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(短編集)
スペース
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スペースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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前2作のファンですが、個人的には読まなくても良かったかもしれない…。序盤の手紙の内容は長過ぎて苦痛に感じました。 バックステージの内容も、そんな度重なる偶然ってあるのかと物語ながら思ってしまいました。 | ||||
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途中どういう話しかと思って読んでいましたが、最後の部分を読み進めていくと、だんだんと心がホッコリして来ました。 | ||||
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昔読んで良かったので欲しかったんですけど、kindle版が文庫版より高いってどうなんですか?貸し借りしたり売ったりできないから同額でも納得できないところなのに、高い意味が判りません。紙代製本代輸送代引いて半額ぐらいにならないと電子書籍は普及しませんよ。 | ||||
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本書だけでも一つの物語として読めるとありましたが、厳しかったです。ちゃんと調べて順番に読めばよかった。 ひたすら手紙だけが続く時はいつまで続くんだ…ってげんなり。 著者の作品は好きなものが多いので、早速ななつのこを求めてきます。それでも手紙のターンは長過ぎましたが。 | ||||
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「ななつのこ」と「魔法飛行」の裏にはなにがあったのか? というある種、舞台裏を描いた作品です。 これまでの駒子シリーズを読んできた読者へのファンサービス、といったところでしょう。 物語の構成はWeb連載だったということもあってか、加納朋子さんの小説にしてはかなりトリッキー。 途中50ページほどふた昔以上前の女子大生の手紙を読まされるのは、正直きつかったです。 そういうわけですので、前出の二つの小説を読んできた方なら買い。 そうでないなら前シリーズの二冊をコンプリートしてからどうぞ。 それから…岩手にかつて住んでいた身としては言わせていただきたい。 花巻から岩手山はくっきり見えませんよ!!!! | ||||
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本書は『ななつのこ』『魔法飛行』に続く駒子シリーズ第三作(「番外編」と言った方が適切かもしれない)で、これまでの2作品が連作短編であったのに対し、本書は前半が『スペース』、後半が『バックスペース』の二部構成の作品で、駒子シリーズということで期待したのだが、残念ながらミステリー作品としては期待外れであった。 とくに本書の前半は、一応、謎解きを含んではいるのだが、少なくともミステリーファンならどういう謎が手紙に隠されているのかはおおよそ見当がつくし、読み物としてみたときもどうでもいいような手紙が長々続き、退屈極まりない。 しかし後半に関して言えば、(もはやミステリーでも何でもないが)読み物としては作者の持ち味が活かされた、せつなさというスパイスをちょっぴり加えた優しさにあふれた作品である。 後半の主人公を後押しする駒子の「ゴーサイン、だね」の駄洒落に口元も心も緩み、「今日も岩手山がきれいです。」と駒子あての手紙で締めくくるラストも爽やかで心地よい。 なお、最も注目すべきは後半に登場する「速水くん」で、彼のシチュエーションが本書の一番の成功だろう。 | ||||
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本屋さんで文庫化している本書を見た瞬間、とにかく感謝の気持ちで一杯になりました。図書館で読んで以降、読みたくなっては図書館がよいの日々からやっと開放される日が来ました。ありがとうございます。 「スペース」は駒子シリーズの3作目の作品ですが、私は一番好きな作品です。収録されている2編のうち1編のほとんどが手紙というかなりサプライズな内容ですが、手紙は1作目から本シリーズの重要なキーワードなので違和感なく読めます。 毎回、題名と内容がかなり深くつながるシリーズなのですが今回は「スペース」。宇宙・空白・居場所……いくらでも世界は広がります。 どこまでも広がってゆくスペースに慄きながらも、最後にはホッコリと暖めてくれるところに加納さん(+駒子と瀬尾さん)の優しさを感じます。 | ||||
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本書は「ななつのこ」、「魔法飛行」に続く、駒子シリーズの最新作。「スペース」という中篇と、その裏側の話である「バックスペース」という2本の中篇で構成されている。 前の2作は日常の謎をメインに据えたミステリ色の濃い作品だったが、この「スペース」は完璧な恋愛小説に仕上がっている。 しかし作者が加納朋子である以上、そんじょそこらにある恋愛小説とは一味違う。 「スペース」とは「空白」? いや、違う。 「スペース」とは、「場所」 自分の正しい居場所を見つけた駒ちゃんの物語、「バックスペース」を読み終えた後に残るのは、心の中に爽やかな風が吹いてるような気持ち。 だからオレは加納朋子が「好きな作家」ではなく、「愛してる作家」なのだ。 | ||||
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待っていました駒子ちゃんシリーズ第3弾。 単行本で読むことを我慢し、文庫本が出るのをずっと待っていました。 待ってた甲斐あった〜。 「ななつのこ」「魔法飛行」は駒子目線で書いてあったんですが これは駒子目線(表)ともう一つ(裏)、違う人から見た駒子。 駒子目線を普通に読んでいた私たちにとっては「こうも違うものなのか」と愕然(笑)としました。 どちらの話も素敵で、謎が氷解していき、そしてそのあとのじんわりした温かさ。 この作者ならではです。 読み終えて表紙を見て「ああ、だからペンギン」と変に納得もして。 ただあとひとつ、瀬尾さんの以前の顔も少し知りたくなってきました。 続編があったらいいなぁ〜。 | ||||
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加納朋子さんのデビュー作「ななつのこ」から続く駒子さんと瀬尾さんのシリーズ。最初「ななつのこ」を読んだ時には、ふんわりとした書簡形式のやり取りがいいなぁと思いつつも、北村薫さんの円紫師匠と私シリーズのようでなんとなく印象が薄かったんですね。どうしても駒子さんと私のイメージが重なってしまって。 「魔法飛行」以来、しばらくでてないなぁと思っていたら、やっぱりそうでした。久方ぶりなんですね、駒子さん。 で、この「スペース」。前2作とは違って、瀬尾さんに駒子が送った手紙が妙に長くてビックリ。でもすぅ〜っとふんわりとしてしまう話は今までと変わらなくて楽しく読んでいたらツンと背中をつつかれるような「転」がありました。もう、これは本当にマジック。死人がでなくても、探偵が現れなくても素敵なミステリーはやっぱり素敵です。 そして、2つ目のストーリー、バックスペースではスペースで描かれた舞台がくるりと回転して、今まで観ていた方向とは別の方向にまた素敵な舞台があることを気づかせてくれます。ラストは最後まで読んだ読者へのご褒美のマジック…… 加納朋子さんの魅力が見事に詰まった一冊。できれば「ななつのこ」「魔法飛行」を読んで、この世界を楽しんで欲しいなぁ。 | ||||
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長い長い手紙。そこに書かれているのは毎日の何気ない日常。だが瀬尾はいつものように そこに隠された真実を探り当てる。誰が書いた手紙なのか?その謎が分かったときもそれ ほど意外な感じはしなかった。「スペース」は平凡なストーリーだと思った。だが、 「バックスペース」を読むと、「スペース」自体が深みのある物語へと姿を変えた。作者に 見事にやられた!「スペース」の裏にこんな物語が隠されていようとは思わなかった。 ミステリーとしても、恋物語としても、どちらにしてもとても素敵だ。ラストは絶対に ニヤリとするはず。瀬尾と駒子がはたしてこれからどうなるのか?次回作も期待したい。 | ||||
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この人は言葉の使い方がうまいなあ~と感じます。ななつのこなどの入れ子型的な構成のみgとさとかもいいけど、スペースは恋物語としてとってもすてきな話だと思います。人とのスペース=距離感はなかなか難しいですよね。 | ||||
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駒子シリーズ第3弾です。駒子シリーズを読まれている方は、本当に楽しめる作品になっています。同じ時間を、別の人物の視点から描いたものもあり、とてもおもしろかったです。日常の中に潜む「謎」とても透明感のあるミステリーだと思います。ミステリーだけど、心がほっとする。そんな作品です。 | ||||
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タイトルは有栖川氏の加納作品へ寄せられた書評を引用させていただきました。「ななつのこ」「魔法飛行」とも「ああそうだったのか~」と毎回驚かされ、そして読み終わるとふんわり暖かい気持ちを駒子と瀬尾さんからもらっていたのですが、今回はいつにもまして「ああやられてしまった・・・」という気持ちでいっぱいです。スペースが意外にすんなり終わったのに!バックスペースのラストで思わずニヤリとしてしまったのは私だけでは無いはずです。本当に加納作品は心地よい魔法(マジック)を読者に見せてくれます。作品の中にに散りばめられている「謎」を自分で見つけて解いても良し、私のように最後で種明かしされて驚いても良し、ですよ。 | ||||
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「ななつのこ」「魔法飛行」に続く駒子シリーズ第3弾!殺人や争いといったものが存在しないミステリー・・・。日常の中にある不思議なことを切り取って描く温かな作風。相変わらず加納さんのミステリーは品があります。今回はミステリーの要素も残しつつ、駒子ではないもう一人の女の子の恋愛も絡めて物語りはすすんでいきます。前半の「スペース」は手紙を主とした謎解き。後半の「バックスペース」は前半をうけ、手紙を書いた女の子の恋の物語です。手紙に潜む謎、手紙にある≪スペース≫の意味。スペースを空けるには 必ず何らかの意味がある。文字通り何もない空間なんて宇宙にだって存在しない。そこには必ず何かある。だから手紙の行間に空けられたスペースにもきっと意味がある。その解釈と謎解きも素敵なんだけれど、私は今回は「バックスペース」の恋物語に心打たれました。偶然に偶然が重なり、そしてはじまる恋・・・。何もなかった女の子が自分の人生を見つけていく姿。人生は自分で切り開いていくべきものだけど、チャンスは思わぬところに転がっている。それを見つける力も大事なんだな~と感じ、あたたかい気持ちになりました。 | ||||
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私が駒子の物語に出会ったのはもう随分前のこと。本屋で表紙に惹かれたから。帯の言葉に誘われて、ふと手に取ったのでした。今思えば、出会いと言うに相応しい出会いだったなぁ。実際に読んで、駒子にはとても親近感が沸きました。なんて愛くるしいキャラクターだろう!それは、何年たっても変わらず、ご健在。今回は外から書かれることによって、よりその可愛らしさが際立ってます。手紙や会話の行間、語られなかった空白という「スペース」。それに呼応するような「バックスペース」。この二つのお話は、私の中でとてもいとおしい世界として存在しています。何気ないストーリー展開に思わぬトリック(大袈裟)、というか伏線が仕掛けられていて、途中泣いたり笑ったり、最後は後味のよいお話です。”生きていればきっと、逃げ出すよりほかに道がないときだってある”一度打ち込んだ文字を、バックスペースキーで消したって、少しくらい後戻りして、やり直したって、いいんじゃない?そんな、かっこ悪い私たちを励ましてくれるような、こころあたたまる物語でした。なんだか、もう一度読み返した方がよさそう。 | ||||
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懐かしいなあ、嬉しいなあ、久しぶりだなあ、いろんなことを思いながら、駒子シリーズ第3作を読みました。加納さんの持ち味というべき、さりげない日常の謎が快くて、楽しめました。「スペース」という言葉に込められた意味のあれこれを考えながら、ちょっとほろっときたり、にんまりしたり。瀬尾さんと駒子ちゃんの、恥じらいを秘めた恋心も、淡くにじみ出るようでいいなあと思わせられました。淡々と綴られているようでいて、実は周到に用意された<謎>が人の心まで浮き彫りにして、感動を連れてくるのでした。「バック・スペース」は「スペース」と、いわばネガポジのような関係。駒子ちゃん自身は語られるほうの立場ですが、これがまたおもしろかったです。切なくて純情な一途な恋心が、実に爽やかに心に沁みました。取り柄のない普通の女の子が、たった一人の大事な人を見つけること、人生に意味さえ見いだす力が恋にはあって、読みながらまどかちゃんを応援している私がいました。謎や疑問が解かれる楽しみにまして、私が加納さんの作品を好きなのは、こうした何気ない日常の中で、思い悩み、かっこ悪くたって何だって、一生懸命に生きようとする登場人物に注がれる、加納さんの温かいまなざしが心地よいからなのです。 | ||||
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やはり、前ニ作を読んでからこちらを手に取った方がより、楽しめるとおもいます。そこここにぽろぽろと落ちている小さな事柄が『はっはーん、こう来たか!』と終わりに近づくにつれ、釣り上げられてきます。 また改めて、一作目から読み返したくなる本です。この一冊だけでも、何度も読むと意外なところに、謎解き(?)のカギが落ちていたりして本当に、するめのように……どんどん味が出てきます。後味が良いので、手元に一冊いかがですか。 | ||||
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「魔法飛行」から早何年たったのでしょう・・・。加納朋子さんのデビュー作にして代表作、駒子シリーズの第三弾です。今回はあんまり駒子ちゃんは表立って出てきませんが、他の人から見た彼女も新鮮でした。この作品だけでも読めますが、やはり「ななつのこ」「魔法飛行」と続けて読むのをおすすめします。謎自体はあっさりしているのでミステリ好き以外の方でも読みやすいと思います。 | ||||
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