掌の中の小鳥



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初公開日(参考)1995年07月
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長編小説

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掌の中の小鳥 (創元推理文庫)

2001年02月01日 掌の中の小鳥 (創元推理文庫)

ここ“エッグ・スタンド”はカクテルリストの充実した小粋な店。謎めいた話を聞かせてくれる若いカップル、すっかりお見通しといった風の紳士、今宵も常連の顔が並んでいます。狂言誘拐を企んだ昔話やマンションの一室が消えてしまう奇談に興味はおありでしょうか?ミステリがお好きなあなたには、満足していただけること請け合い。―お席はこちらです。ごゆっくりどうぞ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

掌の中の小鳥の総合評価:8.29/10点レビュー 21件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

掌の中の小鳥の感想

学生時代、1つの謎と共に失恋した〈僕〉。
社会人となり、その謎は解けたが、その真相は〈僕〉に苦い思いを抱かせる。
孤独ややるせなさを感じながらパーティーに参加すると、そこには真っ赤なワンピースの天使が。
〈彼女〉と連れだって入った店は〈エッグスタンド〉。
女性バーテンダーが切り盛りする、カクテルリストの充実した小粋な店である。
若いカップルは〈エッグスタンド〉を舞台に、些細な日常の謎と共に距離を縮めていくー・・・

全5話からなる連作短編集。
〈エッグスタンド〉を舞台に、春から冬にかけ、若いカップルが距離を縮めていく様子が日常の謎と共に描かれています。
ミステリというより恋愛小説の印象が強いです。
女性作家らしく、女性の描写か上手です。
特に感情的で弱いようで、したたかなところがある、魅力的な女性。
文体も柔らかく、情景描写や比喩表現は美しいです。
例えば、〈エッグスタンド〉に飾られる季節の花々、カクテルの名前や色、そしてモザイクな街とビビッドで真っ赤なワンピースなど。
読後は爽やかで、恋愛っていいなと思えます。
恋愛は面倒で見苦しいこともありますが、そこがいいと思える作品です。
ただ、個人的にはミステリとしても恋愛小説としても、駒子シリーズの方が好みです。
今作のヒロインと駒子は大分タイプが異なります。
私はどちらかというと駒子寄りの性格なのか、駒子の方が共感できます。
私は駒子の初々しさが好きなのですが、今作は大人の恋愛なため、どこかスマートです。
そのためか、よくも悪くもさらっと軽めに読めます。
それにしても、結局人というか、女性の心が一番の謎かもしれません。
そして恋愛は先に惚れた側が負けとはよくいったものだと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.1:
(7pt)

掌の中の小鳥の感想

バーで飲みながら、推理する日常の謎の魅力。やっぱり、この世界は最高!

ジャム
RXFFIEA1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19:
(5pt)

Stay Homeの今こそ読みたい

新型コロナウイルスの影響で、基本的に外に出られず、諸々ストレス溜まる中で読みました。ささくれた心に、優しい癒しを与えてくれる、見事な連作ミステリでした。
掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)より
4488012744
No.18:
(3pt)

楽しく読んだ

…しかし表題作の「掌の中の小鳥」以降、出てくる人出てくる人、皆が皆「聡すぎて」この集りの中に居たら常に「勝負」を仕掛けられてる緊張感があるだろうなwみたいな
一瞬たりとも「隙」は見せられないぞ、的な
全体の印象が「微笑ましい」だった。紗英が明るく、圭介が安定してるキャラだからだろうか
ストレスなく穏やかに楽しめた感じ
掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)より
4488012744
No.17:
(1pt)

駄作

登場人物がどいつもこいつもはぐらかすような、核心を突かないカッコつけた台詞をウダウダ話すクッソ気持ち悪い奴らばかり。
そして作品全体から滲み出る「男はアホで女は絶対正義」みたいな作者の思想には、一周回って憐れみさえ覚えます。
しみったれた女作家のしみったれた女賛歌的作品ですね。
出張の新幹線の中で読み終わり、そのまま新幹線のゴミ箱に捨てました。
掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)より
4488012744
No.16:
(5pt)

ちょ

短編連作で、登場人物が少しずつかぶっておもしろい。
ヒロインが凛々しく、過激に、可愛く、女らしい。
ヒーローが小賢しく、かっこよく、彼女にはへたれみたいな。
日常のちょっとした謎なぞ物語で、続きがみたいです。
謎の脇役の方々に関する事件とかみたいよねー。
一応探偵役が、彼なんだと思うけど、いいとこは彼女がさらっている気がする。
台風みたいな彼女?
掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)より
4488012744
No.15:
(4pt)

お洒落な恋愛ミステリー。

『ななつのこ』が優しいミステリーなら本書は恋愛ミステリーで、この2作品が加納作品の双璧をなすと言っても過言ではない。
主人公の圭介と彼女の5つのミステリー譚が、お洒落なカクテル・バーを舞台に二人の恋の進行を織り交ぜて語られるもので、主に圭介が探偵役、彼女とバーテンダーがワトソン役といったところだが、もう一人の常連客の老紳士やときにはバーテンダーが推理の穴やゴマカシを突いたりして、一筋縄ではいかない凝った作りの作品である。
その中でもとくに好きなのが「自転車泥棒」で、『ななつのこ』全体に通じる優しさが感じられる作品である。また、盗まれた婚約指輪がケーキの中から見つかった「エッグ・スタンド」も、『ななつのこ』の中の「一枚の写真」と共通するものがある。
しかし、ミステリー作品としては、10分前までいた部屋の住人と荷物が消えてなくなってしまったという「できない相談」が、一夜にして一軒の屋敷が消えた謎を解き明かすエラリー・クイーンの名編『神の灯』を髣髴とさせる、加納作品中、随一の出来映えではないかと思う。
掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)より
4488012744



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