レッド・フォックス消ゆ



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初公開日(参考)1986年06月
分類

長編小説

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レッド・フォックス消ゆ

1986年06月30日 レッド・フォックス消ゆ

失われたボルシェヴィキの金と消えた男の謎を追って歴史の暗部をさかのぼる話題の第一級スパイ・ミステリー (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

レッド・フォックス消ゆの総合評価:6.80/10点レビュー 5件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

ソ連がからむとスパイ小説は複雑になります

一歩一歩謎解きがすすむさまは読んでいて飽きませんでした。ラストが良いです。

わたろう
0BCEGGR4
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未読の方はご注意ください

No.4:
(3pt)

なんということもないお話に思いました・・・。

THE RED FOX by Anthony Hyde(1985)の全訳。
単行本は1986年7月に文藝春秋から刊行され、「週刊文春」の海外部門で3位。
周辺情報ではあるが、瀬戸川猛資・編「ミステリベスト201」(1994.新書館)でも
紹介されている。Bランクの位置づけなので高く評価しているのかは微妙。

今回は1988年に文春文庫から刊行されたものを読んだ。
ジャーナリスト(私立探偵でもいいが)・元恋人・人探しというありがち3連発の
出だしから始まり、しだいにソ連粛清期の闇に分け入っていくという趣向であり、
途中までは結構引き込まれるところもないではないが、
ロシアにわたってからの描写はとりわけ紋切り型に流れたと思われ、
全体的に言うと、私的には1か月後には忘れていそうな話であった。

なお、世間的な評価は上記の如くベストにあげられるような作品であり、
本国の評価も高いようなので、私がその域に達しない読者であったことを認める。

また、最後に大きなネタがあるが、私はこれはなかったほうが良かったのではないかと思う。
レッド・フォックス消ゆAmazon書評・レビュー:レッド・フォックス消ゆより
4163090509
No.3:
(3pt)

何が言いたいのか分らない

私にとって滅多にないが、これは読んで損したと思わせる作品だった。私の読解力不足かも知れないし、あまり作品を悪く言うのは好きでは
ない。だが、戦争当時のソ連におけるボルシェビキや欧米におけるソ連のスパイたちの過去の暗い歴史と、現在(当時1970代後半)に繰り広げら
れるミステリーは、謎解き、背景描写、人物の掘り下げ、すべてにおいて中途半端に思える。やたら暗い作品であることは許せるが、作者として
何が言いたいのか、分からずに読み終えてしまった。残念としか言いようがない。
レッド・フォックス消ゆAmazon書評・レビュー:レッド・フォックス消ゆより
4163090509
No.2:
(3pt)

荒削りなストーリー

週刊文春 1985年 海外3位。

元ジャーナリストで、ロシア研究家のロバート・ソーンは、20年前に別れた恋人メイ・ブライトマンから緊急の電話を受ける。メイの父親で、ロシアとの毛皮貿易によりひと財産築き上げたハリー・ブライトマンが失踪したという。困惑するロバートであったが、メイに懇願され、ハリーの行方を捜すことにした。当初、単なる失踪かと思われたが、何ものかがハリーを付狙っている痕跡を発見する。意を決し、ハリーの過去に遡って捜査を続けるロバート。彼の前に多くの謎が立ちはだかり混迷を深めていく。やがて、ロバートは、ハリーが自殺したという報を受けるのだった。 ・・・

一介の元ジャーナリストが、ロシアの暗部に切り込んでいくというエスピオナージ。その道のプロではない主人公が、アメリカ、フランス、ロシアと舞台を変えながら、捜査行を繰り広げていく。シロウトが、ロシアの情報機関を敵に回しての立ち振る舞いは、さすがに現実感を欠いているか。主人公の生命を賭してまでの蛮勇も、その動機についての説得力がいまいちだったりする。冗長とも思える情景描写がつづくと思えば、実にあっさり場面展開してしまう。かなり荒削りなストーリーという印象だ。ギリギリのところで無理矢理感を回避しているようにも思える。

本書は、ロシア革命の”あの伝説”に材をとっている。最後の最後で、本書の深みのある面白さに気づくのだが、途中まではかなり退屈する。エスピオナージはだいたいそういうものかもしれないが。

タイトルの"赤い狐"は、化かし合いの意味なんだろうな。これは、適切ではあると思う。
レッド・フォックス消ゆAmazon書評・レビュー:レッド・フォックス消ゆより
4163090509
No.1:
(5pt)

アメリカプロレタリア文学

傑作じゃね?アメリカamazonをみると「スパイが出てこない最高の冷戦小説」とかみな手放しで褒めているけど
文体も含めて出来はかなりいいと思う。

30〜50年代のアメリカのスパイネットワーク(下級労組から国務省高官に至るまで)に属した両親を持つ遺児たちが
その遺産である30年代、ソ連から脱出した女児の、偽のアメリカ戸籍作成を遡行するうちに
過去と現在のソ連の暗部にたどりつく話

わけあり女児の偽の戸籍作成はもろ「スマイリーと仲間たち」だし
革命初期の米ソ毛皮貿易がそのままスパイネットワークに横滑りする話は「ゴーリキーパーク」だし
文体、キャラも含めて作者がどの作家から影響を受けたか、丸わかりだけど
「アメリカの共産主義者たち」のたどった暗い運命が余韻が残る重厚長大小説
途中に描写されるGRUの国外における殺人の描写も、陰惨で、
007にはない<怖さ>が良かった

正直、作者自身、ラスト1行で明かされる女児の正体のあまりにファンタジーなオチをもてあましているのではないか
途中の何百ページの重さに価値があると思う
レッド・フォックス消ゆAmazon書評・レビュー:レッド・フォックス消ゆより
4163090509



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