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掌の中の小鳥



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掌の中の小鳥の評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

掌の中の小鳥の感想

学生時代、1つの謎と共に失恋した〈僕〉。
社会人となり、その謎は解けたが、その真相は〈僕〉に苦い思いを抱かせる。
孤独ややるせなさを感じながらパーティーに参加すると、そこには真っ赤なワンピースの天使が。
〈彼女〉と連れだって入った店は〈エッグスタンド〉。
女性バーテンダーが切り盛りする、カクテルリストの充実した小粋な店である。
若いカップルは〈エッグスタンド〉を舞台に、些細な日常の謎と共に距離を縮めていくー・・・

全5話からなる連作短編集。
〈エッグスタンド〉を舞台に、春から冬にかけ、若いカップルが距離を縮めていく様子が日常の謎と共に描かれています。
ミステリというより恋愛小説の印象が強いです。
女性作家らしく、女性の描写か上手です。
特に感情的で弱いようで、したたかなところがある、魅力的な女性。
文体も柔らかく、情景描写や比喩表現は美しいです。
例えば、〈エッグスタンド〉に飾られる季節の花々、カクテルの名前や色、そしてモザイクな街とビビッドで真っ赤なワンピースなど。
読後は爽やかで、恋愛っていいなと思えます。
恋愛は面倒で見苦しいこともありますが、そこがいいと思える作品です。
ただ、個人的にはミステリとしても恋愛小説としても、駒子シリーズの方が好みです。
今作のヒロインと駒子は大分タイプが異なります。
私はどちらかというと駒子寄りの性格なのか、駒子の方が共感できます。
私は駒子の初々しさが好きなのですが、今作は大人の恋愛なため、どこかスマートです。
そのためか、よくも悪くもさらっと軽めに読めます。
それにしても、結局人というか、女性の心が一番の謎かもしれません。
そして恋愛は先に惚れた側が負けとはよくいったものだと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.1:
(7pt)

掌の中の小鳥の感想

バーで飲みながら、推理する日常の謎の魅力。やっぱり、この世界は最高!

ジャム
RXFFIEA1

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