(短編集)
虹の家のアリス
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私立探偵の仁木順平と探偵助手の市村安梨沙。本作は、ルイス・キャロルの『アリス』の物語に魅せられた二人が日常の様々な事件を解決していくミステリー小説だ。 本作では、育児サークルへの嫌がらせ事件、赤ん坊誘拐事件、連続猫殺人事件など6つの事件に順平と安梨沙が立ち向かう。 今回の事件に大なり小なり共通する要素は、おそらく家族。夫婦間や親子間にまたがる愛憎が様々な事件を引き起こすのだ。特に秀逸だと感じた話は、『虹の家のアリス』。子供の母親に対する愛情の表し方になるほどと思う面があった。 また全編を通して、安梨沙が成長する過程も見て取れた。前作『螺旋階段のアリス』の安梨沙はどこか純粋無垢な感じがしたが、続編たる本作の安梨沙は清濁併せ呑む怜悧さを発揮しているように感じられた。 全体的に見て本作は、成長した安梨沙の怜悧さ、順平と安梨沙との信頼関係の強さが上手く描かれた良質なミステリー小説であろう。 | ||||
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殺人事件などは扱わないものの、中身はストーカーや殺猫事件など中々物騒な物ばかりで、 前半三つはその動機も小さな好意や悪意だったりするのが面白い ミステリ的には鏡の家のアリスが一番だろうか ただ短編六つの中ミステリっぽくない作品もいくつかあり、全体を通してそこまで濃いミステリと いうわけではないので、あまり本格的なミステリ本としては期待しない方がいいだろう | ||||
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母親の会への嫌がらせ、連続猫殺害事件、花泥棒、赤ちゃん誘拐事件など、 今回の事件も仁木と安梨沙は鮮やかに解決していく。どれも身近にありそうな ことばかりで、人の善意、悪意、思い込んだときの怖さなど、いろいろ考え させられた。また、仁木や安梨沙の私生活も垣間見え、とても興味深かった。 安梨沙が精神的に成長して少しずつ強くなっていく様子も、好感を持って読んだ。 できればこのシリーズ、まだまだ続いてほしいと思うのだが。 | ||||
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母親の会への嫌がらせ、連続猫殺害事件、花泥棒、赤ちゃん誘拐事件など、 今回の事件も仁木と安梨沙は鮮やかに解決していく。どれも身近にありそうな ことばかりで、人の善意、悪意、思い込んだときの怖さなど、いろいろ考え させられた。また、仁木や安梨沙の私生活も垣間見え、とても興味深かった。 安梨沙が精神的に成長して少しずつ強くなっていく様子も、好感を持って読んだ。 できればこのシリーズ、まだまだ続いてほしいと思うのだが。 | ||||
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この方の本を拝見すると、いつも思う。 やさしい、おはなし。 この世界が、物足りない人もいるだろう。 飛び交う暴力や、汚い言葉の、見当たらない物語。納得できなかったり、怖かったりはしても、かならずどこかに、救いがある。 今回の結末で、え、そうなの?と、思うことがあった。わたしとしては、納得はいかなくても、このやさしさが、この方の持ち味なんでしょう。 でも、それを選ぶの、ありさ・・・? | ||||
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