(短編集)

魔法飛行



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初公開日(参考)1993年06月
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魔法飛行 (創元推理文庫)

2000年02月01日 魔法飛行 (創元推理文庫)

妙な振る舞いをする女の子、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの大事件……文章修業を始めた駒子が近況報告のように綴る物語は、謎めいた雰囲気に満ちている。ややあって届く返信には、物語が投げかける謎に対する明快な答えが! デビュー作『ななつのこ』に続く会心の連作長編ミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

魔法飛行の総合評価:7.65/10点レビュー 34件。Bランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

まあまあでした

かわいらしい。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

魔法飛行の感想

前作「ななつのこ」の待望の続編第二弾。
前作で主人公・入江駒子は作家・佐伯綾乃に人生初のファンレターを送る。
ついで、自身の身の回りで起きたミステリについても綴ったところ、まさかの返事と解答が。
そして紆余曲折を経て、駒子は瀬尾さんと出会い交流を持つ。
今作では、駒子は日常のミステリを自分なりに物語にして瀬尾さんに送ることに。
瀬尾さんから物語の感想とミステリに対する解答の手紙をもらい、また駒子の物語を送り―・・・そんな二人だけのやり取りのはずだった。
ところが第一作を瀬尾さんに送った後、名無しの第三者から手紙が来た。
彼(彼女)は駒子の物語だけではなく、駒子自身についてもよく知っている様子。
一体全体どういうことなのか―・・・

前作「ななつのこ」は駒子と綾乃さんによる手紙のやりとりという形式でした。
駒子の日常ミステリと作中の「ななつのこ」のミステリ、綾乃さんからの返事兼解答。
そして前六話の伏線が最終話でまとまるといった展開でした。
今作「魔法飛行」は駒子と瀬尾さんの手紙のやりとりですが、前作との違いがあります。
駒子の日常ミステリを、彼女自身が彼女の言葉で物語として書いています。
その物語を瀬尾さんに送り、瀬尾さんが物語の感想とミステリの解答を駒子に送るという形式です。
しかし、名無しの第三者から駒子に手紙が届きます。
三通届くのですが、段々と送り主が追いつめられている様子が見て取れ、さすがの駒子も楽観視できなくなってしまいます。
全四話ですが、前三話の伏線や手紙の謎が、最終話でまとまるといった展開です。

前作が好きな方は、今作も好きだと思います。
前作同様の駒子ワールドです。
駒子独特の感性や比喩表現で物語は綴られています。
物語から、どこか不器用で図太くて、でも繊細で可愛らしさがうかがえます。
十九歳のこどもと大人の境目にいる女の子の、ふとした悩みや不安、傷ついたことは、年が違うにもかかわらず、自分にも思い当たることがあります。
駒子の悩みに思い当たる人、懐かしい人はいると思います。
なぜこんなに心に響くのか、愛おしい気持ちになるのか。
駒子というか、加納朋子氏の言葉はすんなりと心に入って共感してしまいます。

今作も前作同様、駒子の友達の魅力的な女の子たちが出てきます。
みんな欠点も、小生意気なところもありますが、一方で少女らしい繊細さもうかがえ、可愛らしいです。

前作同様、誰かが亡くなるといったことはありません。
人によっては歯牙にもかけない、駒子の日常で起きたささやかな事件が主体です。
しかし、いつだって、どこだって、謎はすぐ近くにある。
本当に大切な謎はいくらでも日常にあふれていて、答えを待ってる。
あまりミステリらしくないようで、しっかりミステリの要素は備えています。
とても穏やかで、ロマンティックな気持ちになれるミステリです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.2:
(7pt)

魔法飛行の感想

大学生、駒子シリーズ第2弾。加納さんのこの優しい世界観、好きです。

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(6pt)

ノスタルジックな雰囲気に救われました。

まるで童話のようなタイトルの本。『ななつのこ』に続く、駒子シリーズの第2作目です。
連作短編のお話で、最後に全編を通した謎が明らかにされます。
一つずつのお話はとても楽しく読めたのですが、間に挟まれる謎の手紙。
いったい誰が、どんな目的で?と気になりながら読み進めて最後の真実。
正直に言うとゾッとしました。
もし現実世界でこれが起こったら?と思うと、どの立場の登場人物でもつらいです。
ちょっとした誤解や間違いで同じようなことが自分の身にも起こるかも、と思うとそれに囚われてしまい、物語に戻れなくなってしまいました。
物語にも二人がどうなったのかが描かれていません。
誤解が解けたとしても、そのために費やした年月は戻ってこない…そんなことを考えながらも、最後のノスタルジックな雰囲気に救われたような気がします。

花筏
12TTSXT9
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未読の方はご注意ください

No.30:
(1pt)

古さはわかるけど

臭いしまっ茶色な本で染みもあり読む気が失せる
魔法飛行 (Golden thirteen)Amazon書評・レビュー:魔法飛行 (Golden thirteen)より
4488012507
No.29:
(4pt)

満足

満足しています
魔法飛行 (Golden thirteen)Amazon書評・レビュー:魔法飛行 (Golden thirteen)より
4488012507
No.28:
(5pt)

美しい言葉

表現が美しくて
文章にうっとりしながら
物語の世界にひたる。
魔法飛行 (Golden thirteen)Amazon書評・レビュー:魔法飛行 (Golden thirteen)より
4488012507
No.27:
(3pt)

あの名解説が!?

まさかまさかです
なんと電子書籍には有栖川氏の名解説が無いんです
紙媒体既読の方はよいのですが未読の方は是非とも文庫版を読んで欲しいです
有栖川氏の解説には魔法がかかっています
魔法飛行 (Golden thirteen)Amazon書評・レビュー:魔法飛行 (Golden thirteen)より
4488012507
No.26:
(4pt)

誰かからの手紙は要らない?

「もっと気楽に手紙で近況報告するくらいの気持ちで」という瀬尾さんの
後押しで始まった、駒子の近況報告をつづった小説を含んだ書簡。
駒子の近況小説にはなぜかミステリーが隠されていて・・・。
それに対する瀬尾さんの感想には、駒子には解けなかったミステリーの絵解き
がさらっと記される。
瀬尾さんの探偵振りが格好良すぎるんじゃないのと思いつつ、連作の短編が
つながって小説全体で一つの物語になっているところはさすが。

ただし、「誰かから届いた最初の手紙」から始まる謎の手紙については、
挟み方が唐突で、最後まで読むまで消化不良のままでした。
構成を凝り過ぎてかえって分かりにくくしてしまっている感もありました。
最後までよめば、しっくりきますが、無くてもいいかも知れません。
魔法飛行 (Golden thirteen)Amazon書評・レビュー:魔法飛行 (Golden thirteen)より
4488012507



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