(短編集)
レインレイン・ボウ
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短編はあまり好きではありませんが、全体が繋がってる短編なら許容範囲なので読んでみました^_^ ちょっとした日常の謎解きも良くて楽しく読むことが出来ました。 個人的には第6話の「雨上がりの藍の空」が好きです! 貧乏レシピが役に立ちそうで、読書をしながらちょっとだけ得をした気分になりました^_^ 2016/12/4読了 | ||||
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新刊の「我ら荒野の~」を読んだら、ここから読み返したくなった。 不穏と言えば不穏なんだが、全体から受ける印象は「明」。 チーズさんの「アタシは老い先短いかも知れないんだから、アタシがやりたい様に生きるのよ」と前向きな方向に開き直っていたであろう感じがとても良い。 明るい諦念。と受け取りました。 | ||||
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日常、身近に起きている出来事がテーマになっていてさらりと読めました。 | ||||
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高校時代に同じソフトボール部だった少女たちが、大人になってチームメイトの過労死を経験し、それをきっかけに再会し、それぞれの今を描く物語。7つの章に別れて、7人の女性たちの個性的な20代の生き様を、作者独特の優しい筆致で綴っている。各章の副題もタイトルの虹を連想させる色が入っておりニヤリとさせる。読む進めるとその副題の色の意味も解ってくる。細々した個々のエピソードが鮮やかなほどうねりを持ってラストへと収束していく。一見するとミステリーのようだが、実は女性の青春群像劇となっており、それぞれの章でそれぞれの主役たちが悩み苦しんでそれでも頑張って生きている姿を丹念に描いている。六章の由美子の描写がこの本の中の女性では特異でいて、私が一番気に入ったところだ。彼女の機転で、どうしても上手くいかなかった仕事が、段々動き始め、廻りの人間をも巻き込んで、やる気にさせるというのがとても心地良い。脇のオバサン軍団も味があって良いアクセントになっている。様々な事で迷いながら壁にぶつかりながら、それでも必死で「今を生きる女性たち」この作者の上手いところは、数々の細かい謎を各章に散りばめつつ、連作長編として、その謎を「優しさ、愛惜しさ」に収束させていく。人物造形も台詞も素晴らしく巧み。加納朋子は寡作な作家だが、一つ一つの作品は完成度が非常に高い。もっと評価されても良い作家の一人だと思う。ラストの一行がこの物語を鮮やかな結末へと導いている。未読の方は一度加納朋子の本を手にとって欲しいと思う。作者の力量の高さもさることながら、読後感がとても爽やかなので、良い気分転換になると思う。さほど重たい内容では無いので一章ずつ丹念に読んで欲しい。通勤のときに読む本としてお薦めの一冊。 | ||||
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『月曜日の水玉模様』の続編で、前作のヒロイン片桐陶子が高校時代にキャプテンをしていたソフトボール部のメンバーが、元部員の一人、「チーズ」こと牧知寿子の通夜の席で七年ぶりに顔を合わせることになった。だが、その席にはチーズと仲がよかった長瀬里穂は顔を見せなかった...。 前作同様、陶子とボーイフレンドの萩が、個々のストーリーに散りばめられた謎とその真相を明らかにするものと思っていたのだが、そうではなく、元部員たち一人一人のストーリーで構成され、その中に「チーズ」の影が添えられているというもので、陶子は一話目と最終話にしか登場しない。 ただ、その最終話で全体を貫く謎が解けるというのは、作者の従来作品と同様、連作短編集として落ち着くスタイルである。 『月曜日の水玉模様』の続編として陶子が活躍する話を期待していたのだが、その点、肩透かしであった。また、ミステリー色も薄い作品集である。 とくに六話目の「雨上がりの藍の色」は管理栄養士の三好由美子が派遣先で奮闘する話で、ミステリーでも何でもない。が、前作と比べると全体が暗めの作品が多い中、陽性キャラの由美子の話が、実のところ一番面白かった。そのキャラとは最も縁遠いはずの、おそらく本人さえも思わなかったであろうシンデレラ・ストーリーだったのも面白い。 | ||||
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