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(短編集)

モノレールねこ



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【この小説が収録されている参考書籍】
モノレールねこ
モノレールねこ (文春文庫)

モノレールねこの評価: 7.25/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.25pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

モノレールねこの感想

デブで不細工なノラ猫が我が物顔でぼくの家に鎮座していた。
お母さんは怒り心頭で、ぼくとお父さんは猫を遠くに捨て置いた。
ところが、後日また猫は我が物顔で鎮座していた。
なかったはずの首輪付きで。
誰がこんな猫を飼うのか興味を持ったぼくは、猫の首輪に手紙をはさんでみた。
すると、後日猫の首輪に返事がはさまっていた。
それから猫を通じた文通が始まった。
文通相手はタカキという別学区の同級生。
首輪は飼っているからではなく、保健所対策。
猫の名前はモノレールねこ。
文通が楽しくなってきたところで、猫は車に轢かれて死んでしまった。
これで文通は途絶えたが―・・・。

ほろ苦くも、じんわり心温かくなるような短編8本です。
加納氏は日常の些細な謎を優しいメッセージと共に記すのが上手な作家というイメージですが、本作においてはミステリ要素はほぼないと思います。
当然ながら好き嫌いもある一冊だと思います。
素直に感動する人もいれば、共感できずつまらないと感じる人もいるでしょう。
正直、良い話と思うものもあれば、良い話っぽくまとめすぎと思うものもあります。
カバーのあらすじには「大切な人との絆」とありますが、絆は言い過ぎかなと思います。
あまり難しいことを考えず、ちょっと軽めで穏やかな気持ちになれる本を読みたい人にオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

モノレールねこの感想

それぞれがなくしたものを抱えながらも、前向きに生きていこうとする人々を描いた心温まる8つの短編たち。特にお気に入りは、デブ猫宅配便がつなぐサトルとタカキの交流を描いた表題作の「モノレールねこ」、ちょっと不思議な偽装結婚がテーマの「シンデレラのお城」、死んだ娘が1年おきに同じホテルの同じ部屋に現れる「セイムタイム・ネクストイヤー」、ザリガニのバルタンが家族を守る「バルタン最期の日」。やっぱり、加納さんの優しい世界はすっと胸に入ってきて癒されます。

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(8pt)

何度も読み返せます!

取りとめもない日常に愛しさを覚えられるお話ばかりでした。

yaa
7RGVOVMO

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