(短編集)

スペース



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スペース (創元推理文庫)

2009年05月05日 スペース (創元推理文庫)

ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、その瞬間は突然やってきたのだから。クリスマスにひいた風邪が軽快し、空はすこんと晴れ上がった大晦日、出かけたデパートであるものに目を奪われたばかりに、息が止まりそうな思いをした駒子は…。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

スペースの総合評価:7.71/10点レビュー 21件。Bランク


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(8pt)

スペースの感想

「ななつのこ」「魔法飛行」に続く、駒子シリーズ待望の第3弾。
クリスマスにみぞれが降る中大疾走した駒子は風邪をひいてしまう。
駒子いわく日頃の行いが良いということで、幸い2~3日で軽快し、大晦日へ。
入江家はお節作りで忙しく、普段料理をしない駒子と末妹もこの日ばかりはお手伝い。
そんな中、駒子は母親から買い物とあるお使いを命じられた。
お使い内容は、お節に飾る松の葉を公園から「分けていただいてくる」こと。
駒子はしぶしぶデパートに来たものの、これから公園へ確実にあるかもわからない松の葉を取りに行くのは面倒くさい。
そんなとき、デパートに大きな門松が。
<魔がさす>とは誰にでもあること。
こっそり手を伸ばし折ろうと四苦八苦していると、思いがけない人に声をかけられる。
息が止まりそうなほどびっくりした駒子の後ろには、警備員のアルバイト中の瀬尾さんが。
瀬尾さんからクリスマスに貰った羊のぬいぐるみのお返しをしていない駒子。
お返ししようにも、必要最低限のものしか持たない人に何を送ればいいのか。
「瀬尾さんにまた、読んでいただきたい手紙があるんです。」
駒子は瀬尾さんに「謎」をお返しすることにした―・・・

「ななつのこ」は全7話、「魔法飛行」は全4話。
どちらも駒子が日常の謎を手紙にしたため、瀬尾さんが返事で解答する形式でした。
全て異なる短編でありながらしっかり伏線が散りばめられており、最終話でそれらの伏線が回収されます。
しかし、今作は<スペース><バックスペース>の2部構成に、おまけ的にエピローグという形式です。
従来の手紙のやりとりや、最終話でまとめる形式とは全く異なるとはいわないですが、全く同じでもないです。
<スペース>の謎は<スペース>内で明らかになり、<バックスペース>で更に裏側がわかるという形式です。
そのため、今作は駒子の感性や比喩表現は少な目です。
駒子シリーズは全4作の予定とのことなので、今作は登場人物の肉付けをし、関係性を明確にすることで、最終巻への布石としたのかと思います。
前2作と同じものを期待すると、少し違和感があるかもしれません。
駒子シリーズが好きな方、駒子と瀬尾さんの関係が気になる方などにはオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.1:
(8pt)

スペースの感想

駒子シリーズ第3弾!「スペース」で明かされなかった謎が、「逆スペース」で丁寧に明かされるという二段仕掛けが良かった。物語的にも、「自分の居場所」を見つける者たちへの道標として大いに共感できた。加納さんのこの温かい視線で綴られる物語は、やっぱり大好きだなあ。

ジャム
RXFFIEA1
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No.19:
(2pt)

第3段は嬉しかったけど

前2作のファンですが、個人的には読まなくても良かったかもしれない…。序盤の手紙の内容は長過ぎて苦痛に感じました。
バックステージの内容も、そんな度重なる偶然ってあるのかと物語ながら思ってしまいました。
スペース (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:スペース (創元クライム・クラブ)より
4488012981
No.18:
(5pt)

心がホッコリしました。

途中どういう話しかと思って読んでいましたが、最後の部分を読み進めていくと、だんだんと心がホッコリして来ました。
スペース (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:スペース (創元クライム・クラブ)より
4488012981
No.17:
(1pt)

納得できない(内容じゃありません)

昔読んで良かったので欲しかったんですけど、kindle版が文庫版より高いってどうなんですか?貸し借りしたり売ったりできないから同額でも納得できないところなのに、高い意味が判りません。紙代製本代輸送代引いて半額ぐらいにならないと電子書籍は普及しませんよ。
スペース (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:スペース (創元クライム・クラブ)より
4488012981
No.16:
(2pt)

前二作必須

本書だけでも一つの物語として読めるとありましたが、厳しかったです。ちゃんと調べて順番に読めばよかった。

ひたすら手紙だけが続く時はいつまで続くんだ…ってげんなり。

著者の作品は好きなものが多いので、早速ななつのこを求めてきます。それでも手紙のターンは長過ぎましたが。
スペース (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:スペース (創元クライム・クラブ)より
4488012981
No.15:
(3pt)

「ななつのこ」と「魔法飛行」を読んだ人へのファンサービス的な一冊

「ななつのこ」と「魔法飛行」の裏にはなにがあったのか? というある種、舞台裏を描いた作品です。
これまでの駒子シリーズを読んできた読者へのファンサービス、といったところでしょう。
物語の構成はWeb連載だったということもあってか、加納朋子さんの小説にしてはかなりトリッキー。
途中50ページほどふた昔以上前の女子大生の手紙を読まされるのは、正直きつかったです。
そういうわけですので、前出の二つの小説を読んできた方なら買い。
そうでないなら前シリーズの二冊をコンプリートしてからどうぞ。
それから…岩手にかつて住んでいた身としては言わせていただきたい。
花巻から岩手山はくっきり見えませんよ!!!!
スペース (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:スペース (創元クライム・クラブ)より
4488012981



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