モノレールねこ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.25pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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書籍として、弱い家族が頑張る物語。誰もが弱い部分はあるだろうし、ある部分で大なり小なり虚勢を張りながらら生きている。その弱いところを突かれた家族が笑顔を取り戻す物語となっており、わずか応援するところもありながらも、気持ちいい内容かというとそういうでもなく、ほんわかさを求めて読む加納朋子としては、少々読む理由が無い一冊で残念。とはいえ、最後の「バルタン最期の日」は、なかなかにじんわり染み入る作品。 | ||||
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デブで不細工なノラ猫が我が物顔でぼくの家に鎮座していた。 | ||||
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それぞれがなくしたものを抱えながらも、前向きに生きていこうとする人々を描いた心温まる8つの短編たち。特にお気に入りは、デブ猫宅配便がつなぐサトルとタカキの交流を描いた表題作の「モノレールねこ」、ちょっと不思議な偽装結婚がテーマの「シンデレラのお城」、死んだ娘が1年おきに同じホテルの同じ部屋に現れる「セイムタイム・ネクストイヤー」、ザリガニのバルタンが家族を守る「バルタン最期の日」。やっぱり、加納さんの優しい世界はすっと胸に入ってきて癒されます。 | ||||
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取りとめもない日常に愛しさを覚えられるお話ばかりでした。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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11歳の女の子に勧められました。初めての作家さんでした。すごく丁寧な描写で優しい語り口で大人でも楽しめました | ||||
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加納朋子さんの独特な視点と優しさを感じる作品集です。モノレールねこを別の短編集で読んでいましたが、温かいオカルトチックな作品が多かった印象でした。 温かい作風は変わらないなと感じます。 最後に必ず涙を誘う展開にするのも流石です。 | ||||
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ネタバレです。 他の方のレビューにもある通り、表題作の「モノレールねこ」をはじめ大体の収録作品で何か・誰かが死にます。 死なせないといい話書けないの?ってくらい、バンバン死にます。 それで話が面白くなるならまだ救いがあったけど、正直面白くない作品が多いので作中で死んでいった彼らが無駄死にのようで不憫です。 表題の「モノレールねこ」も死にます。そしてそれをダシにして主人公と実は異性だった文通相手との未来の恋愛フラグが立ちます。胸糞でした。表紙を見て一目ぼれして、一番期待していた作品だっただけに残念でなりません。 作品によってはくどい位ダメ親やロクデナシ男の描写がありますが、大して報いを受けずにハッピーエンド風に終わります。カタルシスゼロです。全然スッキリもしなければ心温まりもしないです。(「マイ・フーリッシュ・アンクル」「ポトスの樹」) 男性一人称の地の文がきついです。無理してイキった言葉を使っているような痛々しさというか、見ていて辛い気分になります。(「ちょうちょう」「ポトスの樹」) 大体がネガティブな感想を持ってしまった作品群でしたが、娘を亡くし心を病んだ母親が思い出のホテルで死んだはずの娘と再会するお話「セイムタイム・ネクストイヤー」だけは良かったです。でも多分同作者の作品はもう読まないと思います。 あらゆる登場人物が作品のための装置というか空虚で、全く感情移入できません。 | ||||
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タイトルから子供向けの本かと思いきや、よい意味で裏切られました。どの話もありそうでなさそうな、切なくて胸の奥がちょっと痛くなるような話ばかりでした。 少し年を重ねた大人には響く話。人によって好き嫌いがわかれるかもしれませんが、 泣きそうな話でありながらふんわりと心が温かくなる加納さんの作品が私はだいすきです。 | ||||
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この短編集では、猫をはじめ、犬、ザリガニなどの動物が登場するが、そのいずれもが死ぬ。 どれも短い話であるだけに、作者として簡単に彼らを殺してしまうのがどうにも受け入れがたかった。 おそらく物語で誰かが死ねば簡単に読者を感動させられるとでも思っているんだろう。 あと、表題作には「モノレールねこ」を捨てようとする場面があるが、これはれっきとした犯罪である。 犯罪行為を物語で描くこと自体は批判するつもりはないが(とりわけこの作者はミステリ作家だし)、登場人物たちに微塵の罪の意識も葛藤も感じられないというのは、作者の品性を疑ってしまう。 | ||||
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