ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。

ここ“エッグ・スタンド”はカクテルリストの充実した小粋な店。

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。

一般職OL兼名探偵・陶子さんの周りで起こる、不思議な“事件”の数々。月曜から日曜まで、丸の内の一週間は謎だらけ。

小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。

編集者としてバリバリ仕事をこなす山田陽子。

17歳の女子高生、安藤麻衣子が通り魔に刺殺された。

今、注目の女性作家が贈る、七人七色の青春模様。

和子が住む世界と、沙羅が住む世界。二つの異なる世界が交錯する時、何かが起こる──。

この本は、きっとあなたの北極星(ポラリス)になる。

わたし、まだオッケーかな。ガールでいることを、そろそろやめたほうがいいのかな。

私だけのわんこが欲しかった。世界でただ一匹の、私のことが一番好きなわんこと出会いたかった――。

最後にもう一つ、呪いをかけるね。

遠い遠い未来でいい。 あの人に出会えるなら、 いつまでだって待っていられるーー。

あの頃のわたしに伝えたい。明日を、未来をあきらめないでくれて、ありがとう。

軽やかなエナメルの靴音がミステリの幕をあげる

中学一年生の海月は幼なじみの樹絵里に誘われて、「飛行クラブ」に入部する。

引っ越しのために部屋を片付けていた千波 は、読んだ覚えのない一冊の本を見つける。

息子の中学吹奏楽部の活動に巻き込まれたワーキングマザー・陽子だったが……。

サラリーマンから探偵に転身した仁木順平と助手の美少女・安梨沙が営む小さな探偵事務所には今日も奇妙な事件が持ちこまれる。

取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。

就活に挫折して以来ずっと、実家でオンラインゲーム三昧の日々を送る“俺”に転がり込んだ伯父さんの遺産は、離島に建てられた館を丸々一棟。

「人を傷つけてしまうのではないか」という強迫観念に囚われている中学3年生の理子。

「普通じゃないのよ、この家は」 十字屋敷の主人・頼子がバルコニーから転落死して四十九日。

第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞! 精緻でビターな連作短編集 私立探偵として活動するみどり。

児童書を卒業したら、読むべき本がわからない! そんな中高生のために、角川文庫がぜったいにまちがいないアンソロジー小説を作りました。

ここにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。

はやてがあやめさんと出会ったみたいに、人と本だってとってもすてきで、すごく大切な出会いをすることがあるの。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

“ビストロ・パマル”のシェフ・三舟の推理が、思わぬ温かな真相を導く「割り切れないチョコレート」、息子から恋人がストーカー被害に遭っていると相談された探偵が、事件に立ち向かう「鏡の家のアリス」。

家庭では暮らせない子どもたちの養護施設「七海学園」で起きるささやかな事件――繊細な短編群が大きな物語を創り上げる、第18回鮎川哲也賞受賞作。

ある夏の夜、酔って遅く帰ってきた姉から、失恋の顛末を聞かされる。

月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。

夏休みに入って間もない月曜日の朝、学校のグラウンドで生徒の死体が発見された。校舎の窓から転落したと思しき状況。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

ある女のひとを守ってほしい―沢崎の事務所を訪れた十才の少年は、依頼の言葉と一万円札五枚を残して、雨の街に消えた。

東京でピアニストとして活躍していた柏木ユリが音楽教師として長崎にある中五島中学校へ赴任してきた。

コーヒーの香りとともに蘇る、学生時代の思い出とほろ苦い暗号。いまは亡き夫が、俳句と和菓子に隠した想い。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。

失踪した猟犬探しを生業とする探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方を突き止めてほしいという仕事が舞い込んだ。

僕は人形に恋をした。その人形は今、生きて動いて僕の目の前にいるーー。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

不法滞在外国人問題が深刻化する近未来東京。

私はマドレーヌ。犬語が話せるめずらしい猫で、柴犬の玄三郎さんとは夫婦なの。

最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる出版社で初めてのアルバイトを経験する。

しがない中二階なれど魅入られた世界から足は洗えず、今日も腰元役を務める瀬川小菊は、成行きで劇場の怪事件を調べ始める。

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。

待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。

あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。 精神科医の象山は家族を愛している。

「あなたに、悪夢を」 ――火村英生シリーズ、最新長編登場! 「俺が撃つのは、人間だけだ」 彼は、犯罪を「狩る」男。

絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。