殺人者は21番地に住む
- 読者への挑戦 (74)
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霧深いロンドンの街で起こる連続殺人。犯行現場には必ず〈スミス〉と 名が記された名刺が残され“第二の切り裂きジャック事件”と騒がれた。 やがて、犯行現場から立ち去る犯人を追跡したという目撃者が現れ、 犯人の住居――ラッセル広場21番地にある下宿屋――が判明する。 犯人は下宿人のなかの誰なのか? そんな中、下宿を監視する警察をあざ笑うかのように、次の事件が起こり……。 一応、容疑者が限定される〈館もの〉の体裁ですが、最初から警察 が介入するという、外部に開かれた設定である点がユニークな本作。 本作のメインとなるトリックは、ある意味、非常にバカバカしいもの であるため、人によっては、呆れて怒り出すかもしれません(二度に 亘って挿入される“読者への挑戦”も、こけおどしに過ぎませんw)。 とはいえ、被害者が残したとされるダイイングメッセージ“il b”(フランス語)に 託された人を喰った作者の企みには意表を突かれましたし、二つの“読者への 挑戦”の間に、下宿人たちがブリッジに興じるシーンを配置することで、真相を 大胆に暗示している点も、なかなか巧いと感じました。 | ||||
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霧深いロンドンの街で起こる連続殺人。犯行現場には必ず〈スミス〉と 名が記された名刺が残され“第二の切り裂きジャック事件”と騒がれた。 やがて、犯行現場から立ち去る犯人を追跡したという目撃者が現れ、 犯人の住居――ラッセル広場21番地にある下宿屋――が判明する。 犯人は下宿人のなかの誰なのか? そんな中、下宿を監視する警察をあざ笑うかのように、次の事件が起こり……。 一応、容疑者が限定される〈館もの〉の体裁ですが、最初から警察 が介入するという、外部に開かれた設定である点がユニークな本作。 本作のメインとなるトリックは、ある意味、非常にバカバカしいもの であるため、人によっては、呆れて怒り出すかもしれません(二度に 亘って挿入される“読者への挑戦”も、こけおどしに過ぎませんw)。 とはいえ、被害者が残したとされるダイイングメッセージ“il b”(フランス語)に 託された人を喰った作者の企みには意表を突かれましたし、二つの“読者への 挑戦”の間に、下宿人たちがブリッジに興じるシーンを配置することで、真相を 大胆に暗示している点も、なかなか巧いと感じました。 | ||||
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訳文の拙さもあってか、読み難く、人物描写つまらなく、ストーリー展開だるい。 読者への挑戦状は、クイーンら本格ものの作家に対するパロディでしょうか。 ひょっとして、メイントリックも? | ||||
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訳文の拙さもあってか、読み難く、人物描写つまらなく、ストーリー展開だるい。 読者への挑戦状は、クイーンら本格ものの作家に対するパロディでしょうか。 ひょっとして、メイントリックも? | ||||
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作者が寡作なせいか邦訳が少ないせいか私は本作と「六死人」しか読んでおらず、経歴も詳しくない。 本作は題名が示す通り、殺人犯人が21番地にある下宿屋にいると読者に明かしながら、それでいて犯人を絞らせない作者の技巧が見せ所。幕間には2度に渡って、クィーンばりの挑戦状が入る。作者の自信と情熱がうかがえる。黄金時代にはこうした作品が多く書かれていたんだなぁ、と当時感心したのを覚えている。 | ||||
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