陰陽師 生成り姫
- 陰陽師 (36)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
陰陽師 生成り姫の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです! 短く区切られた文章で、そこまで難しい古語もなく読みやすく感じました。 安倍晴明の親友であり、笛の名手である源博雅。 月の出る夜の晩に、見晴らしのよい高台で笛を吹いていた博雅が出逢う、ある姫君との悲しい逢瀬の物語。 お話には、安倍晴明の陰陽術や、禍々しい鬼の話も出てきます。 作中に出るいくつかの逸話も楽しく読ませていただきました。 このシリーズは好きですが、特にオススメなのが、この「生成り姫」です。 悲しくも美しく、また人の背負っている業について深く考えさせられるお話でしたね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
当時の貴族、立場のある人々の様子が伝わってきて、また非科学的なことを信じるのが常識だったことが興味深いです。 シリーズとしては短編も独特の味わいがあるのですが、エンターテイメントとして読むのなら長編の方が好きかなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある脚本家は、「人が鬼になる瞬間を書け!」と言ったようだが、まさに人が鬼になる「生なり姫」の物語である。 その鬼に深く関わったのが、清明の相棒、博雅だ。自らをあさましいと嘆き狂う姫に、人をやめて鬼になっても、歳が美貌をそこなっても、それでもあなたが愛しいと心から語りかける。博雅がこの鬼になりかけた姫に向ける愛情はとても深く静かに澄み渡っている。 坊主でも司祭でもないこの男は、信仰の力で相手を救うのではない。そうした宗教臭さは不思議とない。この男はただただ、純粋に、ただただ、深く人を愛せるのだ。しかしそれこそが、不思議と人の心の深い所を動かしてしまうのだ。 無理と分かりつつも、このような男になりたい。 そう思えるよき男と、悲恋に終わった姫の物語だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
陰陽師~生成り姫~ の舞台を観に行くので、予習のつもりで購入しました。前半バラバラのように見えたストーリーが、最後にひとつにまとまるのがお見事でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あとがきに著者の記載もあるが、シリーズ第一弾の「陰陽師」の中にある短編である 「鉄輪をリメークし、長編化した作品。設定が詳しくなり、物語の運びにもグッと迫る 迫力がある。この「生成り姫」の姫君の不幸な愛情なき生活は、たまたま私が読んだ 芥川龍之介の「六の宮の姫君」の姫の設定と酷似しており、両者とも「今昔物語集」 からの出典か?と思われる。もっとも龍之介の作品は、鬼にはならずに、哀れに死す という悲しき超短編です。 ラストに、博雅が、生成り(鬼になりかけた徳子姫君)に愛情を貫くシーンは本当に 泣ける。この物語の主人公は、安倍晴明ではなく、眞に源博雅であり、益々このコンビ が好きになった。すぐに、次の「龍笛ノ巻」を購入!!!しやした。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 35件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|