沙門空海唐の国にて鬼と宴す
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あまりにも筆者が空海推しなので、正確で個人的な人物判断が出来ません。 最澄も優れた僧のはずなんですが、これもやはり筆者の偏りにすぎず。 逆に真言密教等への興味が薄れてしまいました。まあ一生そんな宗派には入らんけども、物語は面白いかと思います。 | ||||
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たまたま『空海の風景』を読んでいた時に、本屋に平積みされていたのを見かけて購入。かなり前のことだが、著者の本のどれかのあとがきで、構想中の作品としてこの題名を挙げていたのを覚えていた。 知らん間に完成していたようで、感慨も一入だ。 『空海の風景』でいえば、上巻の293頁から下巻の57頁までの130頁余り、空海が長安に滞在した期間(804年~806年)を舞台としている。しかしもちろん夢枕作品だから、妖しげな技の使い手の老人あり、気は優しく力持ち系の巨漢あり、源博雅に近いワトソン役(橘逸勢)あり、といったお馴染みの夢枕キャラたちが活躍する。むしろ空海が、女のように赤い唇をした妖艶な美青年でないのが不思議なくらいである。 まぁ物語展開は数多の夢枕獏作品と似たようなものなので、実のところ特に新しさは感じない。拳術、体術ではなく幻術合戦になってしまう分少々ツマランというのが正直なところ。 しかし空海を主役にしてこれ以上のエンタメ作品を作るは至難だろう。 同時代人に留まらず、有名な安史の乱の悲劇を物語の因――つまり玄宗と楊貴妃も主要キャラ――としながら、玄宗に長年仕えた和人安部仲麻呂や白居居(玄宗と楊玉環(=楊貴妃)の悲恋を後世に有名にした「長恨歌」の作者)、さらには、やや不十分ながらも秦の始皇帝で有名な兵俑も登場させるというてんこ盛り設定だ。 見逃せないのは、この事件に介入することが、空海の史実での事跡へのリンクとなっていることだ。 本来20年ほどの留学を予定して海を渡った無名の空海が、当時唐の密教の第一人者であった恵果から、彼の数百人?の弟子をさておいて、ほんの数年で金剛部、胎蔵部ともに伝法灌頂され、さらには皇帝の前で書を献ずるに至るという大躍進は歴史上の大奇跡だが、その理由を説明できてるところが秀逸だ。 思い返してみれば、夢枕獏の出世作、サイコダイバーシリーズの『魔獣狩り』は空海のミイラが重要なガジェットだった。懐かしい。あのシリーズで、空海のミイラへのサイコダイブは結局実行したんだっけ? | ||||
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