない容貌、天才的な頭脳……自分のことは後回しで人の幸せを第一に考える稀代のお人好し弁護士、百瀬太郎。

警視庁副総監直属の単独捜査官、畔上の活躍を描く、書下しシリーズ第２弾！ 出版社からのコメント 畔上拳(４１)は、警視庁副総監直属の単独捜査官だ。

南条家の星(プリンセス)、サッちゃん(幸子)が、名門四ツ葉学園小学校にご・入・学!母・麗子や、その双子の妹・美知をはじめ、南条一家はお祭り気分。

だれも見たことのない世紀末の地図です。

全宇宙のスーパー・ヒーローが集結した「超人サミット」会場が、爆弾テロに襲われた!奇跡的に生き残ったのは、アルバイト青年の脳のみ。

美しい女を争って剛剣がうなり、おのが愛を守ろうと女の“秘剣”が舞い、女敵討ちの悲しい剣が奔る。秘剣仇討ち小説集。

宝飾店オーナーの息子と交際中の折笠美知は、密かに玉の輿に乗ろうと計算している。

ダラはある夜、パーティでイエールを紹介された。

伊織、けじめの「見届け」を描く文庫書下ろし完結巻!「押し込みをやる悪い奴らの情報がある」見届け人志願でだるま屋を訪ねた男は、食い詰めた大店の息子・巳之助だった。

黒船来航前夜。藩の窮地を救うため、飛脚たち最後の激走が始まる！ 　嘉永六年元日の加賀藩は苦悩していた。

熱い!皮膚が焼け、炎が肺に入ってくる!マンハッタンに突如出現した連続殺人鬼は、高級マンションの住人ばかりを次々と縛りあげ、ガソリンにひたし、焼き殺していく。

２０２１年９月１１日、国会議事堂に無人機が墜落・炎上した。

妻が奇妙な強盗事件に遭遇した。犯人は居合わせた人々から「もっとも思い入れのあるもの」を奪っていったという。

東山芸能の社長・楠田裕司が舞台の袖で殺された。社長は「ホテル瑞祥だ…」という謎の言葉を残して死んだ。

隣りの奥さんを訪ねたセールスマンは姿を消す。殺したい奴がいっぱい。

星ヶ丘高校料理部、いまは廃部寸前の部に友だちに誘われてうっかり入部した皐月。

バークに接触してきた女はクリスタル・ベスと名乗った。ストーカーから女たちを守るための隠れ家を経営しているという。

声の在所には銃口が待っていた。閃くオレンジ色の炎が立ちふさがり、何かがガチャッといって彼を捉えた。

ロシア検察局の捜査官レンコは、ハバナ湾で不審死を遂げた仲間の身元確認のためキューバへ飛んだ。

流行らない遠海神社の神さまは、自分の食い扶持を稼ぐため、人間の格好をして働いている。

一九九四年、一人の男が沖縄・万座毛から墜死した。遺骨を引き取った二十二歳の美しい娘も行方不明に。

書き下ろし長篇医療ミステリー。

高校を卒業したばかりの小麦は、ホテルのパート従業員だった父・細川幹夫が放火し、自殺を図ったホテルで素性を隠しながら働くことになった。

闘争に疲れたIRAのデヴリンは、合同テロ組織による合衆国大統領暗殺計画を察知した。

人間、追い詰められれば妙案が浮かぶものだ。ギャンブルに取り憑かれて借金を重ねた刑事ニック。

魔導士が虐げられている国ラバルタ。

成城学園に住む28歳の美貌の社長夫人は秘密の共有者である小杉安雄殺害の記事を見て茫然とした。

児童向け怪談小説で人気を誇る緑川聖司が聴き溜めていた本物の怪異の数々を、じんわり怖い筆致で書き綴った実話怪談集。

財宝を積んだスペイン船を追う英国のウェイジャー号は、嵐で難破して南米最南端の無人島に漂着する。

コロナ禍で甲子園が中止になった夏。 夢を奪われた選手と指導者はどう行動したのか。

家族の気持ちがバラバラな若菜家。その中を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。

目指すは「派遣のプロ」。

東京から山間へとやって来た中学生男子の成長をノビノビと描く中篇「青の季節」ほか、物語作者としての腕が存分に発揮された恋愛短篇を集成。

自作の映画化に立合うため、ロケ地の奈良を訪れた推理作家・朝見大介は、撮影中の事故に出くわした。

引きこもっていた息子が、突然元気になった。息子を苛めていた子が、転校するというのだが…「カラス、なぜ鳴く」。