(短編集)
沙羅は和子の名を呼ぶ
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沙羅は和子の名を呼ぶの総合評価:
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表紙(さとうひろみ)さんの大ファンで購入しました。内容も不思議な感じで文章にぞっこん入っていきます。春の夕暮れ、夜桜を見ながらの読書に最適と思います。 | ||||
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本書はアガサ・クリスティーの短編集『死の猟犬』の二番煎じである。 冒頭の『黒いベールの貴婦人』でまずオカルト的なミステリーかと思わせておいて、実はオカルト話だったと読者の意表を突き、次の『エンジェル・ムーン』もオカルト話かと思って読むと実はミステリーだったとこれまた読者の予想を裏切り、そしてこれが繰り返されるという『死の猟犬』と同じ手法を用いている。 私は『黒いベールの貴婦人』がオカルト話で終わったとき、ひょっとしたらと思い、『エンジェル・ムーン』でこれは『死の猟犬』だと確信した。そして、その確信は外れることなく終わってしまい、私にとっては実に拍子抜けな作品集だった。 『オレンジの半分』に、お気に入りの『掌の中の小鳥』のヒロイン・穂村紗英がチラッと姿を見せるのが少し嬉しかったが、後はどうでもいい作品。 | ||||
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10編の短編からなる短編集。とは言っても、4頁のショートショートのような長さのものから70頁くらいにもなるものもあります。元々の掲載誌が色々と違うのもあって下手すると玉石混淆と言われてもおかしくないのですが、それぞれの作品は大きさも光り方も違う宝石のようで玉「宝」混淆と言ってよい作品集だと感じました。人の好みはあるでしょうが、どれか一遍は気に入る作品があるのではないでしょうか? 初期の加納朋子さんらしい「ちょっとした謎」をストーリーに紡いだ「オレンジの半分」や「エンジェル・ムーン」「天使の都」も良いですが、個人的に好きなのは「商店街の夜」。実家の近くにある寂れた商店街を思い出しました。結文の 本当に不思議なことは、日常のすぐ隣で起きる−そう思わないかい? というのが、いかにも加納さんの作品の姿勢らしくてつい頷いてしまいます。 | ||||
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これは短編集ですが、最初の一編にもうやられてしまいました。 タイトルは「黒いヴェールの貴婦人」。 感想がタネ明かしになってしまうので避けたいんですが、最後にお父さんからの手紙を読むシーンがあります。 僕はこのシーンを山手線の中で読んでいましたが、思わず目頭を押さえてしまいました。 あぶないあぶない。 この作者は、誰もが持っている心の音叉を震わせるのがとても上手です。物語一つ一つに心のいろんな部分がざわめきます。 個人的には「商店街の夜」が好きです。 現実にも影響を与える絵をもとに、ドラマが作れそうな気もします。 「花盗人」「海を見に行く日」も切なくなるようないい話ですよ! | ||||
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その独特の瑞々しい感性からつむぎだされる言葉は、読む人の心をとらえて離さない。ミステリーでありながら、ありふれたミステリーではないところに、彼女の魅力があるのかもしれない。彼女と同じ視点でまわりを見れば、いつもの景色がまったく違ったものに見えてくる気がする。どの短編も異彩を放っているが、表題作の「沙羅は和子の名を呼ぶ」は絶品。おすすめです。 | ||||
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