帽子から飛び出した死



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初公開日(参考)1957年01月
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長編小説

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帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)

1976年01月01日 帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)

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帽子から飛び出した死の総合評価:7.60/10点レビュー 10件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(4pt)

推理小説を読み始めたばかりの人は本作は避けた方がいいと思う(後にとっておくべき)

1938年までの推理小説についてあれこれと論評するパートが複数箇所あり、ネタバレだらけ(特にカーの諸作については犯行方法についてモロに書いてある)なのでずいぶんと古典的名作は一通り読み終えてからこれを読む方が身のため(カーの「三つの棺」も同様)。
 本作は次々と展開する構成も、ところどころで解明が入る爽快感も、筆致も素晴らしい。ただ、ケレン味が強すぎて集中してメモでもとりながら読まないと途中で投げ出したくなるような所がある。クリスティのようにリラックスしながらムードに浸って読める、というタイプではなかった。
 なお、書き込まれている魔術、神智学、奇術、宗教などの固有名詞は実在のもの。ひとつひとつネットで調べると面白かった。

 私は探偵小説は古典的名作しか読んでいないがこれまで手持ちのものを繰り返し読んで推理小説を読む時の読み方みたいなものに慣れてしまったのか、とうとう「三つの棺」や本作をメモをとりながら読んだときには両作ともやはりわかってしまった。「三つの棺」の第一の殺人のトリックと犯人があたったのには自分でも驚いた。
 よく吟味してもそれでも真相が全くちがうところにある「アクロイド殺害事件」や「皇帝のかぎ煙草入れ」といった作品の魅力にあらためて感じ入っている。
帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)Amazon書評・レビュー:帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)より
415071651X
No.9:
(4pt)

ついぞストーリーを理解できない、永遠のミステリー

この作品、過去2回読んでます。 1回目読んだのは高校時代だったと思いますが、すごい派手な展開なのに、読み終えるとどんな事件だったのかちっとも理解していなかったことに気づきます。 もやもやした気持ちで古本屋に売っぱらい・・・十年ほど後、どうにも読み返したくなって古本屋でまた買い読むのですが、再びストーリーが思い出せないことにきづき愕然とします。 今度は捨てちゃならんと、本棚に死蔵してますが、そろそろ3回目のときが来そう。 たぶんまた、どんな事件だったか思い出せないのでしょう。 ロースンの他の作品(『天井の足跡』『棺のない死体』)もそーなんですよね!
帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)Amazon書評・レビュー:帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)より
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No.8:
(4pt)

英米ミステリマニアな人はぜひ!

「天外消失」で有名なロースンによる密室殺人ものの長編。

有栖川「密室大図鑑」で紹介された作品のひとつである本作は、探偵役・マーリニを始めとして、主な登場人物がほとんどすべて奇術師だったり、霊媒、腹話術士であるという、なかなか変わった設定である。舞台はニューヨーク市内。冒頭でいきなりの密室殺人である。厳重に施錠されていた室内の状況は魔術的で非常に怪しげ。偽の手がかりとおぼしき事柄も満載である。刑事が尋問する相手がどれもこれも職業柄からして怪しくて仕方ない。

会話の端々にファイロ・ヴァンスだのフェル博士だのが実在の人物ぽく言及されたりするのは、作者のお遊びネタか。マーリニが、カーの密室殺人講義の補足を刑事相手にぺらぺら話し始めるところも、ある意味、本作品のひとつの山場だ。

そして発生する第2の殺人。これまた、不可能的な状況での密室殺人。しかも単に施錠されてるだけでなく、雪密室にもなっているのだ。マーリニによって可能性が提示され、つぎつぎに暴かれてゆく(とんでもない!!)数々のトリック。

まあ、マーリニが密室殺人講義をやらかすあたり、最初読むとちょっとどうかなーと思わせるところだったりするのですが、読みすすめていくと「あれ?」「あれ?」となっていき、結局最後まで読んでみるとこれがまたすごく良く効いているわけですね。1938年に書かれたものですが、いわゆる欧米古典ミステリを読み込んだ経歴の長いマニアな人が読むと、そうでない人が読むより数倍楽しいはず。そういう位置づけの作品な気がします。まあでも一度は読んでおかねば、という感じですかね。

帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)Amazon書評・レビュー:帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)より
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No.7:
(4pt)

英米ミステリマニアな人はぜひ!

「天外消失」で有名なロースンによる密室殺人ものの長編。

有栖川「密室大図鑑」で紹介された作品のひとつである本作は、探偵役・マーリニを始めとして、主な登場人物がほとんどすべて奇術師だったり、霊媒、腹話術士であるという、なかなか変わった設定である。舞台はニューヨーク市内。冒頭でいきなりの密室殺人である。厳重に施錠されていた室内の状況は魔術的で非常に怪しげ。偽の手がかりとおぼしき事柄も満載である。刑事が尋問する相手がどれもこれも職業柄からして怪しくて仕方ない。

会話の端々にファイロ・ヴァンスだのフェル博士だのが実在の人物ぽく言及されたりするのは、作者のお遊びネタか。マーリニが、カーの密室殺人講義の補足を刑事相手にぺらぺら話し始めるところも、ある意味、本作品のひとつの山場だ。

そして発生する第2の殺人。これまた、不可能的な状況での密室殺人。しかも単に施錠されてるだけでなく、雪密室にもなっているのだ。マーリニによって可能性が提示され、つぎつぎに暴かれてゆく(とんでもない!!)数々のトリック。

まあ、マーリニが密室殺人講義をやらかすあたり、最初読むとちょっとどうかなーと思わせるところだったりするのですが、読みすすめていくと「あれ?」「あれ?」となっていき、結局最後まで読んでみるとこれがまたすごく良く効いているわけですね。1938年に書かれたものですが、いわゆる欧米古典ミステリを読み込んだ経歴の長いマニアな人が読むと、そうでない人が読むより数倍楽しいはず。そういう位置づけの作品な気がします。まあでも一度は読んでおかねば、という感じですかね。
帽子から飛び出した死 (1957年) (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:帽子から飛び出した死 (1957年) (世界探偵小説全集)より
B000JAYDHM
No.6:
(4pt)

ロースンのデビュー作


錠と閂が掛かり、鍵穴が内部からふさがれている密室状態の部屋
のなかで、神秘哲学者のサバット博士の絞殺死体が、発見された。

サバット博士の死体は、煙がもうもうとたちこめる部屋の床に
描かれた五芒星の模様の真ん中に仰向けに横たわっていた。

そして、その模様のまわりには、悪魔を呼び出す呪文が――。さらに、警察
の尾行をまいて行方をくらませていた容疑者が、死体となって発見され……。



密室トリックをミスディレクションにすることで、読者の目を真相からそらせた本作。
奇術の手法を応用した“タクシーからの人間消失”も実に巧妙なアリバイ工作です。





帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)Amazon書評・レビュー:帽子から飛び出した死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 30-1)より
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