新・魔獣狩り 完結編 倭王の城
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期待通りのラストではありませんでしたが、長い間にわたって楽しませてもらいました。 いつも新刊が出るときには前巻の内容を忘れてしまっており、 もう気持ちも途切れ途切れだったので、期待はずれというより、 とにかく完結してよかったというのが正直なところです。 次は3冊ぐらいだとうれしいです。 | ||||
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表題通り。 ほとんど詐欺のような終わり方。作者は反省してほしい。 | ||||
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夢枕獏はかつて半村良の「妖星伝」完結編を「死ぬ三日前に読め」と言った。 本作を読み終え、「お前が言うなよ」という思いしかない。 魔獣狩り、結果的に最初の三冊以降は時間の無駄だったので「死ぬまで読むな」と言いたい。 | ||||
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一回読めばいい作品だね。いまいちだね。 何か、ページを増やすために繰り返しがとても多い。 やっぱり、ダイビングがないとだめだね。 | ||||
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◆私自身の話 私は1966年生まれで、同級生の母親が町立図書館の司書だったこともあり、幼い頃から図書館によく通っていた。記憶に残っているなかで私が最初に読んだ小説は、福島正実の「おしいれタイムマシン」(1977)である。 で、翌1978年、スターウォーズが公開され、そして私は正真正銘のSFファンになった。 私の生まれ育った田舎町(当時で人口は1万人を下回っていた)の町立図書館には、ハヤカワSF文庫の8割2000冊くらいとと、創元SF文庫の5割1000冊くらい、が所蔵されていた。小さな町の図書館の書架2本分(といっても文庫本で書架2本ですよ)が、まるまるSF小説だったのだ。この理由は、SF小説好きの町民が、自分が買った早川と創元のSF文庫小説を、片っ端から寄贈してくれていたから(寄贈ペースは、どう考えても読むスピードより速かった)。こういう環境だったから、SF好きになるのも当たり前なのかも知れない。 私は図書館に通い、エドガー・ライス・バローズの火星シリーズや金星シリーズ、ターザンシリーズや地底世界ペルシダーシリーズを皮切りに、EEスミスのレンズマンシリーズ、エドモンド・ハミルトンのキャプテンフューチャーなどを次々と読み(注:シリーズ全部を読んだわけではありません)、 そして必然的に星新一、筒井康隆、半村良、平井和正、新井素子、眉村卓、光瀬龍、豊田有恒、安部公房(注:「第四間氷期」とか「砂の女」とか「箱男」はSF界で絶賛されていたんだよ)、荒巻義雄、田中光二、広瀬正、鏡明、川又千秋、横田順弥、堀晃、山田正紀、石原藤夫、野田昌宏、高千穂遙、矢野徹、神林長平、岬兄悟、火浦功、水見稜、谷甲州、ロバート・A・ハインライン、JGバラード、アシモフ、スタニスワフ・レム、ACクラーク、クリフォード・D・シマック、PKディック、ジェイムズ・ブリッシュ、フレデリック・ポール、ポール・アンダースン、ヴォネガットJr、フレドリック・ブラウン、トマス・M・ディッシュ、コードウェイナー・スミスなどを読み耽っていった。(注:小松左京や大原まり子は嫌いだった)(更に注:上記リストには漏れアリ。もっといろんなSF作品を読んでいます) そしてこれまた必然的に、「SFマガジン」と「SFアドベンチャー」を毎月購読、たまに「SF宝石」、稀に「奇想天外」、お金があれば「スターログ日本版」、SFなので星にも興味が出てきて「天文ガイド」を買っていた。(注:私は中学生まで決まった小遣いがなく、「あれ欲しい」と母親に申告し、OKだったらお金が貰える家庭だった。本代と映画代は、なぜかほとんど満額OKだった。今考えたら素晴らしい両親だったと心底思う) 半村良の“元祖国産伝奇小説”「石の血脈」や「嘘部」シリーズ、平井和正の「ウルフガイ」シリーズ、新井素子の「グリーンレクイエム」と「星へ行く船」シリーズ、鏡明の全著作、ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」、シマックの「都市」、山田正紀の「最期の敵」、神林長平の「あなたの魂に安らぎあれ」、川又千明の「幻詩狩り」などがお気に入りである。 ◆夢枕獏との出会い で、夢枕獏。 夢枕獏の作家デビューは1977年。でもこの頃の夢枕獏は売れない作家で、1981年にフタバノベルズから出版された「幻獣変化」がSF雑誌で高評価だったので、取り寄せて読んだ。そしたら面白かった。でも売れていなかった。 1982年に、ソノラマ文庫からキマイラシリーズ第1巻「幻獣少年キマイラ」を出したあたりから少しずつ売れ始め、1984年ノンノベルから出たサイコダイバーシリーズの最初の物語「魔獣狩り」、そしてトクマノベルスから出た「闇狩り師」で人気作家となっていったのである。 翌1985年には、フタバノベルスから「餓狼伝」シリーズ、カッパノベルスから「獅子の門」シリーズ、1986年には講談社ノベルスから「黄金宮」第1巻、カドカワノベルスから「大帝の剣」第1巻、1988年には文春文庫から「陰陽師」シリーズが出て、この頃にはベストセラー作家になっていったのである。 こういう言い方はアレなんだけど、要するに私は夢枕獏が売れる前からファンだったのです。 ◆サイコダイバーシリーズ 夢枕獏が人気作家になったきっかけのひとつであるサイコダイバーシリーズ。 サイコダイバーという「人の精神にダイブ」できる特殊能力を持った人物を主人公に据え、中身はSF伝奇エログロバイオレンス小説であり、話ごとに主人公が変わる連作シリーズである。 シリーズ12巻までは普通の連作小説であったが、1992年7月に出版された13巻目から「新・魔獣狩り」シリーズが始まった。1992年とは、携帯電話もインターネットも普及していなかった頃である。 1984年に世界観が作られたサイコダイバーシリーズ。 1992年から始まった「新・魔獣狩り」の話。 それまでに登場してきた全てのサイコダイバー主人公を総出演させ、次から次へと強く不気味な連中が出てくる展開。 しかしです。 18年前に始まった「新・魔獣狩り」シリーズは、世の中が大きく動いているのに、話の中の世界観は古くさいままなのです。しかも、巻を重ねるごとに、ただグロいだけの展開になっていく。 ◆で、本作の感想 有り体に言えば、ちっとも面白くないのである。 あれだけ引っ張ってきた登場人物同志の因縁が、なぜこうも簡単に決着するの? こんなで良いの? 風呂敷広げすぎて畳めなくなったから、慌てて全部強引にまとめちゃった、としか思えないんですけど。 もうちょっと何とかできなかったの? 18年も引っ張っといてコレかい。 ワクワクもしなけりゃハラハラもしないし、ドキドキもしない。 ◆というわけで。 獏ちゃん、さようなら。 もうたぶん獏ちゃんの本を買うことはないと思うよ。 | ||||
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