盗まれた指
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古城を舞台にしたミステリだが、ディクスン・カーの作品のようなおどろおどろしい本格ものではなく、デュ・モーリアの『レベッカ』なんかを思い切りマイルドにしたようなゴシックサスペンスといったところ。古城の城主と家政婦が同時に殺害されるのだが、二人はまったく別種の毒物によって殺され、また城主の小指がなぜか切断され消失していたというのが謎の中心。 ステーマンは、以前『六死人』や『殺人者は21番地に住む』などを読んで、伏線や論理的な推理といった本格ものとしての骨格は弱いが、サスペンスと意外性ではかなり楽しめたという感想をもった。本書もスピーディーな展開で、ストレスなく面白くサクサクと読み進められる。しかし、この真相も読者の意表を突くことを狙ったものなのだろうが、正直、意外性というより単なる肩すかし。またタイトルにある盗まれた指の解答も、おおかたの読者の予想の範疇にとどまるだろう。久しぶりのステーマンということで期待していただけに、ちょっと残念…。 | ||||
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